「勉強しなさい」という言葉は、誰のためにあるのでしょうか。
たぶんお母さんのためにあるのだと思います。
「勉強しなさい」と言っておけば、言わないよりは気が休まります。
子供にとっては聞きたくない言葉ですから耳に入りません。
耳に入らない言葉は、言った人にしか作用しないので、ひとりごとと同じことになります。
「これで遊んでなさい」と言えば、子供ははっきり受け取ります。
それでお勉強に誘い込む方法もあるようです。
親の威厳と子供の学力と、どちらをだいじにするかで採否が決まります。
もちろん、学力があっても、それが悪行用では困りますが、それは「勉強しなさい」とは別のこと、親の威厳はそのあたりで生きてくるのでしょう。