人が高いところから落ちないように作られた手すりも囲いも、材料、工法、環境によって寿命に長短ができます。
人が落ちなくても、構造物の部品がはずれて、いつ落ちてくるかわからないのでは、手すりや囲いのある場所の下は、いつでもどこでも危険地帯ということになります。
こうなっては、もう建物の際や橋の下は歩けません。
鉄道駅の職員通路に設けた落下防止の鉄板がはずれて落ちた事故がありました。
(注)このニュース記事は、なぜか新聞社のサイトへのリンクができなくなっています。
下の人や物に当たらなくても、これは重大事故です。
3ヶ月前に点検したそうですが、壊れるはずがない、落ちるはずがないという目で見ていれば、欠陥は発見できません。その場所を通過するだけで点検終了、異状なしとなるでしょう。
作られてから50年も経てば、どこかが傷んでいるはずという見方で、点検周期や点検方法を変えていかなければなりません。
古いものが壊れた原因など克明に調べても、報告書作成用にしかならず、あまり意味はなさそうです。
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