個人車の赤のデモ車に引き続き、VMG大原の黄色のデモ車のセッティングを行いました。ニードルジェット変更とジェットニードルの段数変更です。大原のデモ車は、ジェットニードルに、ダイノジェットST-7のパーツを使用しています。
セッティング変更2回目で失速し、不調になり、修理に時間がかかりました。セッティング変更による不調ではなく、走行中にいきなりパワーダウンし、回転がバラついたり、吹けたりして安定しません。4気筒とも点火していたので、一応、キャブレターをチェックして、結果的に、全分解、チェック、組み立て、同調を行いましたが、完全には、戻りませんでした。再度、点火系をチェックした際に、3気筒になってしまい、悪化しました。点検の結果、原因は、プラグコード(ノロジー)の劣化でした。プラグコードをオリジナルに交換後は、正常に戻りました。経年変化とセッティング中の全開走行、高負荷でプラグコードの寿命が終わってしまったようです。
正常に戻ったところで、セッティング変更の続きを行いました。結果的に赤の個人車と同じ方向で、作業を行い、吹けが早く、スムーズになったのですが、少しトルクが細いイメージになったので、VMG大原のデモ車としては、元に戻すことにしました。スムーズさと荒々しさの両立は無理なので、ショップデモ車としては、体に感じるトルク感を重視しました。
個人車(国内仕様ベース)は、個人的好みなので、エンジンの吹け上がり重視です。セッティング変更後は、ギヤケースを逆車仕様にしたかのような吹け切りになりましたが、ギア比は、前のままなので、速度の乗りが速くなりました。体感的なトルク変動は少なくなりましたが、いつもはトレースしていたギャップで空を飛べるようになったので、出力的な低下は無いようです。
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