旧型Vmaxの逆車については、ハザードがありませんので、装着について、よく質問を受けます。一番安いのは、社外品のハザードキットを装着することですが、基本的に、ウインカーとハザードが別系統になるため、同時に、作動させると不具合が出ます。
逆車の場合は、走行時のオートキャンセル機能がリレーと左ハンドルスイッチに装着されていますが、今回は、オートキャンセルをカットしても良いので、ハザードを装着するという仕事を請けました。この場合は、適当な左ハンドルスイッチ(ヤマハ製)とハザード対応のウインカーリレーがあれば、装着できます。今回は、新型VMAXのハンドルスイッチと、国内仕様(最終型)のリレーを使用しました。
配線の数は、大体同じで、色が同じなので、短い配線を延長して装着できます。ただ、スイッチのボディが若干大きく、クラッチレバーの根本に少し接触するので、少削りが必要です。ウインカーリレーは、2極なので、茶色と茶/白の配線を接続します。ただ、ハザード時にインジケーターが作動しなくなるので、インジケーターの配線加工が必要です。一番簡単な方法は、茶色と茶/白の配線から1本づつ分岐させ、その2本をインジケーターに接続します。この場合、ノーマルのインジケーター用配線は、カットします。
スイッチ周りだけの写真だと旧型Vmaxとは違い、現代風です。スイッチを交換したことにより、パッシングと、ハザードが使用できます。ハザードもスイッチ内での配線切替ですので、社外品のような作動不良は起きません。ただ、配線の延長が面倒なのと、レバーが当たるので、仕事で受ける場合は、工賃が少し高くなります。現物合わせなので、料金は、車両ごとの個別設定になります。
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