16 1985年9月26日(木)晴れ
午前中麻美が海で泳ぎ,貴重品の番をしながら海の風景を描く。午後は家並みの写生をした。夕食は外でした。
午前中麻美が海で泳ぎ,貴重品の番をしながら海の風景を描く。午後は家並みの写生をした。夕食は外でした。
【追記】
この日は疲れたのか,これしか記録を残していない。その代わり油やスケッチをたくさん残している。気になる風景を写真に収めるでなく,その場でスケッチするのが輝流。
この日は疲れたのか,これしか記録を残していない。その代わり油やスケッチをたくさん残している。気になる風景を写真に収めるでなく,その場でスケッチするのが輝流。
No.567 エステポナ(スペイン〕太陽海岸 F3
浜辺のそこここにトップレスの女性が日光浴していた。その中でも中年の白人3人組が目立っていた。二人の女性はトップレスで寝そべり、男性がオイルを塗ってあげていた。
父に荷物番を頼み海に入ると,遠浅の海の足下に鰯やタコが泳いでいるのが見えた。タコと一緒に泳ぐみたいで気持ち悪く,早々に浜辺に上がるとしつこい老人にまとわりつかれた。
父に荷物番を頼み海に入ると,遠浅の海の足下に鰯やタコが泳いでいるのが見えた。タコと一緒に泳ぐみたいで気持ち悪く,早々に浜辺に上がるとしつこい老人にまとわりつかれた。
「オイル塗ってやるから横になれ」といってしつこい。
父に助け船を求めようと思うが、肝心の父は防波堤で絵を描いている。仕方ないから少し日光浴して,すぐに引き上げた。
街には少し前に日本のサーカスが来たらしく、辻辻にポスターが張られていた。それでも日本人はかなり珍しいらしい。街を歩いていると大人も子供も振り返る。遠慮なく引き返してきて顔をのぞき込む男性もいた。遠慮がない。子供たちは「ハパン、ハパン」と声を合わせて後を付いて回って来た。なぜ日本人と分かるのか不思議だったが、昨日の洋品店のおじさん辺りから聞き出したのだろうか。
夕食にレストランに入ると、付いてきた子供たちがさらに友達を呼び、店の前でたむろして中をのぞき、一挙手一投足に一々歓声上げていた。
夜遅くなってもまだ外は明るく,通りでは子供たちが遊ぶ声がいつまでも響いていた。道路にチョークで線を描いて遊ぶ様子は,自分の子供の頃昭和の風景だった。
夜遅くなってもまだ外は明るく,通りでは子供たちが遊ぶ声がいつまでも響いていた。道路にチョークで線を描いて遊ぶ様子は,自分の子供の頃昭和の風景だった。
この日の父の日記はほとんど記載がないが、帰国後、海辺で寝そべりオイルを塗ってもらっている女性の様子を作品にしている。
「地中海の女」である。(S100)この作品の覚え書きが残っているので,併せて掲載しておく。
No.1「地中海〔アンダルシアの女)S100
2/3(1986.2.3) 【描きたい絵】
「スペインの南端エステポナで麻美が泳いだ。貴重品、衣類見がてらに防波堤の突端で湾越しの街並みを描くためイーゼルを構えた。描いてしばらくしてうしろむくと描いている背後1㍍そこそこの距離に年の瀬30歳は過ぎたか接客婦にもみえる女性二人が寝ころび、そこに側立つようにして男がいた。男は女よりも年若く、ひげを携えている。
女二人ブラジャーなし。下の方は細いT字形パンツ。
女は代わる代わる男にマッサージさせている。30を超したスペインの女は、はぶたいもちのようにぶくぶくだ。おまけに日焼けした肌が怪物のようにマッサージで動く。乳首は梅干しで黒い。一方砂浜では40過ぎの女がノーブラで砂に寝て日光浴をしている。先の二人の女達よりまた異様な怪物様だ。焼け付く地中海の太陽の海と女達。このような様を絵にしたい。
女二人ブラジャーなし。下の方は細いT字形パンツ。
女は代わる代わる男にマッサージさせている。30を超したスペインの女は、はぶたいもちのようにぶくぶくだ。おまけに日焼けした肌が怪物のようにマッサージで動く。乳首は梅干しで黒い。一方砂浜では40過ぎの女がノーブラで砂に寝て日光浴をしている。先の二人の女達よりまた異様な怪物様だ。焼け付く地中海の太陽の海と女達。このような様を絵にしたい。