新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

迷惑電話:取り締まれないものかしら?

2009-11-01 22:11:06 | Blogを書く理由
こんばんは。

当直中です。今日もそこそこ忙しく働いております。

バタバタしているなか、昨日の白血病の患者さんの血液像をみていました。

自分でやると若干、染色が弱いと思いましたが、診断としてはM3ですね。

明日、マルクをして…診断確定ですかね。

さて、そんな中。今日は二件の勧誘電話がありました。
その内の一件。「ようこう」なる会社は六回も電話かけてきて、鬱陶しいったらありゃしない。

こういう電話を取り締まって欲しいものです。

因みに調べるとひどい会社のようですね。

勧誘したいのか、何なのかわからない。

0454443270
0454443271
から、電話がかかるようです。誰かどうにかしてほしいです。

さて、それでは折り返し地点ですのでこのまま頑張ります
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昨日も全日、今日は当直

2009-11-01 07:56:43 | Weblog

おはようございます

 

昨日は大荒れの一日でした。通常通りに病院に行き、仕事を終えて14時くらいに帰ろうとしたところ当直から電話がかかってきました。

 

「先生、白血病みたいな患者さんの緊入要請が来ているのですが・・。今、とても大変な患者を抱えていて対応できません。」

「わかった、そっちはやっておくから」

 

で、話を聞くと50代の女性の方で、恐らく急性白血病でよさそうでした。肺炎を合併しており、状況が悪そうだったのですぐに受け入れるようにしたのですが…救急車が来るまで30分かかるということでした

 

「なんか大変そうだったから、救急車来るまで手伝ってやるか」

と思い、救急外来に行ったら・・・・・

 

 

おおぅ・・・・

ショック状態。しかも…何のショックだ?

 

朝まで酒飲んで、意識が回復しなかった?

そのまま逝ったら、そのまま逝ったで幸せかもしれないが・・・・

 

 

全開で輸液落とせ」(僕)

「それがDMの関係で血管がぼろぼろで、手背に24Gしかとれません」

「もう一本とれ」

 

当直と当直研修医の二人で対応できる代物ではないな・・・・ということで・・・。とりあえず、研修医全員を呼び集めました

救急部は僕が来た時点で転落の対応を開始したから、無理だろうし・・・。

「一人は残って白血病の対応に付き合ってくれ。他3名は当直とともに個室を確保して適宜適切な対応を・・・・」

 

 

急性白血病の患者さんの対応が終了したのは17時くらい。あとは大雑把な指示を出して、緊入したもう一人の対応をしていました。

 

 

「これ救命するなら、UKカテーテル入れて透析するしかないぞ?」

「ですよね・・・・」

「血小板がもう少し下がっていたらTTPを疑うのだけど・・・・」

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無尿で体温32℃台に下がってしまっている。既に多臓器不全。

 

凝固系・・・きっと破綻しているだろうな・・・。

 

「しょうがない。凝固系のカスケードは機能しないかもしれないが・・・救命のためだ・・・。UKを入れておこう

 

といって、UKカテーテルを挿入。これで中心静脈ルートとして輸液管理もできるし、いざとなれば透析も回せる。

 

いろいろな状況が悪かったのですが、救命確率はすこぶる低いぞ・・・。pH6.7とかだし・・・・。メイロン突っ込んでも、突っ込んでもpHが上がってこない。

 

呼吸状態も悪化し、挿管しないといけないようになりました。

 

「挿管するなら、挿管するところまで付き合うから・・・・」

という話をしていましたが、最終的に患者さんの奥さんだけではなく、他の関係者が来て難しい状態だということを知り

「これ以上の処置は望みません」

 

という話になり、結局お亡くなりになられたようです。 結局、この関係で当直でもないのに夜までかかり、そして今日はその当直と交代で当直についたりするんですよね

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

それでは、そろそろ行ってきます

コメント (2)
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