バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

同じ時代を共有した仲間達

2011-02-08 07:20:22 | ライフスタイル
 先日OB,OGに誘われ夕食の集まりへ出かけた。パラパラとやってくるのは30代の面々。子連れでやって来る人,仕事帰りに寄る人.いい感じの集まり。いろんな代が適宜混じっている。4期生から15期生くらいまで。誰が先輩で後輩だか、卒業して10年以上経つと上下関係がわからなくなるし、向こうはそう思っていないと思うけど、こちらとの年齢差も縮まっているように感じる。そこへ当時の保護者も誘い、あの時代へフィードバック。
 昔はよかった、ってフレーズを言うのは歳をとった証拠だからあまり言ってはいけないと思う。でも当時の生活を振り返るとしみじみ言ってしまう。
 野田市に住み始めた5年間は船形の借家にいた。平屋で建坪50。どこまでが庭でどこからが林かわからないような敷地に立つ古い一軒家。釜こそはないけど,井戸を使い,畑を作り,トトロな生活だった。生活スタイルはロハスだけど,家の中は騒々しく、いつもザワザワしていた。生徒、保護者、卒業生、そして近所の人。動物までも寄って来た。いつも誰かが入り乱れていたから、朝起きると,ここに泊まってたんだ、って奥の廊下で一人、その奥の部屋に二人と点々誰かが寝ていることもあった。なんでも大会になった。草取り大会,障子張り大会。その都度座敷に長テーブルをダーッと並べ、皆で食事。一升炊きの炊飯器3つなんてことは日常だった。この家に住みながらバネを始め,川間ジュニアを始めた。混沌としながらも、これからやるんだという意気込みが一本の芯になっていた。
 当時の生徒達が主婦となり、親となった今「先生,大変でしたね。いつも私たちと一緒にいたから,一番かわいい時に自分の子と一緒にいられなかったんですね」とか「今思うと奥さん,大変でしたよね」って言われる。そう大変だったよ。あのエンゲル係数の高さ。でもおもしろかった。すると同席していた30代のOBが「あの時は良かった。いい時代でしたね」って。若い子も言うくらいだから,単なるノスタルジーではなく,確かに良かったのでしょう。でももう繰り返したくはないけどね。
 当時ブログがあれば毎日生活ネタ満載ですね。でも似たようなものあったのですよ。パソコン通信。そこで日々の生活を綴る機会があり,その記事に幾ばくかの読者がいて感想も寄せられたりして。データ残しておけばよかった。

温泉には、毛染めはやめましょうって張り紙あるよ

2011-02-08 00:10:01 | バネ
 入試時事問題に,現首相名を答えよって出題しにくいよね。だって入試問題作成した後に首相変わっている可能性ありだから。もしあえて出すなら(○月×日現在)って但し書きつけないとダメでしょ。社会科の問題で首相整序問題はありだけどね。
 だから首相名を書きなさいって出題はないだろうと思うものの,入試前日小学生達に,一応首相名漢字で書けるよね?ってサラリと声かけておいたら、「だいじょうぶー」とか「こう書くんだよな」って子ども達同士で確認し合っていたからそのままにしておいた。ら、出たんです。首相名書きなさいって。
 「すっごく迷ったんだけど、菅直子って書いちゃったんですよ。」って後日珍答を暴露する子。あーあ,ほんの少しでも不安を感じたら,省略せずに丁寧に対応しておかなきゃダメだねって指導を反省したのでした。こんなナイスな珍答をチャーに話すと、「ケンナオコって書けば良かったのに。」何馬鹿なこと言ってんだかって無言で流したけど,今思えばここでこそ『どんだけー』を使うチャンスだったね。
 言葉や表現を自分のものにするって難しい。完全に自分の言葉になっていないととっさの時に使えない。先日美容院で白髪染めって言おうと思った瞬間,それじゃあんまりな表現だから何か別の言葉と思い、ちょっと口ごもりながら急いで出しちゃった言葉は『毛染め』。すると若い男性美容師は「カラーですね。」って言い直して来た。そうかカラーって言えばいいんだ。ちょっと上の世代の人は背伸びしたあげく「ナウい」って使ってしまったり、さらにもっと上の人はがんばって言葉選んで「ハッスル」って言ってしまった時のような感じだったね。そもそも美容院,美容師って表現も今じゃ『どんだけー』ですか?母親なんかは美容院のことを『かみいさん』って言ってるけど、これって髪結いさんから来てる表現であって,今でも使い続けるかわいいおばあちゃんなのです。