ヤマハ専門に、30年間2輪業界に在籍、主にVmaxの整備中心です。意見感想は、個人主観です。連絡先はカテゴリに有ります。
PrivateFactory ベイカーズストリート V-max Garagename Right-arm ライトアーム


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 作業担当 ヤダ マサオ(矢田 正夫)

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現在、旧型のクラッチレリーズを交換していたので、一応、新型の部品と比べてみました。



部品構成は、大体同じなのですが、構造上、部品が増えたり、減ったりしています。



ロッド自体は、構造が大体同じなので、寸法も同じぐらいですが、長さが違います。



クラッチレリーズ自体は、ほぼ同じ大きさですが、ピストン径が小さくなっています。



ロッドのオイルシールですが、旧型の品番が、SD0-8.8-22-6で新型が、SD7-8.7-22-6になり、構造が少し違い、裏側のリップ部分にスプリングが入っています。新型の方がリップ部分からのオイル漏れが少ないと思います。



互換性の件ですが、旧型のクランクケースに当てて見たのですが、取り付けピッチとピストンセンターが同じようなので、取り付けには問題が無いようです。旧型では延長されていたホースの取り出しも、新型は、一体で延長されており、少し位置が斜め前方になりますが、干渉はしませんでした。ただ、ロッドが違うので、動くようにするには、多少、加工が必要です。オイルシールは、外径と厚みは同じ(品番の22が外径、6が厚み)なので、装着は出来ますが、内径が、8.8と8.7で0.1mm違う為、少しきついと思います。ただ、使用して問題が無ければ、リップにスプリングがあるので、旧型よりオイルが漏れる確率は、減ると思います。

レリーズのピストンストロークが大体同じであれば、流用できる可能性があります。ただ、加工してまで、流用する必要があるかは、現時点で不明です。

クラッチマスターとセットで交換になりますが、両方とも、ピストン径を小さく出来るので、抵抗が減り、作動が軽くなるかもしれません。

昨日の、プロトタイプアクスルシャフトは、モニターの方が決定しました。多数のお問い合わせありがとうございました。


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クロモリ製アクスルシャフトのお問い合わせを頂いていますが、現在の所、量産化の予定は未定です。調整中ですが、なかなかすぐには量産出来ないかもと思います。

試乗後に、加工屋さんと細部の打ち合わせ中、今回の部品は、量産試作になるが、別にデザインを少し変えてみたプロトタイプが、1セットありますが・・・。と言われ、写真を送ってもらいました。個人車両装着部品と何が違うかというと、フランジ部分の円周上に溝が1本切削してあります。それ以外は、量産試作品と同じだということです。

今回の製作過程は、切削、熱処理、メッキになるので、切削のみの場合より、手間が掛かっています。

若干見た目が、違いますが、製作過程等は、量産試作と同じです。



プロトタイプですが、希望者の方に、1セットだけ販売可能です。リア側は、量産試作と同じです。ギアケースの年式違いにも対応できますので、ご希望の方は、トップページ左上に表示されているアドレスに、直接ご連絡下さい。先着1名様になりますが、折り返し、ご連絡いたします。公平をきすため、メールの着信日時により決めさせていただきます。また、販売価格については、加工屋さんに支払う金額になるため、希望者の方のみ、直接ご返信いたします。よろしくお願いします。

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先日、組み込んだクロモリ製アクスルシャフトの試乗記です。

いつもそうですが、パーツを試作し、組み込む際は、部品代が自腹の為、結構真剣に作っています。

組み込んだ日は、帰宅した際の街乗りのみでしたが、今回は、街乗りと高速試乗です。店を出て、高速入口までの印象は、前回と同じですが、しっかり感が増し、アクセルオフのちょっとしたフロント荷重時や、切り返し時のぐんにゃり感が、ほぼ無くなり、シャープさが出た気がします。

ノーマルで、サスペンションを調整または、交換し、硬くしたりすると、剛性感があるような、また、反応が早い気がしますが、実際は、サスが動かないことによる突っ張り感だったり、不安定感だったりします。

今回の試乗は、個人車(デモ車NO3)ですので、車体関係は、それなりにいじっていますが、フロントサスは、ノーマル改、リアサスは、純正です。個人的好みで割りと柔らかめで、ストロークする仕様です。

今までは、破綻する感覚があったので、フル加速は、直進状態で行い、また、速度を上げていくと、それに伴い、タイヤの接地感が減少傾向にあったのですが、シャフト交換後は、破綻する感覚が、薄くなり、切り替えしながらの加速や、速度上昇時の接地感の減少があまりなく、楽しく乗れました。○60~○80km/hでの3車線間の左右移動(わりと急ぎ)、○00km付近までの加速状態などです。さすがに、それ以上速度を上げると、ホイールとタイヤが純正の為、タイヤ自体の剛性不足によるヨレは少しでますが、以前のような破綻感は、無くなりました。

正直、今回は、鉄の棒を2本交換しただけですので、しっかり感は出るが、それ以上のことは期待していませんでした。

期待していなかった分、小さな変化が結果を大きく変えてしまったことに、感動しました。今まで、いろいろな部品を試作し、テストしましたが、ある程度結果が予想された為、試乗走行による結果の確認はありましたが、予想以上の結果による感動は、初めてです。正直、今回のシャフトは、製作して良かったです。

上記走行中の感想は、前後同時交換のため、別々に装着した場合、効果が半減以下になると思われます。

現在、他のモニターの方の意見も入ってきていますが、概ね好印象です。

量産するかどうかは、検討中です。サイズや見た目が純正同仕様、材質のみの変更なので、対費用効果による価格設定が問題です。性能が良くても、価格が高いと売れません。単純に鉄の棒2本ですので、難しい設定です。

今回、試乗に行く前に、少変更しました。ステップのボルトを純正から、中空ボルトに交換しました。これは、自己満足です。強度的には、純正より落ちると思いますが、個人車の場合、絶対転倒したくない仕様なので、強度の件は、目をつぶりました。




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