雨、小、月の三つの組み合わせは、"ショウ"というややこしい字になります。
構造は簡単に見えるのですが、読み方や意味がややこしいのです。
みぞれの意味は持っていても、訓読みは"そら"、"よる"、"よい"で、"みぞれ"という読みはないようです。
この字の"そら"は、はるか彼方遠い空の果て、遠くの空の雲をさし、ひょいと見上げる手近な空ではなさそうです。
"よい"は、宵にあてた使い方ですが、"よる"はどういう夜なのか。
小の下に月は、ほそる、とける、かすかという意味を持っているそうですが、それはどんな夜なのでしょうか。