バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

手書きパワー

2016-05-04 19:45:44 | バネ
特定非営利活動法人、って一応法人だから、年度末の書類作りが大変。
連休中ずーっと、書類作ってる。特に前年度はモルディブの選手育成支援事業の作業量が多くて、いろいろなことが脇に寄せられて、イベントやりっぱなし、の書類放りぱなしになっていて・・・。それらを一つずつひもときながら整理し、とりまとめ、それと並行して5/14のパートナーズカップの準備して。
なんだか業務に働かされているって感じ。本当は純粋に「楽しむ」ために立ち上げた法人なのに、総会前のこの時期はどうしても働かされている感、大ですよ。

1年に一度の提出資料ばかりだから、忘れちゃうんだよね。
年度末に提出すべき資料リストに沿って準備しているんだけど、やべっ、この資料去年ちゃんと提出したかな?と去年のファイルひっくり返すと、確かに提出した痕跡はある。1年に一度のことだから提出したことさえも記憶にない。そんなんだから、書き方なんて全く覚えていない。

そこに来て、役員改選?、登記?
あー、もう実にやることいろいろある。
ネットでいろいろ調べたら、なんだかどこかで見たことがある書類に行き着いた。
書棚のNPO資料ファイル広げると、画面と同じものが紙ベースでありましたよ。NPO法人設立の時に何度も読み返し、アンダーライン引き、不明点は担当者に電話で聞き、付箋貼り、書き込んだものが。設立に奔走していた4年前に使った資料。

無数の付箋には電話でアドバイスを受けた内容等が書き込まれていたり、大切なところには赤線が引かれている。それを見ているうちに、まざまざといろいろなことを思い出してきた。4年前書類作成で疑問に思って質問し、解決に至った過程等を。
やはりアンダーラインや書き込みなど自分の手が加えられているのは記憶に残るね。その内容だけでなく、その時の電話でのやりとりや、どうやって書類を仕上げたかに付いてまで思い出すことができるんだから、自筆の書き込みパワーはすごいね。

このことを子ども達に言っているのです。
覚えたいことや、大切なことはノートは自分なりにまとめるようにって。
自分で書いたものは、あの紙のあの辺りにあるぞって記憶に残るし、自分の文字を見ると内容をすっと思い出すことができるよって。


子どもと大人の中間

2016-05-04 19:23:27 | バネ
バネの新しいクラス割りが始まり1ケ月経った。
未だに、今日は誰が何時から?とスケジュールボード確認しながら授業準備するのだけど、ちょっと重たいクラスがある。あー、今日はあの子達かと思うと気持ちが重たくなるというか。

一人が話すと皆一斉に話しだす。質問すると、答えるまで聞き続ける。勉強の質問ならいざ知らず「先生、いくつ?ねぇ、いくつなの?!」とこんな質問でいつまでも食い下がってくるから、これをテキトーに交わしたり、相手したりの時間に少々辟易していた。
よーし、今日こそはこの気持ちをまっすぐあの子達に伝えよう。このクラスは楽しくない。こちらが一生懸命やっても応えてくれないから、つまらないって伝えよう。

全員が揃った。しばらくざわついていたけど、こちらが黙っているとジワリジワリと静かになったところで切り出した。
すると、「先生、僕たちのこと嫌いなの?」と直球が返ってきた。思わずよけきれず、正面でキャッチしてしまった。「このままだと嫌いになる」と返すと、「じゃ、どうすればいいの?」
こんなやりとりをしているうちに、おかしさがこみ上げてきた。そのときニヤッと口角があがったのだろう。その後はまたいつも通りの質問攻めが始まった。

キャッチボールを続けながら、舟がゆらゆら揺れながらしているうちに、お互いのバランスがとれてきた感じがした。
こうなってくると、このクラスは楽しい。
次に鋭い質問が来たらどうやって交わしてやろうかと、「なんで、なんで」のフレーズをを待ちわびる気持ちになってきた。
なのに、このクラスの授業は連休後の1週間後ですか。1週間もあの子達に会わないのか。

と思っていたら。
「今日授業ないんですか?」
塾バック下げてやってきた。
ごめん、今日は休みと伝えると、「勉強したかったのに。」

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