未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




NASA、宇宙エレベーターの建設など目指す公式コンテストを正式発表
http://news.goo.ne.jp/news/mycom/it/20050326/20050326-02-mycom.html

非常に優れた強度のロープ(ケーブル)端末の開発を競う「Tether Challenge」と、地上からワイヤレスで電力を送って、上空のロボットに作業を行わせる技術の完成度を競う「Beam Power Challenge」の2分野が設定されている。

「非常に優れた強度のロープ」で、NASAは何をしようとしているのか。
最近、タラが絶滅危惧種に指定されているという話題を聞いた。ウロ覚えだ。カツオだったかもしれない。サザエではないな。

とにかくだ。宇宙開発よりも、激減している海洋資源の確保が急務である。
との判断が働いたのだろう。狙うは未知の資源「深海生物」だ。

海洋最深部に微小生物、多数の原始的有孔虫を発見
http://tech.braina.com/2005/0218/other_20050218_001____.html

水深1万mを超える海底は、温度2度C、1千気圧以上の極限環境といわれているが、意外にも微小な生物の天国であることがわかった。

微生物だといって侮ってはいけない。

1千気圧の環境に住んでいる生物を、1気圧の海上に引き上げたらどうなるか。

もちろん、体が1千倍に膨らむはずだ。

体長1mmの生物が1mに、体重が1gであれば1kgになる。

こんなに、美味しい話しはない。

今まで誰も取り組んで来なかったのは、水深1万mに届く釣り糸がなかったからだ。現在の技術では、これだけの長さの糸を作ることができない。自分自身の重さに耐えられずに、途中で切れてしまうからだ。

「どうです?釣れてます?」
「いや、まだコツが掴めなくてね。アタリが良く解らんのだよ。」
「『ワイヤレスで電力を送る技術』は、いつ使うんですか?」

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