“セイコーアストロン（セイコーウオッチ）”とは

セイコーウオッチが9月27日に日本を含む世界15ヶ国で同時発売予定のソーラー式GPS腕時計です。年内には世界50カ国で販売する方針だそうです。

外部充電する必要のない世界初の自己完結型ソーラーＧＰＳ腕時計です。

GPS衛星より位置情報や時刻情報を受信して39ある世界のタイムゾーンのなかから現地時刻を選ぶことにより、世界のどこにいても正確な時刻を表示できるタイムゾーン修正機能を備えているとのことです。

セイコーウオーッチでは、クオーツ時計に次ぐ腕時計の技術革新ということで、この商品への期待は大きいようです。

価格は１５．２万円から２１万円となっています。

プレスリリース（2012.9.26）のサイトは、http://www.seiko-watch.co.jp/whatsnew/pressrelease/20120926/です。

“EOS 6D（キャノン）”とは

キャノンが12月上旬に発売予定のディジタル一眼レフカメラです。有効画素数は約2020万です。

35mmフルサイズのCMOSセンサーが搭載され、フルサイズならではの美しいボケ味や階調表現が可能なようです。

また、ディジタル一眼レフカメラとしては世界最軽量（680g）が実現されているとのことです。

また、EOSシリーズでは初めて無線LAN機能（Wi-Fi）やGPS機能を内蔵したとのことです。Wi-Fi対応のスマートフォンを使うと遠隔操作で撮影したり、カメラ内のメモリーカードに記録された静止画（JPEG画像）をスマートフォンへ送信できるようです。さらに、GPS機能により撮影地点の位置情報や移動経路を記録することが可能なようです。

オープン価格ですが、オンライン直販が19万8000円、レンズ付きが29万8000円と想定されています。

プレスリリース（2012.9.17）のサイトは、http://cweb.canon.jp/newsrelease/2012-09/pr-eos6d.htmlです。

“iPhone5（アップル）”とは

米アップルが2012年9月12日に米サンフランシスコで発表したスマートフォンです。

9月14日から予約を受け付け、9月21日に日本、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、香港、シンガポールで出荷を開始しました。

新たな点のひとつとして液晶パネルの大型化があります。即ち、3.5型（iPhone4S）から4型（iPhone 5）になっています。

また、本体は縦長、薄型（←インセル型タッチパネルの採用など）、軽量になっています。即ち、高さでは4Sが115.2mmであるのに対し5では123.8mm（＋8.6mm）、幅は4Sも5も58.6mmで同じ、厚さは4Sが9.3mmであるのに対し5では7.6mm（－1.6mm）、重さは4Sが140gであるのに対し5では112g（－28g）となっています。

キーノートプレゼン（アップル上級副社長フィリップ・シラー氏）の模様は、例えば、http://www.youtube.com/watch?v=aNdPfq8xrWgの動画で見ることができます。

“ペンタックスQ10（ペンタックスリコーイメージング）”とは

ペンタックスリコーイメージングが10月中旬に発売予定の、レンズ交換式（ミラーレス型）のディジタルカメラです。有効画素数は約1240万です。

レンズ交換式で世界最小・最軽量を実現した従来機「Q」シリーズ（2011年8月発売）の第２弾で、デジタル一眼をより気軽に楽しむというコンセプトのもとに開発されています。

新しいＣＭＯＳイメージセンサーの採用やアルゴリズムの改良などにより、基本性能の向上、高い解像感の高画質画像やＡＦの高速化が実現されているようです。

オープン価格ですが、本体が３万円台半ば、ズームレンズ1本付きキットが５万円程度と推定されています。

プレスリリース（2012.9.11）のサイトは、http://www.pentax.jp/japan/news/2012/20120911_2.htmlです。

“iOS6（アップル）”とは

米アップルが2012年6月に発表し、同9月19日に提供開始した、「iPhone」や「iPad」向けの最新モバイルOSです。

様々な機能が追加されていますが、それらの中で特にマーケティングに絡むものとして以下の2点が注目されているようです。

1点目はFacebookとの連携が強化されている点です。FacebookにサインインしているとこのOSのどこからでも何でもすぐにFacebookに投稿できるようです。
撮影した写真や地図情報などを従来のようなアプリを介さず直接投稿できたり、聴いている音楽や気に入ったアプリなどに「いいね！」をするとFacebookの友人に伝えられるようです。

2点目は「Passbook」と呼ばれる新アプリが搭載されている点です。このアプリを用いると、映画やスポーツのチケット、飛行機の搭乗券、クーポン、店舗の会員カード等を一括管理できるようです。
例えば、このアプリで航空券や映画のチケットを購入した場合、出発時間や上映時間が近付くと通知をしてくれたり、また登録している会員カードの店舗近くを通ると位置情報と連動してクーポンを表示してくれたりするようです。

アップルの製品紹介サイトは、http://www.apple.com/jp/ios/whats-new/です。

“サイバーショット DSC-RX1（ソニー）”とは

ソニーが11月16日に発売予定のコンパクト型ディジタルカメラです。有効画素数は2430万です。

「サイバーショット」シリーズの最上位機種に位置づけられています。撮像素子に、35mmフルサイズセンサーを（コンパクト型ディジタルカメラとして初めて）搭載し、ディジタル一眼レフカメラに匹敵する高画質の写真を撮影できるとのことです。

本体のサイズは約113.3（幅）×65.4（高さ）×69.6（奥行）mm、重量約482g（バッテリー、メモリースティック デュオ含む）とコンパクトに実現されています。

オープン価格ですが、25万円前後と想定されています。

プレスリリース（2012.9.12）のサイトは、http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201209/12-0912C/です。

“クローム22（グーグル）”とは

米グーグルが2012年9月中にも提供予定のブラウザ（Web閲覧ソフト）です。

ブラウザでは、米マイクロソフトのインターネットエクスプローラ（IE）が1995年に導入されて以来、世界でトップのシャアをキープしてきましたが、今年に入って、米グーグルがブルジルやインドなどの新興国を中心にシェアを拡大し、逆転したようです。

ただ、日本ではIEがクロームを大きく引き離しているようです。即ち、IEの54.7％に対してクロームは18.9％です。

クロームの特徴は（1）パソコンやスマホなどの端末間で同期化する機能があること、（2）次世代WEBの標準技術であるHTML5を積極的に取り入れていること、の2点です。

米グーグルでは今年の7月にクローム21を提供していますが、今回が、それに続くバージョンアップです。今年に入ってから5回目のバージョンアップとのことで、ネットの変化にきめ細かく対応する狙いがあるようです。

今回のバージョンアップ項目としては、「ポインターロック機能」の導入、処理速度の向上、セキュリティの改善などです。

ポインターロック機能は、ブラウザ上で3Dのゲームを楽しむ際にマウスのポインタ（矢印マーク）を表示しないようにするものです。

“アドベリフィケーション（Ad Verification）”とは

DSP（デマンド・サイド・プラットフォーム）などにより購入した（ディスプレイ）広告が、広告主のブランド価値を損なうような不適切な（即ち、違法・暴力・性的などの）サイトに配信されていないか、あるいはユーザが視認できる場所（ページの最下部でスクロールしないと視野に入らないようなことがない場所）に掲載されているか、などを検証することを意味しています。

上記検証のためのツールが提供されています。このツールを用いると、不適切なサイトには掲載しないようにしたり、視認可能な広告の表示された割合を調べることができるようです。

アドべリフィケーションのツールは、コムスコア（ComScore）・ジャパン、米アドセーフ、米ダブルベリファイなどから販売されているとのことです。

“DSP（デマンド・サイド・プラットフォーム）”とは

同じ略称で、ディジタル信号処理（Digital Signal Processing）がありますが、それとは全く違うもので、インターネット広告（特にディスプレイ広告）の購入・配信システムのことです。

SSP（サプライ・サイド・プラットフォーム）とペアになっていて、それとの連携で利用されるようです。SSPは広告掲載サイト（媒体社）側を支援するプラットフォームで、サイト側の広告枠販売や広告収益の最大化などを支援します。
国内で提供されているSSPとして、オーディエンスターゲティングを中心とする「ADfunnel」、訪問者の広告閲覧回数に着目した「Kauli」、スマートフォン向けの「SSPapri」などが知られているようです。

これに対し、DSPはクライアント側（即ち、広告主側）を支援するプラットフォームであり、「第三者配信アドサーバー」と呼ばれる機能を備えており、これを利用すると種々のサイトへの広告配信やその効果の測定が複数サイトをまたがって一括して行えるようです。

例えば、以下のサイトに解説があります。→http://markezine.jp/article/detail/14282

“第三者配信アドサーバー（3rd party ad server）”とは

従来のインターネット広告の配信では、媒体社（広告掲載サイト、第一者）が当該サイトへ広告を配信する形態ですが、そうではなく第三者、即ちクライアントである広告主がサイトへ広告を配信する形態のことです。

従来の形態では、複数のサイトに広告を掲載する場合には、広告原稿はサイト個別に入稿し、サイト個別に効果の測定を行っています。

第三者配信アドサーバーの形態では、広告主がこのアドサーバへ広告を入稿すると、当該サーバーから複数の様々なサイトへその広告が配信されます。そして、複数のサイトにおける特定ユーザの広告接触時の行動が追跡され、その状況に応じて広告配信を制御できるようになっています。即ち、ユーザの複数サイトにおける行動履歴に基づく広告効果の測定が可能となります。

第三者配信アドサーバーにて複数のサイトに関する広告原稿の管理や効果の測定が可能となり、広告主にとってのメリットがあると考えられています。