銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

ポーランド時代の、キュリー夫人

2010-02-17 22:21:30 | Weblog
 私がこどものころは、短縮した物語としての伝記が、小学校の図書室とか、中学校の図書室に、たくさん置いてあったものです。

 今、思うと、物語としては、やや、単純に書いてあったでしょう。やはり、大本の本を読むほうがよいのは確かです。だから、子供なら、子供向けに書かれた、たとえば、リンドグレーンとか、ケストナー、そして、最近では、学年別に向きも、付記されている本物の童話が数多く出ています。それらを読むほうが、子ども自身も楽しいのだと思います。

 でも、この間、55年ぶりぐらいに小学校時代の読書感想文ノートが出てきて、それをめくっていたら、『リア王』か、何かのリライト版の著者が、水上勉氏であったのを知りました。それについて、いろいろものを考えさせられました。『そうか、こういう形でライターとしてお金を稼いでいらっしゃった時代もあったのだ』と、感慨深かったのです。

 芸術とか、創作に携わっている人が、プロとしてお金を稼げるまでになるまでは、いろいろあるのです。それのひとつの表れだから・・・・・

 それともうひとつ、日本が貧しくて、そして、海外との交流が、ジェット機のある今ほどは自由ではなくて、版権とか、原作の入手が大変だったと、推察します。

 でね、そういう本物の童話が、たくさん出版されると、同時に全集形式だった、リライト版は、消えていったと思います。伝記類も消えて行ったでしょう。
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 だけど、あの伝記類を読むことって、こどもにとって、非常に重要なことのような気がします。どなたか、名前を覚えていないけれど、同じことを発言をなさっておられました。

 忘れられない、偉人としては、二宮金次郎、野口英世、キュリー夫人などがあります。

 二宮金次郎は、誠実という観念を教えてくれた人です。野口英世は、母の愛にこたえることが業績につながるということと、日本で駄目なら世界へ出て行けばよいということを教えてくれた人です。

 そして、キュリー夫人は、国というものが自分を支えたり、守ってくれるということを教えてくれた人です。
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 韓国のひとへ、日本の苗字をつけるように強制したり、日本語を使うように強制したのは、本当に申し訳ないことでした。ただ、ここで、こうお話しても、すぐ、それを持ち出して、日本を、責め立ていじめるような方向へ、向かわれるのは困ります。

 特に「靖国参拝を反対すること」と、「従軍慰安婦の補償をせよ」とのキャンペーンを張られるのは、既に戦後66年たつのだから、「もう、ごめんこうむりたい」と、思いますが、心の中では、本当に申し訳ないことだと考えています。

 そして、ここで、また、挿入になりますが、その戦争中の悪の責任は、国民すべてが負うべきで、朝日新聞社の主張のように、A級戦犯にだけ、かぶせるわけにはいかないでしょう。

 で、韓国の人々に申し上げたいことは、・・・・・いまは、お国は、真実の独立国として、ほとんど、自由にいろいろなことがおできになり、いわゆる、戦略としても国民を守る方法を首脳陣は、考え出すことができるのですから、本当に幸せな有様です。だから、他国にいろいろ、いちゃもんをつけるのは止めていただきたいということです。

 お国は中国ほど大きくは無く、民族も単一ですから、誰かの不満をそらすために、仮想敵国を作る必要も無いからです。
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 そういう国から見ると、今の日本は、つらい国です。国民は、本当は眠らされているが、なんとなく、不安を持ち、不幸だと感じています。

 そういう私から見ると、ポーランドで少女期を過ごしたキュリー夫人の、学校時代の話はまぶしいほどのものです。その当時の実質的な宗主国であるロシアやドイツから、ポーランド語を使うのを禁止されていたので、隠れて、先生も生徒も一緒になって学習していたのです。

 大変緊迫した状況が、リライト版みたいな小さな本からもうかがわれました。

 今の日本は豊かです。誰も緊張感に満ちては居ない。特別に追い詰められた若い人たち、たとえば、コンビニの店長として、深夜まで働かされて、お弁当(総量は、少ないです)を買ってきて一人で、電球のしたで食べて、何の楽しみも味わないで、さっと寝るような生活をしている人は、緊張をしているでしょう。が、先生と一緒になって、「こういう方向で戦いましょう」というような、明日への希望を見出せないで居るでしょう。

 さあ、今日は、これだけを書いて、ぽんと、終わりましょう。何かの結論は、あえて、出さないで。それを、お許しくださいませ。 2010年2月17日に書く、送るのは、18日に。
                                  雨宮 舜
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