こんばんは
今日も一日終わりました。
本当は研修医軍団を飲みに連れていこうかと思っていたのですが、また新たな動きがある患者さんがいるためちょっと中止です。
何かありそうだと思うと飲みに行くのもできないし(当然だと思う人も多いのでしょうけど、せっかく送別会をしようと思っていたのが立ち消えになるのは悲しいものです)、かなり自由を束縛されるものです。
とりあえず再度安定しましたが、まだまだ油断はできません。
そして一番怖いのがこれから年末にかけて・・・。研修医が交替し、まったくわからない研修医が再びやってくる。
またバックアップが大変になりそうだよ・・・・。
今日の外来は30名以上の予約がありましたが、緊急入院するような患者がいなかったせいか新患もいましたけど、16時くらいに終了。その後少し腹ごしらえをして、紹介状の返事書きなどをしていました。
すると
「コードブルー、コードブルー○○」
とか放送が・・・
「近くだな~」
と思ったので走って行ってみると、アナフィラキシーでした。心停止かと思っていったので、少しホッとしました。
メインルートは取られていましたが、ボスミンの皮下注はされておらず。 紆余曲折がありましたが、30~40人くらい集まってきたので、ボスミンの皮下注をして後は主治医だとかの集団にお任せして外来で仕事を再開しました。
こういうとなんですが、アナフィラキシーの対応に自信がない状況なら、「エピペン」キットでも置いておいた方がいいのではないかと思ったりします。
まぁ、これは本当は自己注射キットだから使い方が違いますけど・・・その方がいいような気がします
あと、コードブルーという表現で医師を集めても、主軸になる医者がいなかったらただの烏合の衆でしかないからやめたほうがいいような気がしますね、あれ・・・。
初めて最初の方から対応するタイミングで参加しましたが、最初にいた医者が妙な指示を出したら、普通に否定した上で勝手にやってしまいましたし(ボスミン皮下注0.3mgとか)…あれだけの医師が集まっても意味がないです。
指揮系統は一本化しなくてはいけない。ある程度、急変慣れしている医者(僕もそうなんでしょうけど)が主軸を取ればいいのでしょうけど
システム作りをした方がいいですね。あれはw
さて、今日の記事ですが昨日の麻生総理の発言に対していろいろ動きがあったみたいですね。
まぁ、そうなるとは思いましたが・・・。
首相発言に抗議―全医連
11月20日18時10分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000007-cbn-soci
麻生太郎首相が11月19日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師不足に関連して「社会的常識が欠落している人(医師)が多い」などと発言した問題で、全国医師連盟(黒川衛代表)執行部は20日、
「一国の総理大臣としての資質を疑われるような発言は控え、医療崩壊を加速させる医療費抑制を転換し、診療環境の改善を図る医療政策を推進することでリーダーシップを取っていくことを要望する」
などとする声明文を発表した。
声明文は、麻生首相の発言が過労や経営的苦境の中で患者のために努力する勤務医らを大きく落胆させたと指摘。多くの医療関係者や超党派国会議員らが医療の再生に向けて行動する中、二階俊博経済産業相の「医師のモラル」発言に続き、こうした発言が出たことは、陳謝したことを差し引いても看過できるものではないとしている。
麻生首相は同日、日本医師会の唐澤祥人会長と会談し、自らの発言を陳謝した上で撤回したとされる。
-------------------------------
と、全医連から声明が発表されていました。
この最後の文章の会談に関してはこんな記事が・・・
「医師常識欠落」発言を撤回=日医会長に陳謝-麻生首相
11月20日15時53分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000132-jij-pol
麻生太郎首相は20日午後、日本医師会(日医)の唐沢祥人会長と首相官邸で会い、「社会的常識がかなり欠落している人が(医師に)多い」などとした自身の発言について、「価値観が違うことを強調したかったが、まったく言葉の使い方が不適切だった」などと陳謝し、撤回した。
会談を受け、首相は同日夜、首相官邸で記者団に対し「丁寧に真意を説明し理解をいただいた」と述べた。また、「新聞記者の挑発に乗ることなく務めなければいかん、と電話をしてきた人もいっぱいいた。発言は慎重にというご意思を大変ありがたく受け止めさせていただく」と述べ、自身の発言に慎重を期す考えを示した。
唐沢氏は、発言に抗議するために訪れたもので「医療現場は、常識では考えられない過酷な労働環境にある」と現状を説明、「国政を代表する総理のあまりにも認識を欠いた軽率な発言は、耐え難い環境で医療現場を守る医師の真摯(しんし)な努力を踏みにじるものだ」と首相を批判する抗議文を提出し、謝罪と発言の撤回を求めた。会談後、唐沢氏は記者団に「(首相には医師を)できるだけ励ましてもらいたい」と語った。
-------------------------------
そもそも、麻生首相と価値観が違うことを強調すると…社会的常識が欠落しているということになるのだろうか?
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
面白い人だなぁ・・・・
つづいて・・・
日本医師会「衆院選への影響不可避」 首相の不適切発言で
11月20日19時29分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000574-san-pol
麻生太郎首相は20日、全国知事会議で「医師は社会常識がかなり欠落している人が多い」と発言したことについて、日本医師会(日医)の唐沢祥人会長と首相官邸で会談し、自身の発言を謝罪し撤回した。ただ、全国の日医会員からは日医執行部に対して「自民党支持をやめるべきだ」との抗議が続々と寄せられており、日医側は同日の記者会見で、次期衆院選への影響は避けられないとの見方を示した。
会談で、唐沢氏が提出した抗議文によると、首相発言について「特定の職業を名指しして、根拠なしに差別するものであり、激しい憤りを禁じ得ない」と厳しく批判。10日に二階俊博経済産業相が医師不足の原因を「医師のモラルの問題」と発言したことに続き、麻生首相が同趣旨の発言をしたことに対しては「奈落の底に突き落とされた思い」とした。これに対し、首相は「不適切な言葉の使い方だった」と陳謝した。
会談後、厚生労働省で会見した日医の竹嶋康弘副会長は、首相の謝罪に対し「しっかりした返事だった」と一定の理解を示したが、次期衆院選への影響について中川俊男常任理事は「謝罪があったからといって全国の会員が納得するとは全く思わない。(影響が)少なくないどころか、かなり出るのではないか」と指摘した。
日医では、19日の首相発言後、全国の会員から数十件の抗議メールが執行部に届いており、今後、現場レベルで自民党離れが進む可能性が出ている。 |
-------------------------------
まぁ、医者という職業を馬鹿にした発言ですからね。まぁ、気にもしませんけどw
つづいて・・・
首相発言は不適切と官房長官=医師不足問題、自民・大島氏も苦言
11月20日11時40分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000080-jij-pol
河村建夫官房長官は20日午前の記者会見で、医師不足問題に関連して「社会的常識がかなり欠落している人(医師)が多い」とした麻生太郎首相の発言について「医師不足、特に周産期医療で不幸な事例も起きた責めをすべて医師団に(負わせる)という問題でもない」と述べ、首相発言は不適切だとの認識を示した。
河村長官は「(首相自身が)謝罪したので、あれこれ言うつもりはない」としつつも、「政府は一丸となって、産科・小児科、救急医療の医師を確保しなきゃいけない。勤務医環境の改善が必要だ」と強調した。
また、自民党の大島理森国対委員長も同日午前の党正副国対委員長会議で、「昨日から首相のいろいろな発言があったが、首相に対して『言葉は大切である』と申し上げなければならないこともある」と述べ、首相は発言に注意を払うべきだと強調した。大島氏は総裁選で首相を支持するなど盟友関係にあり、異例の苦言を呈した形だ
-------------------------------
システム作り頑張ってください。ただ、勤務医だけでなくて、日本の医療全体が崩壊しかけていますし・・産婦人科、小児科、救急だけではないですから・・・
この人たち、駄目だな・・・ たぶん。
最後にこちら・・・産経新聞から・・・
麻生首相の医師批判発言 与党からも疑問の声
11月20日19時33分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000575-san-pol
麻生太郎首相の医師批判発言に対しては、自民、公明両党からも疑問の声があがった。
20日の衆院総務委員会では自民党の若手、橋本岳氏が取り上げ、首相と親しい鳩山邦夫総務相に対し「愕然(がくぜん)とした。社会的常識が欠落する人が多いから医師不足が起こったとの認識を首相や政府がしているなら、正してもらわないといけない。厳重に抗議したい」と迫った。
自民党津島派の総会では、鴨下一郎元環境相が「医師会の執行部も組織をいかに防衛するか努力している。自民党を(選挙で)支援しない口実を作らないように慎重に言葉を選んでほしい。『自分で常識があるというヤツは常識がない』といわれた」と首相に苦言を呈した。
公明党の北側一雄幹事長も同日の記者会見で「言葉自体だけを取り上げれば不適切と言わざるを得ませんね。でも、どういう前後の話の中でそうなったか分からないのでコメントしようがない」と語った。
-------------------------------
鴨下さんも言葉を選んだほうがよくないか?
医師会の執行部を敵にまわしかねない発言だと思うけど?
ということで、大した話ではありませんがこんな話が出ていたみたいです。
しかし、寒くなってきましたね。僕は結構冷え症なので厳しいです・・・。
それでは、また。