今週は、週末にお預かりした車両のチェックからです。
現状把握のため、試乗です。
各部点検ですが、今回、各部チェックをオーナーの方に頼まれましたので、直した方が良い所を順次写真で出します。少し長いですが、オーナーの方は、写真で確認をお願いいたします。
別体式ETCのアンテナです。張り付け位置は問題ないですが、配線の向きが、メーカー指定と逆になっています。水分が、配線を伝って内部に入らないように、配線を下側にする指定になっています。
クラッチホースの向きと通し位置が違います。このクラッチマスターの場合、ホースは横向き取り付けになり、ウインカーの前側を通します。
ウインカーのメッキリングですが、ステー部の切り欠きが有るので、合わせないと、レンズが浮きます。
メーターワイヤーは、アンダーブラケットの前側を通します。位置が悪いと、フレームに当たります。
ハンドルの取り付けですが、右ズレ有り、角度上過ぎです。
サイドスタンドスイッチを打ったみたいで、傷削れ有り、ボルトも破損しています。
ガソリンタンクのエアベントチューブの通しがおかしく、エキパイに当たって溶けています。
同じ箇所ですが、カバーの外側に、オイルシールが無理矢理入っています。ケース奥の部品なので、位置が違い、逆に邪魔になっています。
シフトロッド曲がっています。
下側の写真が無いですが、マフラーを止めている3本のボルトは有るのですが、カラーとワッシャーが有りません。
おそらくマフラー脱着時に、スイングアーム当てたのか、傷が有ります。
リアフェンダー外した形跡が有り、差し込みが3カ所刺さっていません。
クーラント滲み後有り。
クラッチマスターの位置が今ひとつです。マスター側を一部削らないと、スイッチボックスに当ります。
ETC本体ですが、加工してリザーブタンクの前に入れるのは良いですが、リザーブタンクは、止まっていないし、配線が適当です。
ETCの作動不良の原因ですが、プラスは、イグニッション配線に、マイナスは、バッテリー端子プラスにつながっていました。両方プラスにつなぐと、作動しません。
ダミーダクトのゴムとグロメット押さえ用のリングが足りません。
フォークの位置は、トップブリッジ左右で、ズレています。
ステム周りのボルトは、締め付けが緩いです。何れにしても、各部の組み立ては、やり直した方が良いです。一旦、作業中断で、オーナーの連絡待ちです。
次は、別車両で、配線関係です。
2014.10.21 作業担当 ヤダ(矢田)