旧型Vmaxの作業中に気がついたことですが、まず、キャブレターのダイヤフラムの分解は、よく有りますが、分解前に磨り減ったケースです。
写真の向きは、キャブレターに差し込む向きと同じです。通常、重力があるので、ダイヤフラム下側と、キャブレターボディが擦れます。写真を良く見ると下半分が擦れ、さらに、下側は、磨り減って凹んでいるのがわかると思います。こういう状況だと、途中で引っ掛かりが出るため、負圧がかかっても、全開にならなくなってきます。戻りは、スプリングで強制的に戻すので、磨り減っていても、全閉になります。ちなみに、この状態で、約8万キロ使用です。
旧型にアジャスタブルレバーキットやXJR用のマスターを装着している例は、よく見ますが、そのまま装着すると、スイッチボックスに当たり、適度な角度になりません。
いつも、装着前に、スイッチボックスに干渉する部分(丸印)を一部削っています。写真がわかりにくいですが、ピストンが入っている部分の下側のデッパリです。レバー交換の経験があれば、わかってもらえると思います。スイッチボックスとマスターの角度が合わない場合は、この部分を削ると、良い感じになります。
ヘッドライトバルブについては、基本的にノーマルを使用しています。一般的に高効率バルブと言われている部品が販売されていますが、ホワイトバルブと言われているものは、相手からみると眩しいですが、光度とすると純正より暗いものも有ります。純正は少し、黄色っぽいですが、これにブルーのフィルターを掛けると、白い光が残るのですが、フィルターを通しているため、どうしても光度が落ちる場合が多いです。色々試していますが、現在、使用しているのは、クリアレンズといわれているタイプです。これについては、フィルターを掛けていないので、色は純正に近いですが、交換してみると、テスターで光度が上がっていたので、今のところこれを使用しています。
両方とも、クリアバルブですが、右側が通常使用しているレイブリック製のH4RS-2というタイプです。左側は、部品入手した小糸製の高効率バルブとのことですが、確かに比べると、ガラスの部分が大きいです。交換してみましたが、レイブリック製とあまり変わらなかったので、今回、元に戻しました。個人車に、使用している組み合わせは、マルチリフレクターレンズキット、ヘッドライトブースター、ゲルバッテリー、出力変化型レギュレーターに、クリアバルブを組み合わせています。少し電圧が高めなので、色は、黄色より白に近いです。また、光度を測ると、H4バルブですが、45000cdぐらいです。旧型Vmaxの新車で登録時に測定すると大体、17000cdぐらいでした。
先日、ロードライダーの雑誌の記事の件で取材を受けました。10月24日発売号がVmax特集になるらしいのですが、キャブレターと、Vブースト関連の一部記事で、担当になると思います。デモ車(個人車)は、外観がほぼノーマルなため、写真栄えはしないといつも思っていますが、今回は、写真掲載はありません。キャブレターとVブーストおよびオリジナル部品数点が掲載されると思います。
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