今回は、ちょっと番外編です。Vmaxのお客さんの普段の足代わりのXV250の修理を行ないました。
XV250は、昔から電気系のトラブルがあったのですが、今回も、メインハーネスに問題が有り、レギュレーター関係の配線を修理しました。ついでに、配線保護の意図もあって、ヘッドライトリレーとイグニッションブースターを装着しました。
ライト径が旧型Vmaxと同じなので、もともと暗いのですが、配線をバイパスしたので、かなり明るくなりました。年数が古いとメインハーネスの配線の劣化が有り、配線抵抗が増えるので、効果大です。イグニッションブースターも同様に、乗ってわかる程度に、トルクアップしました。今回は、イグニッションコイル関係は、交換しなかったので、漏電防止の作業のみ行いました。旧型Vmaxも低年式の車体は、電気系のリフレッシュが効果絶大です。
旧型Vmaxと旧型XV400ビラーゴ(特に初期型)、旧型XV250は、造りや、デザインが似ているので、割と好きです。現行のドラッグスターシリーズは、造りやデザインが重くなっているので、見た目は大きいですが、走るとビラーゴ系より遅いです。
今回、配線で問題となっていたのが、古いカプラー類の差込部分で、錆、劣化等が有り、接触不良がおき、電気抵抗となり、熱を持ち溶けて燃えかかっていました。XV250は、純正でレギュレーターのこの部分に、設計上の問題があったようで、2度ほど改修されています。
今回のレギュレーターは、電圧検知タイプで、メインハーネスのプラス電源に負荷が掛かり、電圧が下がると、充電電圧を調整するタイプです。このタイプは、充電電圧が一定出力ではないので、配線に注意が必要です。過去に、旧型Vmaxにホンダ用のレギュレーターを装着して、メインハーネスが、燃えたことが有りました。もともとホンダの車種は、充電電圧がヤマハより高めのようなので、流用についても注意が必要です。
今回番外編で、電気系を作業しましたが、年式の古い車両は、配線を新しくするとリフレッシュすると思います。
SRV&ルネッサには、フルタイムVブーストを装着していますが、イグニッションブースターは、装着したことが無いので、装着してみると面白いかもしれません。トランジスタ点火というか、バッテリー電源で、コイルの1次側に電圧を掛けている車両は、装着できるものが多いので、他の車種もやってみたいとは思います。ただ、混合気が、薄くなる場合も有り、セッティングが必要な場合もあります。
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