廃番の部品の入手にも困りますが、昔使った部品を再度仕入れると、同じ部品のはずなのに寸法が少し違ったりします。設計変更か、下請けや機械の変更があったかと思いますが、予定と違うと困ったりします。また、長く作っている車両だと年式により部品の公差が違ったりしますので、加工した場合は、微調整が必要になる場合があります。なかなか大変です。
前回の車検後、再入庫です。ゲイルスピード製の前後ホイール交換とリアホイールセンター出し、フロントフォークセッティング、スイングアーム補強でお預かりです。新品タイヤ装着後にお持込でしたので、ブレーキローターを移植し、交換です。
フロントフォークは、ダンピング加工後、オーリンズ製スプリングを入れ、カラーをカットし、ポッシュ製イニシャルアジャスターを装着しました。交換部品は、オーナー様のお持込です。
リアホイール側は、センター出しとスイングアーム溶接補強です。大量生産品で、部品の公差もあり、車両により微調整が大変です。
フロント側は、インチダウンで直径が小さいので、フロントフェンダーの高さ調整が必要です。ゲイルスピードのカラーでは、少し位置が高いのでアルミのカラーを追加して下げています。今回交換した純正ホイールです。
最終チェックと試乗です。車両の姿勢として、なるべく純正と同じ高さにしています。サイドスタンドは、ノーマルです。次は、ブレーキ関係かリアサス交換の予定だと思います。無事納車になりました。
2024.09.29 作業担当 ヤダ(矢田)