米アップルが4月30日から販売を開始した紛失防止デバイスです。利用するにはiOS 14.5以降のiPhone、iPod touch、あるいはiPadOS 14.5以降のiPadが必要とのことです。
「プライバシーが保護された安全な方法で、大切な持ち物を簡単に見つけだすためのiPhoneアクセサリ」との説明がつけられています。
AirTagは、アップルの”探す”というアプリを利用して大切な持ち物を追跡して見つけだす支援をしてくれるようです。バッグや鍵、財布などの他、何に取りつけてあっても、広大な世界中の”探す”ネットワーク(注:10億台ものアップル製デバイスで構成される)を利用し、エンドツーエンドの暗号化により位置情報のプライバシーを保護し匿名化しながら、紛失した物を探す手助けをしてくれるようです。
即ち、紛失したAirTagから発せられたBluetoothの電波が”探す”ネットワークによって検知され、その位置情報が秘密に守られかつ匿名性が保たれた形で持ち主へ伝えられるようです。
類似の商品は、これまでにも存在していました(例.忘れ物防止タグ、スマートトラッカー、スマートタグなど)が、AirTagは紛失物との距離やそこへの方向がわかるようになっているため探し易く、また、この仕組みを第三者にも開放しているため同じ製品やアプリを使っている人に利用範囲が限定されるといった制約もないようです。
コイン型電池(CR2032)で1年以上使え、交換のタイミングはiPhoneに通知されるようです。サイズは、直径31.9mm、薄さ8mmで、重さは11gとのことです。防水・防塵性能も備えているようです。
日本国内での価格は、1個3800円(税込み)、4個セットが1万2800円(税込み)となっています。
プレスリリース(2021.4.21)のサイトは、https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/04/apple-introduces-airtag/です。