義務でなくなったヨーグルト

　二度目の整形外科診察でいよいよ骨密度検査へ。
　ヘルスメーターみたいなのに乗って，かかとで測るものと思いきや、レントゲン室に通される。
　腰椎と股関節を測定することに。まず腰椎から。「じっとして，動かないで」と言われじっとすること、１０秒、２０秒、1分。いや、2分。どれくらいじっとしていただろうか。この時間が長い。体を動かさないぞと集中すると，逆に動きそうになってしまいそう。もしこれがテツとかならピクピクけいれんしちゃうんだろうな、なんて思い出し笑いしそうになり腹筋に力を入れ続ける長い長い時間。続いて股関節撮影。再び「動かないで下さい」の指示。膝枕で固定しているとはいえ，股関節が外側に倒れないように力を入れているから、３０秒過ぎたあたりから関節に疲労を感じ始める。1分、2分、いや５分とも感じられる長い時間じっとして，筋肉が笑いそうになる頃無事終了。

　さて問題は検査結果。
　グラフを見て思わず歓声。高いではないですか。
　よしっ！
　「５年後くらいにまた検査するくらいでいいでしょう。」

　ヨーグルトは嫌いなわけではないけど、体のためと思いながら食べるのと、デザートとして食べるのでは全然気分が違う。
　その晩、イチゴジャムをたっぷり入れてあまーくしたヨーグルトを、にんまりしながら食べるのでした。