バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

説明するということ

2013-06-01 16:14:06 | 野田市オープンサタデークラブ
 今年度2回目のサタデークラブ。
 前回は近隣小学校の運動会と重なったけど,今日は出席多いぞ、と思う。
 案の定ほぼ全員出席。初めて参加する人もチラホラいる。
 
 床はホコリで真っ白。まずコーチ陣でモップをかけていると、早めに来た子や送迎の保護者がモップがけに加わる。そのうち子どもたちが集まってきたので,全員で雑巾がけする。ようやく走り回っても気にならない床になった。

 体操を終え,遊びながらトレーニングしていつもの「突然鬼」に入る。初めて参加する人はこの鬼ごっこのルールを知らない。だれか説明できる人と言うと数人が手を挙げた。そのなかの一人、一番最初に手を挙げた子が説明することになった。前に出る3年生。うまく説明できるのかな。ハンドマイクで的を得た説明をしてくれた。横で小さな声で、つかまったらどうなるの?と添えると、「つかまった人は円の中に入ります。」そして「全員が円に入ったらおわりで、また次のお題が出て,繰り返します。」説明上手。回りから拍手がパチパチと起こる。
 たいしたもんだなと思う。ゲームのルールを、突然の指名にも関わらず,手短に皆がわかるように説明する。これは大人だって難しい。

 さて説明というフレーズがでたので,これに関して。

 小さい子にスポーツを教えるのに,理論的に,要するに言葉による説明で教えると子どもの動きは固くなる。見よう見まねで動きを覚えてもらう方がいい。回りのプレイヤーの動きを目で覚えていけば良い。だからサタクラでは説明は極力少なくした。握りチェックの仕方とすぶりのポイント3点だけを説明。説明は詳しすぎても、ポイントが多すぎてもいけないから、手短に3つだけ。しかしこれでできるようになるとは思わない。簡単な説明で理解して動きに結びつく人など居るわけがない。説明の後それぞれグループに別れて練習するので、その際それぞれのコーチが指導ポイントを押さえ共通する説明用語を使うための説明であって、あとはコーチが子どもとのコミュニケーションで臨機応変に紡いでもらいたい。
 1時間グループ別レッスンとなった。練習を終え子どもたちを見送るコーチの表情に達成感があったから、まずまずの練習日和でした。

 



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