バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

感じとる力

2009-03-17 07:26:34 | バネ
 年度末、一つ一つが終わっていく。
 小6クラスも最終。この日が最終の人もいる。
 いつもなら全員でお茶して、作文書いてお話して終了に持っていくが、バネが最終の人もいることから少しでも多く先へ進めておこうと思い,いつも以上のハイペースになる。4月からも来る子は多少不明点を残していてもフォローできるが、もう来れない子はなんとか完全にできるようにして終わりにしようと思う。そんな危機感が伝わったのかどうかわからないけど,3月に入って一気に集中が高まり,ほとんどの内容を理解し定着したと見える。
 帰り際、次のクラスの子達が入って来て儀式的に見送る余裕がなくなってしまったが,最後個別に挨拶にきた子の肩に手をやり、一言二言話をして送り出す。
 すると晩にメールが。「初めてポンポンと肩をたたかれて嬉しかった。」そうなんだー。こんなことでいいなら、もっといろいろポンポンしてあげれば良かった。というのは冗談で,大切なタイミングをしっかり感じ取ったのですね。わかる子にはわかるんだね。12歳だからって気を抜いてはいけません。
 次の時間は中学生スポーツ熱中クラス。そうでない子もいるけど,これやっておけば競技の役に立つからがんばろう、と人生スポーツにかけているようなクラス。
 だからこそ,実はプラスαの部分が欠けている。その一つは文章を味わう経験。本を読むことで先人の経験を共有し,自分の幅を広げることができると説明すると,何となくわかったような,少し心に届いたような、ただ説明の字面を捉えているような表情。そこで文学作品の触りを鑑賞した。やはり思った通り,読解力ない。状況を読み解く力や,心理を感じる力が弱い。文章に寄り添う経験していないんだな。
 本読むと経験を広めてスポーツの役に立つ、と彼らの能にはインプットされたのでしょうか。

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