電気関係が続きますが、正常作動している場合の各回路に流れている電流をチェックしてみました。各回路の部品の消費電力を合計すれば、計算上の消費電力は出ますが、実際にハーネスに流れている電流を知りたかったのです。私物ですが、ヒューズボックスに差し込んで電流を測るテスターを使用しました。個人的に工具好きなので、結構いろいろ買ってコレクションしてしまいます。仕事で使うこともあるからと、納得しています。

ヒューズの種類によって、テスターが2種類あったのですが、2個も買えないので、変換アダプターを自作しました。

残念ながら耐電流が20Aですので、メインヒューズには、使用できませんが、ヒューズボックスの4種類を測定し、合計すれば代用できます。また、最小単位が0.01Aですので、漏電チェックにも使えるかと思います。

ヘッドライト系のヒューズでの測定です。回転数は、1000回転、ロービームです。この状態だと電圧が14Vとして約70Wです。

ヘッドライト系でハイビームです。約83Wです。


シグナル系ですが、上側がニュートラルランプとタコメーター作動時です。下側は、ウインカー作動、ブレーキランプ作動時です。テールランプは、メインキー部分で、別系統ですので、担当ヒューズは、メインヒューズになります。また、ホーン単体での作動は、約1.5Aぐらいです。シグナル系を全て同時作動させると約9Aぐらいです。

イグニッション系ですが、点火とVブーストと電磁ポンプを担当しています。回転を上げると、約2.5Aぐらいまで、上昇します。

一番気になっていた電動ファンですが、アイドリング作動時です。回転を上げると約5Aです。電動ファンが作動するとヘッドライトを2個点灯しているのと同じになりますので、電力消費が多くなります。ですので、カワサキの純正部品の流用で、100℃前後で電動ファンを作動させた場合、Vmaxの冷却系の設定で80~100℃付近が適正温度になっている為、電動ファンが停止しづらくなります。これにより電力消費が多くなり、純正レギュレーターのままだとバッテリーが消耗します。
Vmax純正のヒューズは、一般的に普通ヒューズに分類されます。規格については、ヒューズの定格電流に対して110%では溶断せず、135%では1時間以内、200%で2分以内になっています。(周囲温度5~35℃)
ちなみに純正ホーンについては、約1.5~2Aですが、デュアルホーンキットは、4.5Aです。消費電力が大きく、音も大きくなりますが、バッテリーから直接配線しているので、配線は大丈夫です。
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