バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

気休めサプリの効果

2016-05-28 09:39:20 | 川上犬
「バンちゃん元気ですか?」
なんて方々から聞かれるので,しばらく様子見たうえで、もう元気になったと確信できたので先日ブログに「蘇ったバン」をアップしたのに。

アップした数日後、「ヒエーン」と変な鳴き声をたてた。
後ろ右足が固まっている。立とうとしたがまく立てず、しかも少々痛みもあるらしい。
以前にもこんなことあった。
かれこれ数年前。昼寝して起き上がろうとした瞬間「キャー」と叫ぶ。何事かと駆けつけると後ろ足を痛そうにしていた。獣医さんに相談すると、「それは加齢で節々が痛むようになったのでしょう。痛いことに驚いて鳴いたのでしょう。」
「気休めだけどこのサプリ飲ませてみて下さい。」
と渡されたのは,関節痛に効くという錠剤10日間お試し分。多分こういった類いにものをバンが口にするわけないなと思いながら受け取った。そのサプリのリーフレットには、高齢になる前に予防的に飲ませると良い云々が書かれているから、痛くなってから飲むんじゃもう遅いじゃんという思いが満載。7歳くらいから予防的に始めるべきだったらしいということがわかり、ちょっとがっくり。
案の定バンはサプリには見向きもせず,口に無理に押し込むとペッと吐き出すし、お医者さんが帰り際にも「気休めだけどね」と追加していたから無理に飲ませることもなくそのまま様子を見ていたらいつの間にかバンは痛がらなくなった。
どうやらお医者さんのアドバイス通り、バンは痛いことに慣れて、こういうものだと受け入れたと見える。その後時々起き上がった直後に後ろ右足が麻痺したかのように動かず、「ヒャーヒャー」騒ぐことはあったけど、しばらくすると普通に歩き出すから、「あれはきっと足がしびれたんだ」と判断していた。

しかし今回のはこれまでの騒ぎとはちょっと違う。
後ろ右足が動かない。だけでなく元気もない。うまく立てないから座ったままで食が進まないし、水もうまく飲めない。
目も何か刺さって痛めたみたいなので、先日「元気になってびっくり」と言われたばかりのお医者さんにまた駆け込むと、
「飼い主さん、目薬させますか?」
それは大丈夫。前回でいろいろ工夫したからコツはわかってる。
後ろ足の件は、「筋肉落ちたから,冷えて血流悪くなったのでしょう。ズボンはかせると良いかも」
なるほど。そういえば数日寒かった。
さらにフィラリアの薬処方する前に念のため血液検査すると,極端に貧血進んでいることが判明した。
何か決定的な問題がありそうだけど、このまま様子見るしかないという空気が診察室に流れた。「高齢だから,いろいろ調子悪いところがでてきますね」
というわけで、またまた,とりあえずこのサプリ飲ませてみたら、「気休めだけど」。と言いながら10日分サンプルをいただいた。今回も前回と同じ、足腰に良いというサプリ。

サプリか・・・。はたまた、ズボンか。どっちも無理だろうな、と思う。

しかし今回はちょっと違った。
最近よく食べる。いつでも食べたい。じゃんじゃん食べたい。少々認知症もあるらしく、「わし、まだご飯もらってなーい」って叫び続ける。そんなバンの口元にサプリを出したら,クンクンと嗅いでパクリ、モグモグ,ゴクン。
ありえない!こういう展開。絶対進んで食べるわけないと思っていたのに,自ら口に入れ、さらにモグモグと味わって食べるなんて。
さらにあり得ないことに、その翌日から心なしか足が軽快になった。
元気にもなった。
あのサプリの効果?
お医者さんから「気休めだけどね」の言葉があったにもかかわらず、何事にも奇跡や例外はあるのだと一抹の希望の光を見つけようとしながらサプリを食べさせる日々。