気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“SORACOM Air(ソラコム)”とは

2018-02-26 23:01:28 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

株式会社ソラコム(SORACOM, INC、2014年11月設立、東京都世田谷区)が2015年9月に開始した、IoT(Internet of Things)に特化した通信サービスです。

IoTでは色々なモノが色々なインターフェースでインターネットにつながりますが、モノ(デバイス)をインターネットに(特に無線で)接続する部分をサービスとして提供するものです。

通信に必要な機能はクラウド上に構築されており、IoTのアプリケーションを開発したいユーザは、このサービスで提供されるSIMカードを購入し、クラウド上にアプリを開発することになります。2016年11月には、グローバルで利用できるSIMカードも発売したとのことです。

現状、以下の3タイプのサービスが提供されているようです。

(1)SORACOM Air for セルラー(国内およびグローバル):3G/LTE に対応したデータ通信 SIM "Air SIM" を提供 
(2)SORACOM Air for LoRaWAN:LPWA(Low Power Wide Aria)規格のひとつであるLoRaWAN を利用 
(3)SORACOM Air for Sigfox:LPWA(同上)規格のひとつであるSigfox を利用

2018年2月時点で顧客は9000を超えているようです。

SORACOM Airサービスのサイトは、https://soracom.jp/services/air/です。


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“Mate 10 Pro(ファーウェイ)”とは

2018-02-24 23:15:57 | スマホ・モバイル機器

ファーウェイ(華為技術)が2017年12月1日に発売した、最上位グレードのSIMフリーのスマートフォンです。

「AIプロセッサー内蔵、新世代スマートフォン誕生 」といったフレーズが付けられています。

AIプログラムの演算専用のプロセッサNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を搭載し、カメラの機能や使い勝手を向上させているとのことです。

本機では1億枚の画像を機械学習させており、被写体の種類やシーンはAIが自動で判別し、最適な設定にして撮影ができるとのことです。

 その他、OSがAndroid 8.0、画面サイズが6型(縦横比18:9)、 内蔵メモリの容量はROMが128GBでRAMが6GB、バッテリー容量は4000mAh、カメラの画素数は背面が1200万と2000万で前面が800万、本体サイズが約74.5mm×約154.2mm×約7.9mm、重さが約178 gなどです。

バッテリーが大容量な上、電力消費の効率化も行っており、平均的なユーザの場合で、フル充電で約2日間使用できるとのことです。

市場想定価格は8万9800円(税抜)です。

プレスリリース(2017.12.1)のサイトは、https://consumer.huawei.com/jp/press/news/2017/news-171201_1/です。


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“コネクテッド・ロード(つながる道路)”とは

2018-02-21 23:43:31 | 自動化・自動運転・自動走行など

人間が操作しない自動走行車とつながり安全な運行を支援するための道路インフラのことです。

どんなものかは、まだ固まっていないようですが、「コネクテッド・ロード」のイメージとしては、(1)道路標示材として自動運転のカメラやセンサーで認識しやすいものが使用されたり、(2)標識に、車だけが読み取りできる情報をスマートサインとして埋め込んだり、(3)交通情報をリアルタイムに伝送するビーコンが路側に設置されたり、などがイメージされたもののようです。

人間(ドライバー)が車を運転操作することを前提に実現されてきたこれまでの道路は、人間が信号機や標識などを目で見て判断するように出来上がっていると言われています。しかしながら、人が運転操作をしない自動走行車には必ずしも最適とは言えないようです。道路の標示材など自動走行車のカメラやセンサーではうまく認識できない場合もあるようです。

自動走行は車と道路がつながった1つのシステムと考えられ、安全走行を実現するためにコネクテッド・ロードが不可欠とも言われています。

なお、米スリーエムは、自動走行車が認識しやすい道路標示材を2019年に実用化する予定のようです。

関連ブログ(“V2X”とは、2018.1.21)のサイトは、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/70b78725f3d5a4b378bcf187f221324aです。


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“5GMF(The Fifth Generation Mobile Communications Promotion Forum)”とは

2018-02-17 23:24:36 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

「第5世代モバイル推進フォーラム」と呼ばれ、総務省の「電波政策ビジョン懇談会」の中間報告を受け、第5世代移動通信システム(5G)の検討の加速、諸外国との連携、国際標準化への貢献等を目的に、2014年9月に設立されました。サイトは、http://5gmf.jp/です。

5GMFの設立に先立ち、2013年9月に「ARIB 2020 and Beyond AdHoc」という組織が発足し、2020年以降における地上系移動通信システムの概念及び基本構成に関する検討が行われていて、その内容が2014年10月8日付けで白書としてまとめられています。この検討内容は、5GMFの技術委員会で引き継がれ、現在、検討が進められている状況です。

5Gの用途(ユースケース)や要求条件は、世界でほぼ共通となっています。

即ち、5Gの用途としては、2014年10月8日版のARIB 2020 and Beyond Ad hoc白書に、以下の8種が挙げられています。

(1)交通:より使いやすく安全なナビゲーション、自動運転

(2)ヘルスケア:遠隔医療

(3)災害救助:予報、耐災害

(4)教育:遠隔教育、仮想体験

(5)リンチコンテンツ:マルチユーザーのUHD(Ultra High Definition)テレビ会議、高品質なビデオ/オーディオ/電子書籍の購入

(6)家庭:ホームセキュリティ

(7)家電機器:遠隔制御

(8)安全なライフラインシステム:渋滞回避、救助(遭難や事故など)

また、2020年の状況を想定した5Gの要求条件としては、以下のようなものが挙げられています。

(a)大容量化:5Gシステム容量を2010年の1000倍に

(b)接続端末数の拡大:(IoT、M2Mの進展を睨み)2014年当時の100倍以上の同時接続数に

(c)無線区間の遅延の短縮:(車車間通信による事故回避やロボットの遠隔制御への応用を考慮し)伝送遅延を1ms以下に

(d)省電力化と低コスト化

5GMFでは、2016年5月、ホームページ上に、5Gのコンセプトや実現に向けた課題の検討結果を白書第1版(英文)として公開しています。なお、現状の最新版は第1.1版となっています。下記サイトです。

http://5gmf.jp/whitepaper/5gmf-white-paper-1-1/

ARIB 2020 and Beyond Ad hoc白書のサイトは、以下です。

https://www.arib.or.jp/english/image/committee/adwics/02-00_2020bah/20bah-wp-100.pdf


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“マビックエアー(DJI)”とは

2018-02-09 23:04:54 | ドローン

ドローン最大手の中国DJI(中国広東省深圳、2006年設立)が2018年1月28日に発売した、折りたたんで持ち運びできるドローンです。”Mavic Air”と綴ります。

小さく折りたためる点が最大の特徴で、折りたたむとスマートフォンより若干大きめのサイズにまでなるため、アウトドアスポーツや旅行へ手軽に持って行け、カメラでの撮影を楽しめるとのことです。開発にあたっては、消費者の声を考慮し、持ち運びし易さを最も重視したようです。同社製のドローンとしては最も小型サイズとのことです。

また、手軽に楽しめるように、ドローンの基本的な動作、即ち、離着陸、操縦、撮影は、手と腕のジェスチャーによって可能なようにしているようです。

価格は10万4000円(税込み)とのことです。

製品紹介の動画サイトは、https://www.youtube.com/watch?time_continue=18&v=xrxtU7Fsam8です。


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“DRV-230(JVCケンウッド)”とは

2018-02-08 23:38:01 | PC・カメラ・他デジタル機器

JVCケンウッド(注:日本ビクターとケンウッドの経営統合、2008年10月1日設立)が、2018年2月上旬に発売予定のドライブレコーダー(ドラレコ)です。

「フルハイビジョン高画質録画、HDR (ハイダイナミックレンジ)機能を搭載したエントリーモデルを新たにラインアップ」といったフレーズが付けられています。

2017年10月に高速道路で発生したトラブルを契機にドラレコの需要が急増しており、この機会に売り上げ増を狙って普及価格帯の製品を追加したとのことです。従来製品が搭載していたGPS機能を外すなどして、価格は想定で1万5000円前後(税抜き)とのことです。

フルハイビジョンの画質に対応しており、ナンバープレートや道路標識などの細部まで記録でき、逆光やトンネルの出入り口でも明瞭な映像が記録できるようです。

本体のサイズは、約 62mm(W)×約 51mm(H)×約 37mm(D)です。

ニュースリリース(2018.1.15)のサイトは、http://www.kenwood.com/jp/newsrelease/2018/pdf/180115_DRV-230.pdfです。


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“楽天西友ネットスーパー”とは

2018-02-07 23:31:41 | 電子商取引・小売り・リテイリング

楽天と西友とがこれから設立する予定の新会社が、今年の第三四半期(7~9月)にサービス開始予定のネットスーパーです。楽天は、この1月に西友の親会社の米ウォルマートと戦略的提携を行い、このサービスを開始するようです。

このサービスの導入は、米アマゾンが日本で始めた生鮮食品のネット販売「アマゾンフレッシュ」やセブン&アイ・ホールディングスのイトーヨーカ堂とアスクルとが提携して昨年の11月に始めた「IYフレッシュ」などに対抗する狙いがあるようです。

関東に専用の配送センターを建てるとのことで、サイト経由で注文された生鮮食品や日用品、さらに通販サイト「楽天市場」で扱われている商品が、西友の店頭や配送センターから注文者へ配送されるとのことです。

なお、このネットスーパーでは、ビッグデータやAIを活用した商品の提案を行う他、楽天のポイントを貯めたり、使用したりできるとのことです。

プレスリリース(2018.1.26)のサイトは、https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0126_01.htmlです。


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“レッツノート SV7シリーズ(パナソニック)”とは

2018-02-02 23:32:36 | PC・カメラ・他デジタル機器

パナソニックが2018年2月16日に発売予定のノートパソコンです。新型のレッツノートです。

「クアッドコアCPUを搭載した世界最軽量高速モバイルPC」「負荷のかかるマルチタスクやデータ圧縮などを高速に処理し、働き方改革を強力サポート」といったフレーズが付けられています。

3つの「高速」を実現したとのことです。即ち、(1)処理速度:最新CPUの採用で5年前モデルの約2.4倍のスピードUP、(2)データ転送速度:従来比約8倍の転送速度のUSB端子の追加、(3)認証速度:顔認証対応カメラの搭載 です。

また、働き方改革を支援する観点から、パソコン使用時間等をみえる化するサービスを今月から始めるようです。

主な仕様は、ディスプレイが12.1型液晶(1920×1200ドット)、CPUが「Core i7 8550U」または「Core i5 8250U」、メモリー容量が8GB、ストレージ容量が512GB/256GB/128GB SSDまたは1TB HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ(1TB HDDモデルはドライブ非搭載)、OSが64bit版「Windows 10 Pro」または「Windows 10 Home」などです。

本体サイズは、283.5(幅)×24.5(高さ)×203.8(奥行)mm(突起部除く)、重さは約0.999~1.124kgです。

オープン価格ですが、22万5000円(税抜き)~と想定されています。

同日には、他に「XZ6」「RZ6」「LX6」シリーズも発売される予定です。

プレスリリース(2018.1.25)のサイトは、http://news.panasonic.com/jp/press/data/2018/01/jn180125-2/jn180125-2.htmlです。


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