バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

町会論議

2009-04-14 07:05:00 | ライフスタイル
 町内会不要論、廃止論っていうのはどこでも起きていると思うけど、我が町内もそんな論議が、にわかに、小規模に起こっています。これまで無関心でその存在すら意識していなかったのに。ある日突然「お前らでやれ」風に長老から問題提起されたことに端を発します。
 面倒なことが回って来そうだということになり、まず井戸端会議であがった論は、「町会に入っていてなんか得なことあるの?」であり、「町会やめたら何か不便あるの?」に続くのです。なかには「町会抜けるとゴミ捨てができなくなるのか」と市役所に問い合わせする人が出る始末。
 こんな状況を野田ジュニアの長老に相談すると、「町会っていうのは、損するとか得するって問題じゃねえべ」と一喝。なるほど。その晩近所の集まりがあり、その場でその台詞をそのまま言うと、さっきまでは「みんなで揃って抜けようよ」とまとまりかけていた議論が、「何も悪いことしているわけじゃないのに、逃げるように抜けるのはイヤだ」とか「一生ここに住むんだから」と空気は前向きにかわり、更に「もしここの誰かに役回ったら皆で協力しようと」とか「困ったことになったらそのとき考えましょう」と一件落着です。
 町内に生活を不安にする何かが起きたとき、たとえば災害とか犯罪とか、町会活動が活発になると言います。これまで無関心でいたのは何も事件災害が起きなかったということなのです。行政サービスだけをあてにしていては、自分が住む町を住みやすく変えたり、維持していくのは難しいということです。
 半年に一度回ってくる町内パトロールがあり、先日みんなで話し合った直後だっただけにいつになく集まりよく、みんなでそろいの帽子をかぶり、幟を持って町内を歩きました。いつも車で通り過ぎてしまう道や、もう何年も通っていなかった幼稚園への近道とかを久しぶりに歩いて町内の安全確認。「これって何のためにやるの?」って意見がでそうだけど、こうやって近所の人が集まって街を歩くこと自体の効果も期待されていると思いますけど。

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2 コメント

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Unknown (頑張run婆)
2009-04-15 08:43:50
長老の言葉、ガツンと来ますネ!
うちも何度抜けたいと思ったことか・・・。
引っ越して来た頃、幹部だった方々がすっかり高齢になったのに、息子は地域の事には無関心で(私に深い関心がある訳でもないのですが・・・)世代交代してもらえず、今だに大儀そうに頑張ってるのを見てると、ある種ボランティアな感覚で参加しています。
我が息子もきっとそうなると思いますが・・・。
高齢化、少子化で今に、『90歳の組合長』や『15歳の青年会長』とか出て来そうです。
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Unknown (バネの先生)
2009-04-15 15:21:38
損得でない何かって何?って聞かれてもズバリ答えられない私。
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