前回のエントリーで、カエターノ・ヴェローゾはいかにもバラが似合いそうな優男だったと書きましたが、ライヴのステージ上で実際にバラを手にとったミュージシャンもいたことを、その後思い出しました。それは、かのヴァン・ダイク・パークスです。
1999年6月27日、ヴァン・ダイク・パークスの単独東京公演では、運良くヴァン・ダイクの真正面・最前列に座れたため、演奏を耳で楽しむだけでなく、間近でじっくり観て、たっぷりその世界に浸ることができました。
詳しいライヴ・レヴューがネット上に公開されていますので、曲目などの紹介はそちらに譲るとして、ここでは彼の人となりが感じられた場面を綴ってみたいと思います。
ヴァン・ダイクというと、ドリーミーなメロディやマジカルなストリングスなどが注目されることが多いですが、間近で観た私が釘付けになったのは、脚でとるスウィンギーなリズム感。キーボードの下から覗く左脚は垂直に4ビートを刻んでいるのですが、右脚は左脚から60度開き、ブラーーン、ブラーーンと斜め前方に突き出される。この右脚がどうやらメロディラインのうねり感を補助しているようで、一定のスピードなのだけれど、曲の拍子とも微妙に違っている。しかし相変わらず左脚は狂いなくビートを刻んでいるので、結果、凄い勢いで左脚と右脚が交錯するとんでもない脚技が目の前で繰り広げられていたわけです(笑)。
とにかく、ヴァン・ダイクは演奏を心からエンジョイしていることを身体全体で表現していて、私にはそれがもうムチャクチャ楽しくって、一緒になって左脚だけ(笑)ギュンギュン踏み鳴らしていたのでした。
2回目のアンコールの後、ヴァン・ダイクは会場に飾ってあった赤いバラを一輪、私に差し出してくれました。子供のように喜んで脚を踏み鳴らしていた私を見て、ヴァン・ダイクはきっと嬉しかったからではないかと、勝手に想像しています。果たして舞台上から見えていたのかは置いておいて…(笑)。
ライヴで演奏された「Orange Crate Art」は、〔マイ・ラスト・ソングス〕の一つでもあります。
1999年6月27日、ヴァン・ダイク・パークスの単独東京公演では、運良くヴァン・ダイクの真正面・最前列に座れたため、演奏を耳で楽しむだけでなく、間近でじっくり観て、たっぷりその世界に浸ることができました。
詳しいライヴ・レヴューがネット上に公開されていますので、曲目などの紹介はそちらに譲るとして、ここでは彼の人となりが感じられた場面を綴ってみたいと思います。
ヴァン・ダイクというと、ドリーミーなメロディやマジカルなストリングスなどが注目されることが多いですが、間近で観た私が釘付けになったのは、脚でとるスウィンギーなリズム感。キーボードの下から覗く左脚は垂直に4ビートを刻んでいるのですが、右脚は左脚から60度開き、ブラーーン、ブラーーンと斜め前方に突き出される。この右脚がどうやらメロディラインのうねり感を補助しているようで、一定のスピードなのだけれど、曲の拍子とも微妙に違っている。しかし相変わらず左脚は狂いなくビートを刻んでいるので、結果、凄い勢いで左脚と右脚が交錯するとんでもない脚技が目の前で繰り広げられていたわけです(笑)。
とにかく、ヴァン・ダイクは演奏を心からエンジョイしていることを身体全体で表現していて、私にはそれがもうムチャクチャ楽しくって、一緒になって左脚だけ(笑)ギュンギュン踏み鳴らしていたのでした。
2回目のアンコールの後、ヴァン・ダイクは会場に飾ってあった赤いバラを一輪、私に差し出してくれました。子供のように喜んで脚を踏み鳴らしていた私を見て、ヴァン・ダイクはきっと嬉しかったからではないかと、勝手に想像しています。果たして舞台上から見えていたのかは置いておいて…(笑)。
ライヴで演奏された「Orange Crate Art」は、〔マイ・ラスト・ソングス〕の一つでもあります。