新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

限界を超えた日:どうするんだこれ?

2008-11-27 00:04:29 | 医療

こんばんは

 

今日も朝から晩まで忙しかったです。 一番の理由は・・本当は20床の病床数の血液内科ですが、ついに31名。他病棟に患者があふれています。

 

血液内科医3名。

 

僕の担当は10名(初発の白血病は取っているので、白血病は僕が多いです)+他の診療科メインで併進している患者も含めると12名か・・。

上級医の先生が13名と8名。

 

あり得ない・・・。管理能力の高い(と僕は思っていますが)血液チームですが・・・関連病院がないというのが一番痛いところ。

 

血液内科・・・忙しいのですけど・・・患者数20人で十分に。

 

31名・・・全員の状況把握だけでも大変

 

さらに外来の患者も多いし、さらに先日のおばあさん(肋骨骨折くらい、今までの病院で見つけんかい!)も来て大騒ぎになるし…もう疲れましたよ。

 

このおばあさんのおかげで・・昼飯を食べる一瞬のチャンスがなくなってしまった・・・orz

 

結局、食事をとれるようになったのは21時過ぎでした。

 

なんとか、少しでも退院させないとまずいなぁ・・・。患者さんの検査結果見るだけで一苦労だよ・・・

 

明日は僕はPBSCH(末梢血幹細胞採取)にほぼ専属でつかないといけないので、大変かも。

 

さらに時間を見て、他科のムンテラに入らないといけないし~

 

さらに明日の朝、救急外来受診することが決まった患者さんもいるし・・・もうどうしようもないかな~

 

こんな状況の勤務医を見て、何も思わないのかね・・麻生総理は・・・。

 

ま、どうでもいいのですけどw

 

さて、明日もまた頑張りますか。

 

まずはやるべきことをこなすこと。そして変えられるところ、変えるべきところを変えていくこと

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なかのひと 

それだけですね

 

それでは、また。

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医学界新聞より

2008-11-25 22:55:33 | 医療

こんばんは

 

今日は昨日の件もあるので早めに帰ってきました。

 

昨夜11時に呼び出され、2時くらいまでドタバタし、仕方がないので処置室で寝ていましたが・・・

 

寒い! 寒いぞ~

 

(先日、某研修医は「うちより暖かい」といっていましたが)

 

いきなり風邪ひいた感じですよ。のどの違和感がとれません。困ったものです。

 

さて、今日の記事ですが医学界新聞より、こんな話です。日本の未来にもつながりかねないですね。

〔連載〕続 アメリカ医療の光と影  第140回

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02807_05

もしアメリカで病気になったら(2)

 

李 啓充 医師/作家(在ボストン)

----------------------------------------------------------------

(2805号よりつづく)

前回のあらすじ:リサ・ケリー(52歳,女性)は,「急性白血病の治療を受けたければ10万5000ドルの前金を払え」と,病院から要求された。

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無保険者には医療費の「値引き」を認めない 「10万ドルを超える前金を今すぐ払わなければ入院させない」と,いきなり,非情な要求をつきつけられても,ケリーとしては,途方に暮れるほかなかった。しかし,夫がM.D.アンダーソン癌センターの担当者と何時間もねばり強く交渉してくれたおかげで,なんとか「特例」として入院が認められたのだった。  

8日後,ケリーは退院,化学療法は外来で継続されたが,支払いをめぐるトラブルはその後も続いた。例えば,予約が何度も「ブロック」されたが,予約のブロックとは,「まず支払いをしなければ診察しない」と,来院した患者の診療を拒否する処置だった。また,経理担当職員が医師とともに診察室を訪れ,「他の施設に移る」よう強要することもあった(ケリーが住む町にも小さな癌診療施設があったが,白血病患者の化学療法には対応していなかった)。  

1年後,ケリーは加入保険の変更に成功,以後の治療に要する費用はほとんど新たな保険でカバーされるようになったが,その時点で,M.D.アンダーソン癌センターへの債務は14万5000ドルを超えていた。ここで強調されなければならないのは,ケリーが,ここまで「無保険者」として扱われてきたせいで,債務額がべらぼうに膨れあがった事実である。というのも,米国の医療施設は,通常,有保険の患者には大幅な「値引き」を提供する(保険会社に対しては「大口顧客」として値引きが約束されるからである)のに対し,個人顧客である無保険者には,一切,値引きを認めないからである(註1)。  

その後,ケリーは,毎月2000ドルの分割返済をする一方で,「プロ」を雇い,同センターとの値引き交渉に当たらせたが,「プロ」が交渉に当たった場合,保険会社ほどの大幅値引きは得られないにしても,通常3割ほどの値引きが得られると言われている(なお,「プロ」に支払う「手数料」は値引き総額の3分の1が相場)。

 

未収金対策としての前金制度  

 

ところで,ケリーに10万ドル以上の前金を納めることを要求したM.D.アンダーソン癌センターは,世界的にも名を知られた超一流の癌診療施設である。米国における病院ランキングとしてはUS News and World Reports誌のものが一番有名であるが,同誌が病院のランク付けを始めた1990年以降,M.D.アンダーソン癌センターは毎年癌部門の上位2位以内にランクされ,2008年も第1位の栄冠に輝いたばかりである(ちなみに,近年ライバルとして1位の座を争っているのは,ニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング癌センターである)。  

このように「米国一」の名声をほしいままにしているM.D.アンダーソン癌センターであるが,組織的にはテキサス大学「複合体」(註2)の1施設であり,基本的には「州立」である(もっとも「州立」とはいっても,組織としての独立性は高いので,日本の公立病院と同列に論じることはできないので注意されたい)。

 

では,なぜ,州立の癌センターが,「営利病院も真っ青」というような高額の前金を癌治療開始の前提条件として患者に要求するようになったのかというと,それは,無保険者・低保険者の診療費の「取りはぐれ(未収金)」が,米国全体で大問題となっているからに他ならない

例えば,アメリカ病院協会によると,全米の病院全体の未収金は2000年の16億ドルが2006年には31億ドルと,6年の間に倍近く増加した。また,米歳入庁(日本の国税庁に相当)が2006年に非営利病院を対象に実施したアンケート調査によると,回答481病院のうち14%の施設で前金制度が導入されていたという。  

M.D.アンダーソン癌センターの場合,患者に前金を要求するようになったのは2005年からだが,同年,未収金が前年の1800万ドルから5200万ドルに急増したことがきっかけだったとされている。前金制度の導入後,2006年の未収金は3300万ドルに減少するなどすぐに効果が現れたが,同センターの2007年度の黒字は3億1000万ドル,所有有価証券も含めた総資産は19億ドルと,財務状態は極めて良好であるだけに,患者に高額の前金を要求する「冷たさ」が批判を浴びたのだった。

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まず、急性白血病の治療・・・8日目で退院というのがすごいな~。まさにこれから死ぬか生きるかの戦いになるところだろうに・・・・。

 

前金で1000万円以上払わないと診療はしないといわれたら、すべての癌患者は途方に暮れるでしょうね。医者のことを鬼か悪魔かのように言うでしょうね

少なくとも日本であればまず引き受ける…というところから始まるのでしょうけど。

 

日本でも未収集金の問題が上がっています。それ以外にもさまざまな医療面の問題が出ていますが…アメリカの二の舞になってしまうのでしょうか?

 

・・・まぁ、この話はある程度はオーバーに書いているのもあるとは思いますが

 

病院の未収金、全国で医者が少なくなっている現在・・「金が払えないなら診療はしない」と、病院がボイコットするようになったら大変だろうと勝手に思ったりしている僕でした。

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なかのひと 

さて、今日は本当に疲れてしまった。明日は教授回診がなかったおかげで、今日はゆっくり休めます。

 

それでは、また。

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久々に採血して回りました

2008-11-25 12:36:45 | 医療
おはようございます。

昨日、寒い処置室に泊まっていたせいか、喉が痛くなりました。

朝6時から採血をしてまわり、今に至ります。

これから細かい指示だしをして、回診して1日が始まります。

では、また
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また、緊急入院です

2008-11-25 01:47:09 | 医療
こんばんは。

先程、記事を更新したとき当直から電話があり、急患の対応の助っ人をしていました。
帰るのが面倒なので、処置室で寝ます。


では、また
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公立病院ガイドライン:一律云々以前のような気がする・・・

2008-11-24 22:37:30 | 医療

こんばんは

 

病棟から帰ってきました。研修医の交代時期で、かなりしんどい時期です。

 

最前線+中間・後方支援を兼ねた位置にいます。

 

今日は雨がひどいですね。病院に自転車を置いて帰ってきました。実は自転車よりも歩きの方が若干早く病院に到着します。自転車では通れない道を通っていきますので 自転車の良い点は鞄を持っていくのが大変でないことですかね

 

さて、今日はこの記事です。

 

 ’08記者リポート:福井 公立病院改革 一律のガイドラインに賛否 /福井

11月24日13時1分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000101-mailo-l18  

◇赤字解消へ企業努力も根底に慢性的医師不足  

公立病院が抱える問題や地域医療への取り組みについて病院関係者らが検討する「全国自治体病院学会」が10月16、17の両日、福井市であった。参加者からは恒常的な医師不足や自治体の財政難で病院が住民に十分な医療を提供することが困難になっている現状が次々と報告された。国の政策で利益主導型の民間病院並みの経営が求められる中で、公立病院が存続する方策を探った。【菅沼舞】 

◇全国で75%赤字、不良債権も増加  

□自治体病院の現状  

県や市町村の地方公営企業が経営する病院は地域の基幹的な医療機関と位置づけられ、採算面などから民間の医療機関では提供できない医療も行う。全国で667事業957病院(07年度現在)あり、そのうち赤字を計上している事業数の割合は07年度75・1%だった。06年度は953億円だった自治体病院の不良債権総額は07年度には1186億円に膨らみ、深刻な資金不足がうかがえる。 

総務省の「公立病院改革懇談会」は、公立病院が経営難に陥った背景に経営感覚の欠如や高コスト体質などがあると指摘。07年に公立病院改革ガイドラインを発表し、全国の自治体に▽経営の効率化▽再編・ネットワーク化▽経営形態の見直し――を柱とする改革プランの08年度中の策定と、具体的な数値目標の設定を求めた。 

□とまどう関係者 

異なる地域でそれぞれ違う事情を抱える病院に一律のガイドラインを適用することについて、医療関係者からは当惑する声も聞かれる。福井県は県内公立9病院のうち、4病院が黒字だ。県医務薬務課の担当者は「順調な経営の病院でもわざわざプランを作らないといけないのか」と話す。広島国際大学の谷田一久准教授(医療経営学)は、学会で「(ガイドラインで)根性論をいくら言ってもいじめになる」と異議を唱えた。 一方、総務省の「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」メンバーで、島根県立中央病院の中川正久院長は「地域医療確保のために交付税措置してもいい、というのが総務省の考えで、(措置の)基準をつくりたい。ガイドラインで淘汰(とうた)される病院も出るが、病院のモチベーションが上がるいいきっかけになったのではないか」と話している。 

□コスト削減 

認知症専門の福井県立すこやかシルバー病院(伊藤達彦院長)は、独自の工夫で経費削減に取り組み、経営健全化に成功している。06年度から指定管理者制度に移行したため、県からの繰入額は4500万円減となったが、清掃や警備、医療機器のメンテナンスにかかる管理委託費を見直しコストを削減した。 

人件費を削る代わりに業績手当を給付するほか、徹底した在庫管理や節電・節水など、きめ細かい努力を積み重ね、06年度は6300万円、07年度は6400万円の経常黒字となった。 

しかし、こういった例はまれだ。診療報酬が主財源となる公立病院では、慢性的な医師不足が経営に影響する。特に地方病院は、医師の大都市への流出や人口減による医業費減で経営難に陥りやすいという。 

□医師不足対策 

学会では、地方病院の医師不足の対策も話し合われた。福島県立医科大医学部の葛西(かっさい)龍樹教授は、開業医を「家庭医」として再教育することで眠っている人材を活性化し、医師不足を補う取り組みを紹介した。 

「家庭医同士や病院で24時間患者に対応できるネットワークを作って症例の8割に対応する。残り2割の重症者は地域の拠点病院に集約することで病院の負担を軽減でき、医療崩壊の防止につながる」と説明する。 また、福井県立病院救命救急センターの林寛之医師は「救命救急センターで雑多な症例を経験できると分かれば研修医は集まる」と提案した。

 ------------------------------

経営の効率化…それは重要かもしれませんが、そもそも「ケーキの量」が少ないのに分け合うことができるでしょうか?

ケーキの量が少ない以上、分け合えば共倒れするだけでしょうし・・効率化も何もないと思います。

 

ネットワーク化、情報の共有というのは重要なことです。しかし、その人手は与えられているのでしょうか?

そうでなくとも人手不足の医療業界に運用するには別の人材が必要になります。それにネットワークを作るにはネットワークを形成する医療機関が健全な運営をしていることが前提でしょうし、医師の配置も難しくなるかもしれません。

 

経営形態の見直しに関しては・・・ケーキの量が増えてからの話かな?

 

まぁ、今は流れに任せてみますかね。水の流れのように・・・って、道の教えじゃないですけど・・・

 

さて、明日からまた大変だ~

頑張るとしますかね

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なかのひと 

つーか、疲れているのかあまり考えがまとまらないな・・・

 

それでは、また。

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エントロピー・・・

2008-11-23 23:07:49 | 医療

こんばんは

 

帰ってきました。今日も一日漸く終わりですが…明日以降がまた大変だな~と思うところです。

 

 

先日

○○県の血液内科は崩壊しました。患者の受け入れ先を探しています

メールが流れてきたという情報ですが、各県単位で崩壊が進むのでしょうかね。

 

最近、地域医療・・・地域医療や地域の大学関係の話が取りざたされたり、産科、小児科、救急の話が取りざたされていますが…もっと大きな崩壊の流れがあると思うのですけどね。

 

大きな流れがあって、それは分岐点が複数あって、後戻りはできない

 

ある時点を超えればいずれにせよ「崩壊」にしか行かないのだろうけど、最悪の場面なのか少しでもましになるのか・・・。

 

今まで「日本の医療崩壊」が進む前のターニングポイントはあったと思う。少なくとも僕が大学3年の時は「このままではまずい」と思って厚労省(当時は厚生省か?)にメールしたくらいだから、間違いなく多くの人が気が付いていたはず。

 

しかし、その流れを断ち切る大きな流れに・・早いうちの分岐点で違う方向に曲がっていければよかったのでしょうけど…もはや道はかなり先にまで進んでしまった

 

あとはどのレベルでの崩壊で終わるか・・・。そんなことを考えています。

 

本当はMRICのMLの記事を書こうと思っていました。MLで流れてきた第3回「臨床研修制度のあり方等に関する検討会」の傍聴の記事です。

まぁ、いろいろ意見はありますが時間があったら改めて書きたいと思います。

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なかのひと 

地味に疲れているのと、明日・・・いろいろやらないといけないかもしれないので(はっきり言えば平日以上の仕事量だろう)当直明けですし、さっさと寝ます。

 

とりあえず、また明日・・・。

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受け入れ不能問題:システムもそうだが、やはり患者の問題も大きくあるのではないだろうか?

2008-11-23 13:00:50 | 医療

こんにちは

 

当直明けで少し休憩に帰ってきました。 昨日は当直が始まる前から入院患者のイベントが2件(しかも、でかいのが)生じ、さらに朝から急患も多く、入院も出て・・と目白押し。

 

院内の方が落ち着き、夕方研修医のみんなに寿司をおごろうと出前を頼み(結局いけなかったので)、寿司が来るぞ~という手前で救急隊から電話

 

「うつと不安神経症のある患者さんで、ほぼ毎日のように呼吸困難を訴えられていて救急要請されている患者さんなんですが・・・」

「なぜ、その患者さんが大学病院なんですか?」

「いや、もう県内の二次救急は当たって、東京都内にも連絡したんですが受け入れ不能といわれてしまい、近隣だとK医療センターかどちらかしかなくて・・・」

Vitalは?」

「あ、言わなくてはだめですか?」

「はい」

「Vitalは・・・・SpO2 92%

「それって心因反応だけで下がるわけないのでは?」

実はWheezeが聞こえています

「喘息の既往はありますか?」

「過去にあったようですが、いまは無治療です」

「基本的にそういう患者さんは二次救急に行っていただくのが筋です。もし、その患者さんを受け入れて本当に危ない血液疾患だとか、そういう患者さんがきたらどうするんですか?」

「はい・・・」

「また、女性ベッドもないですし、入院する状況の患者であれば受けれません。また、逆に入院しないレベルのかかりつけでもなく無治療で今までいた患者さんを受けることも普通はありません」

「はい。ただ、それは今まで言っていた病院の先生も聴診をして胸部写真を撮って何もないです・・といって帰されていたので、すぐ終わると思います。お願いします」

 

そう思うなら、大学病院に運ぼうと思わないでくれ・・・・。

 

「また、一度あったから今後も…といってもだめですよ。今回だけです。とてもお困りのようですから、受けますが・・・ご本人にはかかりつけを確実に作るように言ってください!

「ありがとうございます」

 

そんなこんなできましたと連絡を受けて、行くと・・・

 

SpO2 85%

 

女性ベッドないぞ?この救急隊は・・・・。また、適当なことばかり・・・

 

まぁ、悪化してきたというだけかもしれないが・・・・。

 

「先生、よろしくお願いします」

 

・・・・・・。

 

まぁ、帰せるレベルまで回復させるしかないか・・・

 

吸入→点滴でかなり改善し、普通に話しだしました。右胸がすごく痛いそうです。

 

押して痛みがあり、痛みのせいで息が吸えていない・・胸部レントゲン・採血などの結果を待っていたら・・・

 

「右の肋骨折れてますね?」

「本当ですか?・・・」

 

ここからがすごかった、もうドラマか何かかと思いましたが・・・プライベートにかかわるので・・・。

 

しかし、患者の話が本当なのかどうなのか・・・。一方の話だけ聞いても、よくわからないし・・・・。

肋骨骨折があるのは確かだけど・・・・、その原因までは写真ではわからないぞ?

 

それを返すまで結局3時間。善意で受けたのに、すごい話になって行ってしまった。巻き込まれ損ではないかw

 

ということで、少し病棟の患者さんの状況を確認して休んだら、夜中また来ました。今度は消化器内科と共闘です。

 

で、 「朝~」

 

病棟の患者さんのある程度状況を確認して、今帰ってきたところです。

 

今回の当直をしていて如実に感じたのは・・・受け入れ拒否の問題の状況の一部に・・・本当に一部ではあるが救急隊の話にも原因があるかもしれない

 

どちらが卵で、どちらがひよこかはわかりません。

 

医師不足で対応困難になり、受け入れ不能の問題が起きて・・・それでも何とか受け入れてもらうためにとんでもない(つくり)話をして(…実際、今日その話をしていたらいろいろな先生が、「良くあるよ~」といっていた)、それで救急隊の話が信用できない…といって受け入れに拒絶感が生じたりもしているのかもしれない。

 

システムの問題があって、そのためにどうにかして役目を果たそうとする救急隊とぶつかっていると・・・。

 

救急隊も絶対に必要だと思った場合は良いのでしょうけど、自分たちが搬送の必要はないと思った場合は困るのでしょうね・・・

今回は搬送が必要だったわけですが…(今まではどうだったのかな?)

 

すべてではないですけど…本当に受け入れなくてはならない人かどうかは、Vitalなどを聞けばすぐわかりますからね・・・。

けど、Vitalを言い渋る救急隊はおかしいでしょう・・・。そういう意味では・・・流石に…役目は果たしてくれ・・・。

 

問題の根本にあるのは・・・タクシー的な利用を患者さんがすることで「救急隊」も運ぶ場所に難渋している…ということ

 

最終的に考えれば考えるほど、一部の患者さんの問題になるんだな~

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なかのひと 

そんな風に思いました。

とりあえず、少しだけ休憩します。

 

 

では、また夜にでも・・・

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いきなり呼び出し

2008-11-22 07:04:08 | 医療
おはようございます

今日は当直です。
当直前に記事を書こうと思ったら、今呼び出されました。

行ってきます。

では、また
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麻生首相発言の真意は「俺と価値観が違うことを強調」だったらしい

2008-11-21 00:11:22 | 医療

こんばんは

今日も一日終わりました。

 

本当は研修医軍団を飲みに連れていこうかと思っていたのですが、また新たな動きがある患者さんがいるためちょっと中止です。

 

何かありそうだと思うと飲みに行くのもできないし(当然だと思う人も多いのでしょうけど、せっかく送別会をしようと思っていたのが立ち消えになるのは悲しいものです)、かなり自由を束縛されるものです。

 

とりあえず再度安定しましたが、まだまだ油断はできません。

 

そして一番怖いのがこれから年末にかけて・・・。研修医が交替し、まったくわからない研修医が再びやってくる。

またバックアップが大変になりそうだよ・・・・。

 

今日の外来は30名以上の予約がありましたが、緊急入院するような患者がいなかったせいか新患もいましたけど、16時くらいに終了。その後少し腹ごしらえをして、紹介状の返事書きなどをしていました。

 

すると

「コードブルー、コードブルー○○」

とか放送が・・・

「近くだな~」

と思ったので走って行ってみると、アナフィラキシーでした。心停止かと思っていったので、少しホッとしました。

メインルートは取られていましたが、ボスミンの皮下注はされておらず。 紆余曲折がありましたが、30~40人くらい集まってきたので、ボスミンの皮下注をして後は主治医だとかの集団にお任せして外来で仕事を再開しました。

 

こういうとなんですが、アナフィラキシーの対応に自信がない状況なら、「エピペン」キットでも置いておいた方がいいのではないかと思ったりします。

まぁ、これは本当は自己注射キットだから使い方が違いますけど・・・その方がいいような気がします

あと、コードブルーという表現で医師を集めても、主軸になる医者がいなかったらただの烏合の衆でしかないからやめたほうがいいような気がしますね、あれ・・・。

 

初めて最初の方から対応するタイミングで参加しましたが、最初にいた医者が妙な指示を出したら、普通に否定した上で勝手にやってしまいましたし(ボスミン皮下注0.3mgとか)…あれだけの医師が集まっても意味がないです。

指揮系統は一本化しなくてはいけない。ある程度、急変慣れしている医者(僕もそうなんでしょうけど)が主軸を取ればいいのでしょうけど

 

システム作りをした方がいいですね。あれはw

 

さて、今日の記事ですが昨日の麻生総理の発言に対していろいろ動きがあったみたいですね。

まぁ、そうなるとは思いましたが・・・。

 

首相発言に抗議―全医連

11月20日18時10分配信 医療介護CBニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000007-cbn-soci  

麻生太郎首相が11月19日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師不足に関連して「社会的常識が欠落している人(医師)が多い」などと発言した問題で、全国医師連盟(黒川衛代表)執行部は20日、

一国の総理大臣としての資質を疑われるような発言は控え、医療崩壊を加速させる医療費抑制を転換し、診療環境の改善を図る医療政策を推進することでリーダーシップを取っていくことを要望する

などとする声明文を発表した。  

声明文は、麻生首相の発言が過労や経営的苦境の中で患者のために努力する勤務医らを大きく落胆させたと指摘。多くの医療関係者や超党派国会議員らが医療の再生に向けて行動する中、二階俊博経済産業相の「医師のモラル」発言に続き、こうした発言が出たことは、陳謝したことを差し引いても看過できるものではないとしている。  

麻生首相は同日、日本医師会の唐澤祥人会長と会談し、自らの発言を陳謝した上で撤回したとされる。

-------------------------------

と、全医連から声明が発表されていました。

 

この最後の文章の会談に関してはこんな記事が・・・

「医師常識欠落」発言を撤回=日医会長に陳謝-麻生首相

11月20日15時53分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000132-jij-pol  

麻生太郎首相は20日午後、日本医師会(日医)の唐沢祥人会長と首相官邸で会い、「社会的常識がかなり欠落している人が(医師に)多い」などとした自身の発言について、「価値観が違うことを強調したかったが、まったく言葉の使い方が不適切だった」などと陳謝し、撤回した。 

会談を受け、首相は同日夜、首相官邸で記者団に対し「丁寧に真意を説明し理解をいただいた」と述べた。また、「新聞記者の挑発に乗ることなく務めなければいかん、と電話をしてきた人もいっぱいいた。発言は慎重にというご意思を大変ありがたく受け止めさせていただく」と述べ、自身の発言に慎重を期す考えを示した。 

唐沢氏は、発言に抗議するために訪れたもので「医療現場は、常識では考えられない過酷な労働環境にある」と現状を説明、「国政を代表する総理のあまりにも認識を欠いた軽率な発言は、耐え難い環境で医療現場を守る医師の真摯(しんし)な努力を踏みにじるものだ」と首相を批判する抗議文を提出し、謝罪と発言の撤回を求めた。会談後、唐沢氏は記者団に「(首相には医師を)できるだけ励ましてもらいたい」と語った。 

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そもそも、麻生首相と価値観が違うことを強調すると…社会的常識が欠落しているということになるのだろうか?

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

面白い人だなぁ・・・・

つづいて・・・

日本医師会「衆院選への影響不可避」 首相の不適切発言で

11月20日19時29分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000574-san-pol


 

 麻生太郎首相は20日、全国知事会議で「医師は社会常識がかなり欠落している人が多い」と発言したことについて、日本医師会(日医)の唐沢祥人会長と首相官邸で会談し、自身の発言を謝罪し撤回した。ただ、全国の日医会員からは日医執行部に対して「自民党支持をやめるべきだ」との抗議が続々と寄せられており、日医側は同日の記者会見で、次期衆院選への影響は避けられないとの見方を示した。

 会談で、唐沢氏が提出した抗議文によると、首相発言について「特定の職業を名指しして、根拠なしに差別するものであり、激しい憤りを禁じ得ない」と厳しく批判。10日に二階俊博経済産業相が医師不足の原因を「医師のモラルの問題」と発言したことに続き、麻生首相が同趣旨の発言をしたことに対しては「奈落の底に突き落とされた思い」とした。これに対し、首相は「不適切な言葉の使い方だった」と陳謝した。

 会談後、厚生労働省で会見した日医の竹嶋康弘副会長は、首相の謝罪に対し「しっかりした返事だった」と一定の理解を示したが、次期衆院選への影響について中川俊男常任理事は「謝罪があったからといって全国の会員が納得するとは全く思わない。(影響が)少なくないどころか、かなり出るのではないか」と指摘した。

 日医では、19日の首相発言後、全国の会員から数十件の抗議メールが執行部に届いており、今後、現場レベルで自民党離れが進む可能性が出ている。

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まぁ、医者という職業を馬鹿にした発言ですからね。まぁ、気にもしませんけどw

つづいて・・・

首相発言は不適切と官房長官=医師不足問題、自民・大島氏も苦言

11月20日11時40分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000080-jij-pol  

河村建夫官房長官は20日午前の記者会見で、医師不足問題に関連して「社会的常識がかなり欠落している人(医師)が多い」とした麻生太郎首相の発言について「医師不足、特に周産期医療で不幸な事例も起きた責めをすべて医師団に(負わせる)という問題でもない」と述べ、首相発言は不適切だとの認識を示した。 

河村長官は「(首相自身が)謝罪したので、あれこれ言うつもりはない」としつつも、「政府は一丸となって、産科・小児科、救急医療の医師を確保しなきゃいけない。勤務医環境の改善が必要だ」と強調した。 

また、自民党の大島理森国対委員長も同日午前の党正副国対委員長会議で、「昨日から首相のいろいろな発言があったが、首相に対して『言葉は大切である』と申し上げなければならないこともある」と述べ、首相は発言に注意を払うべきだと強調した。大島氏は総裁選で首相を支持するなど盟友関係にあり、異例の苦言を呈した形だ

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システム作り頑張ってください。ただ、勤務医だけでなくて、日本の医療全体が崩壊しかけていますし・・産婦人科、小児科、救急だけではないですから・・・

この人たち、駄目だな・・・ たぶん。

 

 

最後にこちら・・・産経新聞から・・・

麻生首相の医師批判発言 与党からも疑問の声 

11月20日19時33分配信 産経新聞

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000575-san-pol  

麻生太郎首相の医師批判発言に対しては、自民、公明両党からも疑問の声があがった。  

20日の衆院総務委員会では自民党の若手、橋本岳氏が取り上げ、首相と親しい鳩山邦夫総務相に対し「愕然(がくぜん)とした。社会的常識が欠落する人が多いから医師不足が起こったとの認識を首相や政府がしているなら、正してもらわないといけない。厳重に抗議したい」と迫った。  

自民党津島派の総会では、鴨下一郎元環境相が「医師会の執行部も組織をいかに防衛するか努力している。自民党を(選挙で)支援しない口実を作らないように慎重に言葉を選んでほしい。『自分で常識があるというヤツは常識がない』といわれた」と首相に苦言を呈した。  

公明党の北側一雄幹事長も同日の記者会見で「言葉自体だけを取り上げれば不適切と言わざるを得ませんね。でも、どういう前後の話の中でそうなったか分からないのでコメントしようがない」と語った。

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鴨下さんも言葉を選んだほうがよくないか?

医師会の執行部を敵にまわしかねない発言だと思うけど?

 

ということで、大した話ではありませんがこんな話が出ていたみたいです。

 

しかし、寒くなってきましたね。僕は結構冷え症なので厳しいです・・・。

 

それでは、また。

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少子化対策→将来の税収アップ:当然つぎ込むべきでしょうね…うまい対策が出せるなら

2008-11-19 23:57:11 | 医療

さて、続いていきます

最初にさっきの話の突っ込みですけど、よく考えると弁明も弁明になっていないような・・・

まともな医者が不快に思った…って、そんな弁明があるのかしらw

面白い・・というか変わった人だなぁ・・・

 

 

さて、その変った人と対照的にまともな対策をしているのはこちらかな?

小渕優子担当相 少子化予算の増額に取り組む姿勢を強調

11月18日20時22分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000023-maip-pol  

小渕優子少子化担当相は18日、自民党の少子化問題調査会と厚生労働部会子育て支援対策小委員会の合同会議に出席、「消費税の1%分を少子化のために使わせてもらいたい」と述べ、少子化予算の増額に取り組む姿勢を強調した。  

消費税1%分は約2.3兆円だが、08年度の少子化予算は約1.6兆円。小渕氏は「第2次ベビーブーム世代が30代でいられるのもあと5年。その世代を過ぎると、お母さんの人口自体が減っていく。少子化対策は待ったなしの状態」と協力を訴えた。  

合同会議後、斉藤斗志二・党少子化問題調査会長は「党としても1%を少子化対策の財源に使うという方向で取りまとめ、党税調の議論の中に持ち込みたい」と述べ、年末にとりまとめる党税制改正大綱に反映させたいとの考えを示した。【木下訓明】

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まぁ、ここで動かなかったら将来の税収不安は拡大(少子化が進んだら税収は下がりますから)しますし、将来のための投資の一つとして「少子化対策」はありますよね。

 

その一環としても「産婦人科」「小児科」も含めた医療・福祉の制度を確立することと、教育問題をうまくやっていくことは重要ではないかと思います

 

少子化対策…さて、うまく政策を出せるのか?

あと、税収アップが期待できるのは・・・移民政策くらいかしら?

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

それでは、また。 

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