バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

フォーム矯正

2010-05-14 12:26:54 | 川上犬
 犬は最初の1年は人間の17年分に相当するというのだから、子犬時代に2日トレーニングすると、それは1ヶ月分ということらしい。確かにバンを見ているとそう思う。子犬の時一発でできた芸はいつまでたっても色あせることなくバッチリできる。またこの時代に見過ごした悪癖は中年を過ぎようとしている今も家人を悩ませ続けている。「わかっちゃいるけど直せないんだ」と上目遣いに訴えてくるけど、もうそんな老けた顔で見つめられても、こちらはため息しか出ないよ。
 人間も同じなんでしょう。17才、そう高校2年生までの体験は一生物ということですか?

 卓球の石川佳純選手(17才)は10年間なじんできたフォームを今改造しているという。7歳の時から始めたということになるから、小学生の大振りフォームとうことですね。中国の選手のビデオを研究して自分と何が違うかつきつめ、上半身がぶれないコンパクトな振りに変えようというのです。フォーム矯正中は思うようにいかず、イライラを募らせたようだけど、次なる大会で矯正の成果を試す期待半分で不安半分と言いながらも、目は澄んでいた。世界に通用するには今やらなければならないという決意がにじみ出ていた。
 バンだって今からでも遅くはない。「いつも迷惑かけて申し訳ないから、バネの子どもに吠えないようにします。」なんて少しは努力のかけらを見せてほしい。

 
  昼間は教室でのんびりするバン