バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

ボランティアとは

2016-03-15 19:34:38 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
あ、そうだ、久しぶりにブログ更新しようと思うが、これだけ空けるとまずログインに手間取る。あーでもない、こーでもないとやっているうちに、リビングに置いてきたバンが心配だからまた今度にしようと思う。が、なんとかログインできたのでモルディブの滞在記を、今更ほじくり出すように続きを書きます。

どんなことも準備が大変で、楽しい。
ナビ、ナバがこうすれば喜ぶかもしれないとみんなで打ち合わせした日々。
ムスリムの彼女たちを歓待するための食事学習会を開いたり、生活習慣への対応について話し合う際、最初は「郷に入れば郷に従えでいいんじゃないの?」という意見は少なからず出た。日本に来るんだから日本に合わせれば良いでしょ、と。しかし、親元を離れ寒い日本にやって来る彼女たちのことを思いながら準備するうちに、誰もが「彼女たちのためにできるだけのことをしてあげたい」と考え始めるのでした。そんな空気に包まれるから、みんなまさに「喜んで」(avec plaisir =volontiers )の思いになっていったのでしょう。
そうして彼女たちの衣服を用意しているとき、保護者会のOさんが、彼女達が成田空港ですぐに使えるようにとマフラーともこもこソックスと手袋を用意した。双子だからと同じ柄の色違いで。さらには寄付で集まった滞在中の衣服を二人分より分け、これも柄をそろえ、色分けするという気配り。

東京マラソンの沿道ボランティアしかり。

この企画を立ち上げた時に、どのようにホームステイ先確保の方法を関係機関に相談した。その専門機関の担当者から、1泊ならなんとかなるけど、2週間もそれも2人一緒にステイできる家を探すのは無理だと断言されていた。もしそんなところが「おたく達団体で見つかるならすごいことですよ」と言われていただけに、今回のホームステイの実現は「すごい!」ことなんです。

さらに、
ホストファミリーの一人が見送りの空港でこうつぶやいたのが印象的。
「もっと何かできたかもしれない」

人の気持ちについてしみじみしたところで、子ども達の顔を思い浮かべながら明日のアルファクラブ最終回準備にとりかかります。