こんにちは
今日はブログ用記事の作成(説明シリーズ)を作ったり、EZR(フリーの統計ソフト:自治医大血液内科教授の神田先生が作られた)をMACにダウンロードして、少し解析をしていました。
解析していたのは少人数ながら禁煙外来で禁煙の成功失敗に関連する因子がありそうだなと思ったので、ちょっと調べてみただけです。
有意差がついたのは「家族に喫煙者がいる」「2回目の受診時の呼気一酸化炭素濃度が>10ppm」でした。まぁ、家でタバコを奥さんが吸っていたら、なかなかやめられないよね・・・。
ちなみにICOSだと呼気一酸化炭素濃度が上がらないのですが(その他、タバコで白血球が増えていた人は、ICOSに変えたら正常範囲に下がりました)、ニコチン依存から脱却するわけではないですよね。
ということで、こちらの記事です。朝日新聞です。
電子たばこで禁煙「成功率低い」 国立がん研究センター
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171217-00000006-asahi-soci
12/17(日) 8:13配信
「電子たばこ」を使って、紙巻きたばこの禁煙に取り組んだ人は、電子たばこを使わなかった人に比べて禁煙成功率が低い――。国立がん研究センターによるネット調査でこんな結果が明らかになった。担当者は「禁煙目的で売られているものもあるが、その手段として推奨すべきではない」と指摘する。
(以下略)
そもそも電子タバコも喫煙だよね・・・(汗
電子タバコも紙巻きタバコほどではないとするものの、健康の害は報告されています。
呼吸器学会の声明(http://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/photos/hikanetsu_kenkai.pdf)
ただ、電子タバコに変えた方は健康上の理由など、何か理由があって変更されたと思います(少なくとも紙タバコをやめようと思った)。「これで禁煙」と思わなければ、タバコをそのままスパスパ吸っている方よりも良いような気がします。少しでも周りに害が少ないもの、自分に害が少ないものと思って紙から変えられたと思いますので。そういう意味では素晴らしいと思います。
ただし、電子タバコに変えたことで満足してはダメだと思います。もうワンステップを進める気力があれば、禁煙できるのではないかなと。電子タバコが禁煙でないということを認識できれば(笑
ちなみに僕の禁煙外来でICOSなどを使っている患者さんの禁煙成功率は今のところ100%です。期間が短いので1年後はどうなっているかはわかりませんが(笑
職場の人に鍋会に呼ばれているので、今から出発します。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。
P.S 今日は宇宙への旅立ちの日ですね。半年間頑張ってきてほしいです。
金井飛行士 打ち上げ基地へ
12/17(日) 12:14配信
(以下略)
P.S2