”Narrow Band-IoT(狭帯域IoT)”のことです。携帯電話回線規格である”LTE(Long Term Evolution)”のLPWA(※1)版と言われています。
※1 関連ブログ("LPWA"とは、2017.2.8)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/c22834e259df0e361731c0c0026edf2fです。
英ボーダーフォンなどヨーロッパの通信事業者が、大手通信機器メーカと組んで、定めた通信規格です。LTEの標準を定めている3GPP(3rd Generation Partnership Project)が、2016年に「Release 13」仕様として公開したものです(※2)。既存のLTE基地局を利用することができ、低コスト、低電力(小型電池で最大10年間動作可能)、カバーするエリアが広い(~10km)などの特徴があります。
※2 3GPPの関連サイトは、http://www.3gpp.org/release-13です。
スマートフォンなどで現在利用されているLTEが、5MHz~20MHz幅といった広い周波数帯を使用するのに対し、NB-IoTでは、180kHz幅と非常に狭い周波数帯を使用するようになっています。そのため通信速度が、100kbps程度となるようです。
対応製品も登場しているようで、2017年には国内の携帯電話事業者のネットワークに導入され始めようとしています。