ヤマハ専門に、30年間2輪業界に在籍、主にVmaxの整備中心です。意見感想は、個人主観です。連絡先はカテゴリに有ります。
PrivateFactory ベイカーズストリート V-max Garagename Right-arm ライトアーム


★2014年2月20日付で、VMG大原は、退職いたしました。

★勤務先:Right-arm 
ホームページアドレス:http://www.right-arm.jp/←※クリックでホームページ出ます。
 〒202−0014 東京都西東京市富士町5−1−17 ←※クリックで地図出ます。
 ℡:042−497−6758 
お電話を頂く場合は、営業日の営業時間内でお願いいたします。

 定休日 毎週月曜日 営業時間:AM11:00〜PM20:00
※月曜日が祝日の場合、定休日は、火曜日に振替になります。

 作業担当 ヤダ マサオ(矢田 正夫)

★オリジナルパーツ発売中  ★Vmaxデモ車製作日記  ★質問コーナー
 
★Vmaxデモ車仕様諸元  ★新製品企画募集中  ★ユーザーズレビュー
 ★質問コーナー2  ★車検費用及び工賃について  ★質問コーナー3





週末に、天候が悪くなるのはやめてほしいです。

  

前後ブレーキパッド、フルード3カ所交換、ヨシムラテンプメーター点検、プラグコード修正等で

当日作業です。終了次第納車になります。ヨシムラテンプメーターですが、油温計で使用しているので、油温センサーがドレンボルトのタイプです。油温が表示されないので、見てみたら、カプラーが抜けていました。恐らくエンジンオイル交換時に、忘れたか、差し込みが甘かったようです。何かに引っかかったのであれば、カプラーは詰めがあるタイプのため抜けるよりは、配線が切れると思います。

  

 

ブレーキパッドを交換する予定でしたので、前後キャリパーの点検清掃です。外してみたら、フロント側パッドは、残量2/3ぐらい、リア側は、残量1/2と少しぐらいでしたので、ブレーキパッドは交換しませんでした。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所交換です。

  

作業時は、外装を外して作業を行いますので、他の部分のチェックも行います。Vブーストジョイントのバンドが締めすぎで、ゴムがはみ出し切れそうでしたので、一旦、緩めて適正に締めました。キャブレター側のバンドは、締めすぎないようにストッパーがあるのですが、Vブースト側は、ストッパーが無いので、締めすぎていることが多く、ジョイント部が切れる原因になっています。交換時や整備時は、力いっぱい閉めずに、適正に締め付けないと破損します。

  

どうもテールランプ周辺がガタつくので、見てみるとフェンダー裏のボルトが左右2本とも脱落しありませんでした。装着しましたが、フェンダー側のナットがずれていたので、少し面倒でした。温度表示不良は直したヨシムラテンプメーターですが、どうも電圧表示関係の作動がおかしいので、配線を見たら、ヘッドライトのカプラーに配線を差し込んでテープで留めてあるだけでした。取り付けは、某有名用品店だということですが、接続は、ちゃんと行い、正しい箇所に配線した方が良いと思います。ヨシムラテンプメーターの電源線は、別の場所に接続しなおしました。

 

最終チェックと試乗です。とりあえず、作業箇所は、問題無さそうでしたので、納車になりました。全ての部分を見ていないので、なんとも言えませんが、まだ、問題の箇所はあるような気がします。ローダウンされており、リア側は、ショートショックに交換されていますが、フロント側は、インナーチューブの突き出しになっています。インナーチューブを突き出した場合、フルボトムさせると、フロントフェンダーがラジエターに当たる場合が多いので、突き出しは戻してセッティング変更でローダウンした方が良いです。インナーチューブについて、足回りのセッティングの方法として付きだすのはありですが、付きだし量を考えないと他に影響が出ますので注意が必要です。とりあえず、雨が本降りになる前に納車できて良かったです。

2019.03.30 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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個人車の2号機ですが、早いものでデモ車制作前に車検を取って名義変更してから2年がたち、継続検査の時期になりました。車検を切らすと面倒なので、点検と油脂類交換で車検に行くことにしました。

  

点検から始めます。外装を外しますが、トップカバーとダミーダクト、シートを外すのみです。

  

エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。クーラントは、全量交換です。

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所交換です。フロントフォークオイルも交換します。

  

車検は、多摩陸事です。3月29日の3ラウンドに行きましたが、来週が4月1日のため、車検場が混んでいました。マフラーを製作し、初めての車検でしたが、バッフル装着状態で、車検ラインで実測値95dBでした。ベース車両が2001年式なので、排ガス検査は無しで、騒音規制値は、99dBですので、問題無しです。サイレンサーは、250ccクラス用の小さめの物を左右2本装着していますが、意外と静かでした。

 

車検の帰りです。車体寸法は、車検証の寸法通りに作ってあるので、特に何もしていませんが、ヘッドライトは、オフ車(ヤマハトリッカー)の物を使っているため上下しか光軸調整ができないので、純正です。

 

以前撮影した写真ですが、ヘッドライト回りが違うだけで印象がかなり違います。デモ車は、2台とも、ほぼ、そのまま車検に通る状態にしています。

2019.03.29 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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毎年、暖かくなるこの時期に、冬の間乗っていなかったり、しばらく乗っていなくて調子が悪い、もしくは、エンジンがかから無いといったお問い合わせが増えます。キャブレター車の場合は、乗らなくても1か月に1回ぐらいエンジンを始動(ガソリン劣化防止)し、クラッチを切って、1速に入れるという作業(クラッチの貼り付き防止)をして置くか、キャブレター内のガソリンを抜いておくと不調になりにくいです。

  

前の勤務先の頃からのお客様の車両です。今回は、ステムキット交換、セパレーター修理、ウォーターポンプオーバーホール、エンジンが温まるとセルモーターの回りが悪い症状でお預かりです。

  

クーラントを確認するとエンジンオイルが混入しており、ウォーターポンプの下部の穴からエンジンオイルが漏れています。先に純正のステムキットの交換です。ステムベアリングは新品交換です。転倒されたとのことで、アンダーブラケットのハンドルストッパーが折れていますので、お持込の中古純正部品に交換です。

  

クーラントを全量抜き、クーラント通路を何度か掃除して、できるだけ油分を取り除きます。先にセパレーターを修理します。

  

  

キャブレターを外す際に気が付いたのですが、ドレンボルトのOリングが劣化し、1番、2番、4番の3カ所からガソリンが漏れています。ドレンボルトを外し、Oリングを交換です。写真を忘れましたが、ウォーターポンプをオーバーホールしました。メカニカルシール部分の裏側の鉄に部分が錆びていたことと、エンジン側のオイルシールが劣化していました。また、セルモーター本体の磁石が劣化していましたので、セルモーターを交換しました。取付位置が奥で、クーラントの配管を外す必要があるので、水回りの修理の際に同時交換だと作業がかぶりません。

 

一応、バッテリーの状態を点検しました。秋月電子扱いのバッテリーで、新品交換されたとのことでしたので、電圧容量とも大丈夫そうです。

 

最終チェックと試乗です。修理個所は問題が無く、電装ファンが回る状況でもセルモーターは元気に回るので、大丈夫そうです。試乗で気が付いたことがあるので、納車時に、ご説明します。よろしくお願いいたします。

2019.03.28 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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花粉が飛んでいるせいか、ホコリがすごいです。

  

修理や、カスタムで何度か入庫している車両ですが、今回はスイングアーム補強とペイント、ギアケースペイント、マフラーペイント、レバー交換、バッテリー点検で入庫です。マフラーは、エキパイとサイレンサーを半ツヤ黒にペイントしました。もともとメッキマフラーで、ペイントしていますので、ぶつけた場合は、ペイントが剥がれますが、補修は可能です。今回はエンド部分横にスリ傷がありましたので、パテ修正後の塗装です。

  

スイングアームは、センターと右側に溶接補強を入れています。スイングアームとマフラーも半ツヤ黒ですので、リアブレーキキャリパーも塗装しています。レバーは、お客様持ち込み部品に交換です。調整式のショートレバーでした。

 

バッテリーは、上がっていましたので、補充電しました。とりあえず使えそうですが、また、上がった場合は、交換です。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

 

 

最終チェックと試乗です。シートレール補強キットは以前装着済みで、今回、スイングアーム補強を行いましたので、リアサスの動きが判るようになりましたが、現在のショートショックは、ヘタリ気味です。無事納車になりました。

2019.03.27 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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最近、気温差が激しく、体調が悪くなりそうです。

  

以前の勤務先のころから担当していた車両ですが、前オーナーの売却により所有者が変わりましたが、メンテナンス等は、そのまま引き継ぎになりました。以前より不調でしたウインカーの交換です。以前は、ワイズギア製のウインカーでしたが、新オーナーのご希望で、デイトナ製LEDウインカーでシーケンシャルタイプをお持込です。ウインカー交換に伴い、LED対応ウインカーリレーに交換、ハザードスイッチ装着、インジケーター配線加工を行いました。

  

交換の際、リアフェンダーを外しましたが、鉄製のインナーフェンダーの取付け部が割れていましたので、補修しました。また、ハイマウントストップランプの配線を一部変更しました。今回取り外したウインカーです。ステー部分のゴムが割れ始めていましたので、交換時期だったようです。

  

最近のはやりで、ウインカー自体がどんどん小さくなっているように思います。

 

今回装着したウインカーは、取付部が、8mmでしたが、旧型Vmaxに装着の場合は、ステーが10mmの方が良いと思います。また、本体が樹脂製ですので、当たると折れるので、注意が必要です。光源がLEDですので、小さくても結構明るいです。

 

最終チェックと試乗です。今回は、電装系の交換でしたので、特に問題も無く、無事納車になりました。引き続きよろしくお願いいたします。

2019.03.26 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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今年、東京は特に積雪にはならなかったのですが、以前、積雪時にスクーターで通勤した際に、融雪剤のせいか、錆が結構出ました。通勤に使っているので仕方がないですが、水洗いしておけば良かったと思っています。車やバイクで下回りを見ることはあまりないと思いますが、融雪剤は錆びるので、洗車した方が良いと思います。

  

毎年、点検と車検に来ていただいていますが、伊豆の方ですので、山道も行かれるようです。今回、下回りの錆が酷いので、錆止めをある程度しましたが、融雪剤の影響がある場合は、乗車後、水洗いをした方が良いようです。今回は、12か月点検ですので、外装を外して点検していきます。クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等無さそうですので、全量交換のみです。  

クーラント全量交換中です。エンジンオイル交換中です。今回は、オイルフィルターは、交換しないので、中身のオイルを捨てます。

  

エアクリーナーは、ヤマハ純正です。今回は、点検清掃のみです。ダイヤフラムは、回転や作動不良は無いので、平気そうです。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cです。今回は、点検清掃のみです。

  

フルードは、今回点検のみで、交換は、次回車検時の予定です。クラッチ側は、エンジン側で熱がかかり劣化しやすいです。漏れ等はありません。

  

フロントフォークのエア圧ですが、タイヤの空気圧と同じで(バルブ構造も同じ)気温で内圧が変わったり、バルブやトップキャップのOリングから抜けたりしますので、定期的な点検が必要です。

  

 

キャリパーは、点検清掃のみです。

  

今回、前後タイヤを交換しました。元々ダンロップ純正でしたので、同じ銘柄です。やはりタイヤが新品だとグリップ感が良いです。

  

   

今回、バッテリーを新品に交換しました。エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。今回は、油脂類交換や点検整備でしたので、交換した部品はこれだけです。タイヤは、交換をお願いしたタイヤ屋さんに処分を依頼してきました。

 

最終チェックと試乗です。1年に1回は、点検整備を行っているので、車体は特に問題無いですが、サビは、要チェックです。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2019.03.22 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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日増しに暖かくなりますが、花粉も酷いようです。外にバイクを止めると、堆積していたりします。個人的には、今の時期より、5月ぐらいがツラいです。

  

フロントブレーキ周辺とホース類、左右マスターとウインカーの変更でお預かりでしたが、充電系の不良も追加で修理になりました。外装を外して作業に入りますが、ラジエターキャップ下側周辺でクーラント漏れの痕跡がありました。漏れて乾くと白い跡になります。今回も、ラジエターキャップベース下のOリングの交換になります。

  

クーラントですが、エンジンオイル混入や他に漏れている箇所が無さそうなので、Oリングのみ交換で、クーラントを少し補充です。

  

嫌な匂いがしていたので、レギュレーター周辺のチェックです。レギュレーター本体内部でショートし、燃えたようです。レギュレーターにつながっているメインハーネス側の配線もダメなので、いったん切断し新品に交換します。

  

配線修理後、バッテリーが弱っていたので、ジャンプしエンジンを始動し、新品レギュレーターでの電圧チェックです。問題無いようなので、弱ったバッテリーは補充電しました。

  

充電系の修理が終わったので、ようやく本題の部品交換に入ります。左右マスターやホース類、フロントブレーキキャリパーがノーマルでしたので、今回、お持ち込みの左右マスターとホース類、キャリパーに交換です。写真は完成写真です。ミラーもついでに交換です。

  

フロントブレーキキャリパーは、中古でMOSキャリパーをお持ち込みでしたが、中古キャリパーで部品がバラバラの状態でしたので、洗浄し、組み立てましたが、一部ネジ山も修正しました。今回は、締め付けトルクが規定値かかりましたので、ネジ山の再生(ヘリサート)までは行いませんでした。ただ、すべて中古部品なので、しばらくして不具合が出る可能性もあります。

 

ブレーキホースとクラッチホースを交換しました。フロントブレーキは、トライピースタイプ、クラッチホースは、純正タイプです。クラッチホースは、クランクケースカバーを外さないタイプです。トライピースタイプは、ホースのジョイント部の形状がいまひとつなので、ジョイント部のみ純正を使用しています。

  

前後ウインカーは、お持ち込みのアルミ製に交換しました。

 

最終チェックと試乗です。初めて装着する種類の左右マスターでしたが、作動には問題がないようです。フロントブレーキスイッチとクラッチスイッチは、油圧作動タイプでした。今回、ブレーキローターは、そのまま使用で、フロントブレーキパッドもお持ち込みの中古セットで、最初全くあたりがついていないので、ほぼ効かず、しばらく走行して、何度かフロントブレーキを使用し、少し効くようになりましたが、しばらくパッドの当たりが出るまでは注意が必要です。納車可能ですので、よろしくお願いいたします。

2019.03.21 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 



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ご質問やお問い合わせを頂くことが多く、以前にご連絡方法を整理したのですが、再度、お願いがあります。一般的な質問や、当店への修理依頼でない場合は、ブログの質問コーナー3をご利用ください。コメントが1000までしか入らないため、現在は、質問コーナー3になっています。以前の質問コーナー1と質問コーナー2は書き込めないため、閲覧のみ可能です。当店への修理依頼や具体的なご相談の場合は、ホームページのお問い合わせ(非公開)をご利用ください。また、ホームページに販売商品等が掲載されていますが、最初の表記の通り在庫のあるものは、ヤフオクに出品していますので、ヤフオクの出品ページをご覧下さい。出品していないものは、在庫がありませんし、納期未定ですので、在庫のお問い合わせやご注文は、お受けできませんので、ご了承ください。ひとりで作業していますので、整備と修理が優先になり、最近部品製作の時間が、なかなか取れておりません。もう一点ですが、ヤフオクの出品ページで、出品商品と関係が無いご質問をされる方が時々いらっしゃいますが、その場合は、ブログの質問コーナーをご利用ください。基本的に出品ページでのご質問は、商品についてのご質問のみでお願いいたします。

  

修理を何回かに分けて行っている車両です。今回は、ステムベアリングの交換がメインです。フロント周りがついていると重いのでなんとか左右に回りますが、ステムのみにするとかなり引っ掛かる状態です。

  

エンジンオイル交換中です。オイルフィルターは、前回交換しているので、今回は、中のオイルを捨てたのみで再装着します。他店でリアブレーキキャリパーのオーバーホールを進められたそうなので、一旦点検清掃です。写真は作業終了後ですが、作業前は、パッド抑え板が逆(通常回転方向に押えますので、板が長い方が前です)パッド用のシムが逆でした。リアは、2ポッドなので、パッドを均一に押し出しにくく、回転方向前方に引っ張られるため、前側が摩耗しやすいので、前方のみシムが入っており、ピストンが斜めになりにくい様になっています。今回は、後ろ向きに入っていたので、パッドがかなり偏摩耗していました。(一応作動するように戻してあります。)

 

純正のアルミカラーを荷掛けフックに交換しました。

  

床を見ると液体が垂れていたので、確認するとサーモスタット部からクーラント漏れです。オーナーに確認し、追加修理になりました。液量は減っているものの、エンジンオイル混入は無いようなので、漏れ修理のみです。

  

クーラントを全量抜き、部品交換です。今回交換した部品です。年式が古い車両で過去にサーモスタット部を外していない場合は、ボルトが錆びて固着し、ネジ山がダメになることが多いです。今回は、修正しました。

 

最終チェックと試乗です。やはり、ステムベアリングが正常だと乗りやすいです。修理個所以外からのクーラントの漏れも無さそうですので、無事納車になりました。

2019.03.20 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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修理作業が立て込んでいましたので、メールやお問い合わせ、質問コーナー等の返答が遅くなり、すみませんでした。

  

ブレーキローター(お持込)とブレーキパッド、ブレーキフルードの交換でお預かりです。先に、手間がかかりそうなブレーキローターの交換から行いました。ローターのボルトが錆びていたりすると外すのに苦労します。

  

キャリパー点検洗浄とブレーキパッド交換です。

  

フロンとブレーキフルードの交換です。先にパッド交換をしていますので、液面が上がっていますが、ローターが摩耗し、パッドも摩耗していたので、結構ピストンが出てしまい、エアを噛んでいました。

  

エンジンオイル、オイルフィルター交換中です。今回交換した部品です。ローターは使用限度外の薄さで、パッドもほぼ無しでした。ブレーキマスターのダイヤフラムは変形していたので、交換です。

  

エンジンを掛けた直後に、クーラントが右側のダミーダクト下から垂れてきたので、ダミーダクトを外してみました。ラジエターキャップ下のベースとアルミブロックの間のOリング部から漏れていました。Oリング交換です。この部分の修理は、一番上なので、クーラントを抜かなくても大丈夫です。

 

最終チェックと試乗です。特に問題は無かったので、無事、納車になりました。

2019.03.17 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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毎年恒例の確定申告もようやく提出し、ひと段落です。同じ行政の機関なのに、担当が違うと書類が必要になるので、いい加減、データーの連携を行ってほしいです。仕事がらみでも車検やナンバー登録で、住民票が必要だったり、納税証明書が必要だったり、行政機関だったら、リンクすれば、必要なくなるので、早くつなげてほしいです。

  

バッテリー上がりの原因追及とリアブレーキ回りの換装等でお預かりです。外装を外して作業を始めます。スピードメーターを、前回KOSO製のタコメーター(スピードはデジタル表示)に交換したので、お客様の方で純正のタコメーター部分を社外品のメーターに交換済みでした。最近バッテリー上がりが起きるので、原因追及でしたが、社外メーター部が疑わしいので見てみました。車用のオートメーターの水温計と電圧計が加工装着されていましたので、配線を確認した所、おそらくメモリー用と思われる配線で常時電源(プラス側直結)でバッテリーに直接配線されており、バッテリー上がりの原因と推測されます。今回は、常時電源をやめ、メインキーオン時のみ作動に配線を変えました。

  

リアブレーキ関係は純正でしたので、今回、お持込の社外品のリアブレーキローターとブレンボキャリパー、キャリパーサポートに交換です。ブレーキホースは、もともとスェッジラインで長めにしてあったので、そのまま使用です。エンジンオイル交換中です。オイルフィルターは、前回交換済みなので、交換は、交換無しです。カートリッジ式の場合のみですが、エンジンオイル交換時はフィルターを交換しない場合でも、一旦外してフィルター内のオイルは捨てています。

 

フロントブレーキローターですが、純正でインナーローターが金色でしたので、今回、黒にペイントしました。

 

最終チェックと試乗です。フロントブレーキローターは、色変更のみで、特に変化はありませんが、作動チェックです。リアブレーキ関係は、全て新品なので、当たりが出ておらず効きが悪いです。さらにバックステップの構造上、純正のように踏んだ力で支点を介しそのままマスターのロッドを押すのではなく、リンクが入っており、ペダルを踏んで、リンクを介してマスターのロッドを引き上げる構造になっているため、力の向きとして踏んだほど力がかからずリアブレーキの効きが甘くなっています。また、構造上ですが、微妙にマスターロッドを斜めに押しているので、ここでもロスが発生しています。走行上問題は、特にありませんでしたので、納車になりました。バッテリー上がりは、様子見です。車用メーターを流用する場合は、メモリー用等の常時電源は、バッテリーに直結しない方が良いと思います。

2019.03.15 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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バイクシーズンに入ってきたこともあり、作業が立て込んで来ています。順番で作業していますので、少しお待ちいただくこともありますが、よろしくお願いいたします。

  

ヘッドカバーガスケット交換とウォーターポンプオーバーホールでお預かりです。最初に、クーラントの確認ですが、写真を失敗しましたがそのまま掲載です。かろうじてクーラントの状態は見えると思います。エンジンオイル混入やウォーターポンプ以外からは漏れがないようなので、そのまま進めます。

  

クーラント全量抜きです。クーラントを抜いた後に、ヘッドカバーガスケットを交換です。

  

ヘッドカバーガスケットの作業を終えてから、ウォーターポンプを外し、オーバーホールです。今回交換した部品です。修理していていつも思いますが、ポンプの軸の部分が鉄製で、羽の部分がアルミ製になっていますが、シール部分が鉄製の部分にはまっているため、錆びるとシール部分の当たり方が悪くなるので、漏れの原因になります。純正指定が水道水でクーラントの原液を希釈していますので、条件によっては、やはり錆が出ます。できれば、不純物を取り除いた水で希釈した方が錆びの出方が少ないと思います。また、シリンダーヘッドから出ている部分やアルミブロックのパイプの接続部は、鉄製ですので、錆びると面倒です。

 

外装部品ですが、Vブースト部のカバーでグロメット部にカラーが無く、このまま装着すると割れる可能性があるので、カラーを追加しておきました。

 

最終チェックと試乗です。問題ないようなので、納車可能です。よろしくお願いいたします。

2019.03.12 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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仕事ですので、毎日Vmaxの修理をし、試乗していますが、純正ノーマルのままの車両は珍しく、何かしらカスタムされていることが多いです。車についても同じようなことが言えますが、オートバイは趣味の乗り物に近いので、自由度が大きく、また、部品も車用ほど高くないので、手を出しやすいこともあります。車やバイクが趣味なので、色々な車種を見ますが、車種によってカスタムの方向性が大体予想されることが多く、また、同じ車種を好む方は、趣味が似ていることが多いですが、Vmaxの場合は、カスタムの方向性が多様で、スタートが同じ車両なのに、方向性が180度ぐらい違う場合もあり感心することも多いです。(海外の方がカスタム度合いがすごいことが多いです。)

  

車検と整備でお預かりです。ご来店頂く方は、基本的に自走ですので、関東近県の方が多いですが、静岡県から来ていただく方も何人かいらっしゃいます。今回は、初めてのご来店で車検と整備ですので、全体的にチェックしながら整備を行います。外装を外して作業を始めますが、押し歩きの時点で重いとほぼタイヤの空気圧が低いことが多いです。(ブレーキの引きずりのこともあります)最近は、窒素を入れている方も多いです。確かに窒素の場合は、漏れにくく内圧変化があまりないことがメリットですが、定期的な空気圧の確認は必要です。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換から始めます。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等はなさそうですので、全量交換です。交換時ですが、シリンダー横のプレートを外し、ゴムプラグを抜きシリンダー部のクーラントを抜きますが、クーラント交換時に、ゴムプラグを新品交換していないとここからクーラントが漏れることがあります。今回もクーラントのニジミが発生していました。

  

クーラント交換中です。交換時は、オンオフバルブを外し、Oリングを交換しますが、今回は、エキパイの裏でしたので、エキパイを一時ズラしました。スパークプラグは、NGK製JR8Cでした。今回は、点検清掃のみです。プラグコードとキャップがノロジー製でした。ノロジーのキャップは、抵抗無しで差し込み部のみで、防水性はありません。

   

エアクリーナーは、純正タイプの社外品でした。似ていますが、フィルター部の素材が違い、できれば、純正の方が良いと思います。フロントフォークオイル交換中です。ヒビ割れていたダストシールとトップキャップの劣化したOリングは交換しました。

  

ダイヤフラムですが、分解はしていませんでしたが、1~3番気筒は回転しており、正常なのは、4番気筒のみでした。分解していないことや、4個同時交換が望ましい(ゴム部分の固さで作動に差が出ます)ので、今回は、負圧検知用の穴を正常位置に戻したのみです。(4個同時交換だと部品代が高額です)

 

バッテリー交換時の注意ですが、イグニッションコイル部のプレートを戻す場合、プレート部の前側のグロメットが付いている部分をフレーム側に刺し込ことになっており、時々差し込まれずフリーな状態で、プレートが遊んでいることがあります。前側は、差し込み、後ろ側を2カ所のボルト止めの3点止めです。ちなみにリア側のボルトですが、ボルト下側を配線が通るので、配線に接触しないように短めのボルトです。長いボルトを付けてしまうと最悪バッテリープラス側の太い配線に接触し被膜に傷が入るとショートします。

 

補充電後の、電圧とCCA値です。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

Vブーストジョイント部のゴムですが、4個とも切れており、3個はヒドイ状態でした。ここのクランプは、位置決めのストッパーが無いので、締めすぎのことが多いです。

  

 

キャリパーは、点検清掃のみです。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。

  

車検は、多摩陸事です。マフラーは、社外品ですが、消音バッフル入りで、実測値93dBでした。今回交換した部品です。消耗部品が多いですが、1点、ガソリンタンクのエアホース(負圧防止のワンウェイバルブ部)がマフラー交換のため、エキパイに挟まれており溶けていたので、溶けていた部分を切断し、通し方を変えました。このパイプが溶けて塞がれるとガソリンが減った際に空気が入らないので、ガソリンタンクが負圧になり、ポンプで吸えずガス欠の症状が出ます。また、転倒時にガソリンが出ることもあるので、エキパイの上は危険です。マフラー交換時は、注意が必要です。

 

最終チェックと試乗です。シフト部の曲がりは修正しました。また、キャブレターの同調もマフラーに合わせ調整しました。とりあえず問題は無いですが、灯火類を全てLED化してしまうと消費電力が少なくなり、バッテリーも満充電で、供給過多になった場合は、レギュレーターに負担がかかるので、需要と供給のバランスが大事です。無事、納車になり、帰宅されたので安心しました。やはり遠方の方だと、いきなり高速走行で長距離なので、到着されるまで、心配です。今後とも、よろしくお願いいたします。

2019.03.09 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 

 

 



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旧型Vmaxの新車販売が終了し、10年以上が経過し、旧型Vmaxを購入する場合は、中古車になりますが、中古車の場合、前オーナーの取り扱いや、購入した販売店での納車整備で車両の状況がかなり違います。中古車を購入した場合は、リセットの意味も含めて全体的な整備を購入後最初に行った方が良い様に最近思います。

 

車検と整備でお預かりです。入庫時に写真を取り忘れたので、試乗時の写真で代用です。

  

整備個所や交換部品については、オーナーとの打ち合わせによりますので、一律ではありません。外装を外し、エンジンオイル、オイルフィルター交換中です。クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無いので、全量交換です。ラジエターキャップ付近に若干の油分がありましたが、過去の修理等の際にグリスを使用した場合も考えられますので、今回は、様子見でクーラントのみ交換します。

  

クーラント全量交換中です。エアクリーナーは、ヤマハ純正で、汚れもそれほど酷くなかったので、点検清掃のみです。

  

エアクリーナーを点検した際には、ファンネルからキャブレターのダイヤフラムも点検します。今回は、作動不良はありませんでしたが、1番気筒(左後)のダイヤフラムが回転していましたので、通常の位置(負圧検知用の穴が真下)に戻しました。他の気筒は大丈夫そうです。

  

スパークプラグは、NGK製JR8Cで、状態がそれほど酷くなかったので、点検清掃のみです。プラグキャップとコードもNGK製でしたが、防水性はありません。また、プラグキャップの抵抗値は5KΩでした。

  

電動ファンスイッチは、純正ではなく、98℃で作動するタイプです。水冷式のエンジンの場合、大体の設定水温は同じようなものですが、スイッチについては、装着位置によって設定が違います。旧型Vmaxの場合は、ラジエターの入口(高温部)についていますが、ラジエターの出口側についている場合は、エンジン内部の冷却水の温度が同じでもスイッチの作動温度は低くなります。アルミブロックのカバーには、ダミーダクトとの間にゴムプラグが付いていますが、これが無いとカバ-が遊んで音が出たりする場合もあります。

  

 

キャリパーは、点検清掃のみです。リアキャリパーですが、パッドのシムと押え板の位置が反対でしたので、修正しました。2ポッドの場合は、回転方向にパッドが摩耗しますので、ピストンの当たりを均等にするためシムが回転方向に向けて入っています。パッド押え板は、ブレーキ作動時にパッドが回転方向のキャリパー内部に当たって音が出ることとキャリパー側の変形を減らすために常に回転方向に押し付けています。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所交換です。

 

バッテリーは、XJR用のMFバッテリーでしたが、小さいので容量が少しすくないです。通常は問題無いですが、電気的な負荷が多いような状況では、少し容量が足りないように思います。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。

  

今回交換した部品です。ホイールベアリングも交換しましたが、オイルシール類は、交換したばかりということでしたので、点検し、再使用可能な部品は、そのまま使用しました。車検は、多摩陸事です。

 

最終チェックと試乗です。全体的に整備しましたので、一旦様子見で、不具合が出る場合は、その都度対応になります。無事納車になりました。

2019.03.09 作業担当 ヤダ(矢田)

 

 



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最近、暖かくなってきたのは良いですが、天候が安定しないので、晴れている日に外回りや車検、試乗等を行うので、晴れている日は忙しいです。症状はひどくないのですが、花粉が飛んでいると少し調子が悪いです。

  

車検と修理でお預かりです。外装を外し、エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換です。

  

フォークオイル交換中です。今回は、ダストシールも交換しました。エアクリーナーは、K&N製ですので、洗浄です。

  

ダイヤフラムは、回転や、作動不良は無いので、平気そうです。スパークプラグはNGK製JR8Cです。焼けはほぼそろっているので、今回は、点検清掃のみです。

  

クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無いので、全量交換のみです。

  

クーラントを抜いている間に、ヘッドカバーガスケットからオイルが漏れているので、交換です。他店で、作業しているようですが、再修理です。カバーを止めているボルトが16本ありますが、締め付け具合がバラバラで、緩んでいる箇所もありました。また、ボルト部分のグロメットが同も交換されていないようなので、ヘッドカバーの密着が悪かったようです。

  

ヘッドから出ている水回りのホースを外しましたが、他店修理で液状ガスケットを塗ったらしく、パイプの内側にはみ出しており、剥がれていましたので、これが循環すると詰りの原因になります。カバーを外しましたが、液状ガスケット塗りすぎです。

  

ヘッド側も液状ガスケットがはみ出しており、ひどい状態です。

 

液状ガスケットの掃除が大変でした。

  

 

キャリパーは、点検清掃のみで、パッド交換は無しです。フロント側のMOSキャリパーは、ピストンが固着気味で、右側が酷かったです。

  

  

  

フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。ガソリンタンクを交換しており、リアブレーキのリザーブタンクにカブっていたので、キャップが外れるかどうか心配でしたが、ガソリンタンクがドイツ製だったので、問題無く外れました。正確に作ってあって良かったです。

 

ゲルバッテリーを去年の夏に交換しているので、補充電のみです。

  

エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。

  

車検は、多摩陸事です。今回交換した部品です。ヘッドカバーガスケットの外した部品は、写真を忘れました。ウインカーは、お持込のLEDウインカーに交換しました。ウインカーリレーをLED対応品に交換しましたが、ついでに、ハザードスイッチを付けましたが、純正配線のままだとインジケーターが点灯しないので配線を加工しました。

最終チェックと試乗です。特に問題は無いので、納車可能です。よろしくお願いいたします。

2019.03.05 作業担当 ヤダ(矢田)

 



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