バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

サタクラでいい汗かく

2010-10-16 21:44:40 | Badminton
 「国体が終わるまでは野田からバドミントンの灯は消しませんよ。」とは初代サタクラ担当者が移動になる時の言葉。なんか「県庁の星」みたいで、やたらかっこ良くて,多分そのときの私は神妙な顔して頷いたのでしょう。
 この日から何年経ったのだろう。ついに先日その千葉国体が終わった。
 そして本日は国体後初のサタデークラブ。しかも今日から新1年生が入部してくる。
 自分の中では未だ感動の余韻を残している国体なんだけど,もうジュニアの中では国体って完全に通り過ぎている。ましてやサタクラはいつも通りのちびっ子体操教室のりで、マッタリ感全開の体育館。さてそこにやってきた新入りの1年生達。お父さん、お母さんそしてお姉ちゃんまで伴って緊張気味に入って来た。そうか、この子達にとっては今日はバドミントン入口の日なんだ。今日どういう2時間を過ごさせるか、それが大事。
 初心者を交えたということで最初に握り方,立ち方を説明する。全く話を聞かない新入りさんもいたけど、もうあなたは何度も聞く説明でしょっていう先輩格が真剣に聞いていたりする。あまり説明が長いと飽きるので,早速打つことにした。本日は1年生を担当した。
 その子に合わせてシャトルを投げる。最初から結構あたる。それではレベル2ということで打ち合うことにした。途端に飛ばすことを意識して、初心者丸出し打ちになってしまった。そこで少し欲を出し、フォーム矯正すると次ぎは全くあたらなくなってしまった。これはまずいです。また元に戻し、とにかく今日は打ち合えるところでやめることにした。そうこうしていろいろ手を尽くしていた時,隣の列で同じく1年生を教えていたIコーチとIママコンビは、一人の1年生に二人掛かりだった。Iママが子どもの後ろから覆いかぶさるようにして腕を持ってラケットを一緒に振り,シャトルに当てさせていた。これはよくIコーチやMコーチがやる指導法。私はこの手の指導法をとったことはほとんどない。自分の体が小さいから子どもに覆いかぶさるようにはやりにくいし、どちらかというとノックを出す側に回ることが多いから。あー、いつものあの指導法やっているなくらいでチラ見したその時、私は見てしまった。Iママに包み込まれた子どもが、握ってもらったラケットでシャトルを打ち返した瞬間の高揚した顔を。
 あたる喜び、これが原点。
 やっぱりサタクラは深い。