ANZAC ビスケット

おととい、ベンジャミンが　「　ANZACビスケットをつくりたい　」というので、
材料を買ってきて帰宅後、一緒につくりました。

ANZACビスケットというのは、第一次世界大戦のときに、イギリスの援軍として
オーストラリア＆ニュージーランドから派遣された兵士たちのために兵士の
奥さんたちが作って送ったと言われるものです。

簡単につくれるので、オーストラリアでは子供と一緒に作る基本のクッキーらしく、
去年か、その前の年だったかなぁ....ベンジャミンは学校で作り方を教わってきました。
生地を寝かせたり、延ばしたりする必要もないので、本当に簡単です。

保存性に優れ、非常に栄養価の高いオーツ麦、そして小麦粉、ココナッツの粉末、
ブラウンシュガー、バター、ゴールデンシロップが使われています。

おなべにいれたバターをとかし、ゴールデンシロップを入れて、Biocarbo Soda を
いれて混ぜ混ぜしているときに

「　あーものすごくいい匂い！僕、この匂いだーい好き！　」とものすごく喜んで
いました。

作っているときに「　これは第一次世界大戦のときにオーストラリアの女性たちが、
戦地で戦う兵士たちのために作って送ったんだよー　」なんて説明してみましたが
上の空でした。

さて、ANZACビスケットに使われるオーツ麦は、ポリッジ（Rolled Oatsを水と牛乳で
１；１；１の分量で煮込むお粥みたいな食べ物で、イギリスでは冬などに朝食として
食べるらしいです。それだけでは物足りないので、ジャムを入れたり、蜂蜜をいれたり、
ドライフルーツを入れて食します。）

わたしも食べたことありますけど、必ず２～３日で飽きるんですよね。

でも、栄養価は本当に高く
ビタミンB類・ミネラル・食物繊維、特にビタミンB1・パントテン酸・カリウム・
マグネシウム・鉄分・亜鉛・銅や食物繊維、ファイトケミカルのサポニン・
アルカロイド・ステロール・フラボノイドなどの栄養が多く含まれているそうです。
玄米などと比較しても、食物繊維は約８倍、カルシウム４倍、そして鉄分が３倍も
含まれているとか。

兵士の栄養補給としては最適の食べ物だったんですね。

私の友人のだんなさんは、毎日欠かさず朝食にポリッジに蜂蜜を入れて食べるらしく。
わたしはどんなに栄養があるといわれても、毎日は無理です。飽きます。

でも、水だけで煮て、野菜とかを入れたりしていわゆる日本のお粥のようにつくる人
もいるらしく。

こんどお味噌仕立てでつくってみよっかなぁ。