バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

いつだって気分は中学生

2009-11-27 00:23:41 | バネ
 公立の中3生、ようやく三平方の定理に入った。早く全体終えないと入試問題できないからと関数以降駆け足でやっていたけど、途中定期テストや実力テスト対策とか検定対策が入り、思うように進められないでいた。でも学校ではまだ二次関数変域あたりだというから、学級閉鎖の影響もあり遅れていますね。
 もううん十年も前なのに、いつも中学生に接しているからか、自分の中学時代の記憶が非常に鮮明なんです。特に最近そう感じる。調度いま解いているような図形問題に四苦八苦していた記憶なんかもはっきり意識できる。
 11月終わりの長野の冬は、あたり一面枯野でうすら淋しい。一日毎に受験に近づくのに合わせ、心の重みが増していく。そんなある日、塾に通っている同級生の子が、放課後黒板に図形問題を書き込んで、「塾でやったけど解けないから一緒に考えてほしい」と言って相談して来たのだった。相似かなんかの証明問題だった。何となく解けそうだけど微妙にすっきりしないでいると、出題した子は一人で合点して、何やら良くわからない説明を付け、やっと解けたと言って喜んでいた。実は塾で学習済みの問題を私にぶつけてみることでこちらの実力を測ろうとしたのだなということがわかり、非常に不愉快な思いをした。そんな時の薄暗い教室の空気までが鮮明に思い出される。同級生が解けた問題がよくわからないままになった心のモヤモヤ感。
 あの時の自分と同じ表情をしているだろう中学生に接するからこそ、あの教室の映像がはっきり浮かぶのでしょう。この子達、次回は必ずすっきりさせてあげようと思う。

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