気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“RaaS”とは

2020-02-20 23:32:29 | 電子商取引・小売り・リテイリング

Retail as a Serviceの略で、“小売りのサービス化”などと訳されます。

従来の伝統的な小売業とは一線を画す次世代の小売りモデルです。メーカーなどが実店舗への出店をより手軽にかつ効果的に行うことができるようになるようです。

具体的には、出店したい消費財メーカーなどに、店舗スペースを月単位で貸し出し、さらに、人材、在庫管理、販売活動などの店舗運営も行い、それを通して収集した消費者データを解析しその結果を提供して対価を得るようなサブスクリプション型サービスを指しているようです。

凸版印刷は、(店内設置のカメラで撮影した映像の解析により得た)消費者行動のデータを販売する店舗を運営する米ベータ社(b8ta)と組んで、サブスクリプション型のRaaSに取り組むようです。

凸版印刷のニュースリリース(2020.1.30)のサイトは、https://www.toppan.co.jp/news/2020/01/newsrelease200130_1.htmlです。

なお、“RaaS”という用語は、上記の意味とは別に、ネットワーク経由で提供されるロボティクスの機能をサービスとして利用する形態、すなわち”Robotics as a Service”あるいは”Robot as a Service”の意味としても用いられているようです。


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