気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"NB-IoT"とは

2017-02-27 23:09:19 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

”Narrow Band-IoT(狭帯域IoT)”のことです。携帯電話回線規格である”LTE(Long Term Evolution)”のLPWA(※1)版と言われています。

※1 関連ブログ("LPWA"とは、2017.2.8)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/c22834e259df0e361731c0c0026edf2fです。

英ボーダーフォンなどヨーロッパの通信事業者が、大手通信機器メーカと組んで、定めた通信規格です。LTEの標準を定めている3GPP(3rd Generation Partnership Project)が、2016年に「Release 13」仕様として公開したものです(※2)。既存のLTE基地局を利用することができ、低コスト、低電力(小型電池で最大10年間動作可能)、カバーするエリアが広い(~10km)などの特徴があります。

※2 3GPPの関連サイトは、http://www.3gpp.org/release-13です。

スマートフォンなどで現在利用されているLTEが、5MHz~20MHz幅といった広い周波数帯を使用するのに対し、NB-IoTでは、180kHz幅と非常に狭い周波数帯を使用するようになっています。そのため通信速度が、100kbps程度となるようです。

対応製品も登場しているようで、2017年には国内の携帯電話事業者のネットワークに導入され始めようとしています。


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"myThings(ヤフー)"とは

2017-02-25 23:46:47 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

ヤフーが2017年春に正式版を提供予定の、IoTに関連したサービスで、スマホアプリ上で対応する製品・サービス同士を自動的に結び付けることができるものです。

ヤフーは、2015年7月に、個人ユーザが利用するスマホアプリ「myThings」を配信開始し、さらに2016年9月には、このアプリと製品・サービスとを連携させるプラットフォーム(ベータ版)を、事業者向けに公開しています。そして、2017年春に、商用でも使用可能な正式版を提供開始するようです。

連携の例として、設定を行うことにより、「**したら##する」を自動的に行わせることが可能のようです。例えば、「鍵を開けて家に入る」と「家族のLINEグループに”帰ったよ”というメッセージを自動で届けたり」、「オークションで落札した」ら「Web家計簿に自動的に記録する」、といった具合です。 

myThingsのサイトは、https://mythings.yahoo.co.jp/、ベータ版のサイトは、https://mythings-developers.yahoo.co.jp/です。

ベータ版プラットフォーム公開のプレスリリース(2016.9.1)のサイトは、http://pr.yahoo.co.jp/release/2016/09/01d/です。正式版に関連する記事(2017.2.10)のサイトは、http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49105です。


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"LAVIE Hybrid ZEROファミリー新機種(NECPC)"とは

2017-02-24 23:56:36 | PC・カメラ・他デジタル機器

NECPC(NECパーソナルコンピュータ)が2017年3月2日に発売予定のノートパソコンで、タブレットとしても使用できる「2in1」型です。13.3型3シリーズ(HZ750/GA、HZ550/GA、HZ350/GA)、11.6型2シリーズ(HZ330/GA、HZ300/GA)が発売されます。

画面サイズ13.3型のうち最下位機種の「HZ350/GA」は、このタイプのノートパソコンとしては世界最軽量(約769g)とのことです。13.3型の従来機種も発売当時は約779gで世界最軽量でしたが、今回は2in1タイプでありながらさらに軽量化したとのことです。

「HZ350/GA」の主な仕様は、CPUがCore i3-7100U(2.4GHz)、メモリが4GB、ストレージが128GB SSD、OSがWindows 10 Home、バッテリ駆動時間が約6.5時間など。「HZ550/GA」や「HZ750/GA」はCPUやメモリ容量などが異なります。

オープン価格ですが、最下位機種の「HZ350/GA」が税別で164,800円前後、中位機種の「HZ550/GA」が同184,800円前後、最上位機種の「HZ750/GA」が同204,800円前後とそれぞれ想定されています。

ニュースリリース(2017.2.7)のサイトは、https://nec-lavie.jp/common/release/ja/1702/0701.htmlです。


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"レッツノートXZ6シリーズ(パナソニック)"とは

2017-02-23 23:32:21 | PC・カメラ・他デジタル機器

パナソニックが2月17日に発売した、2in1型のノートパソコンです。

「レッツノート初 タブレットモバイルPC」、「12.0型着脱式ノートPCで世界最軽量」などのフレーズがつけられています。

特徴として、以下のような点が挙げられています。

1.世界最軽量約1.019kgのタブレットモバイルPC

タッチパネルのサイズが12.0型で、重さが 約1.019kgと、12型以上の着脱式パソコンとしては世界最軽量級とのことです。

2.交換型バッテリー搭載のキーボードベース
タブレット部とキーボード部の両方にバッテリーを搭載し、キーボード部の方はバッテリーの交換が可能とのことです。タブレット部の内蔵バッテリーとの組み合わせで使用すると約9時間~約15時間駆動できるとのことです。

3.モバイルシーンでのリスクに備える頑丈設計
落下や踏みつけに対しても耐えるような頑丈設計となっているようです。

その他、CPUがCore i5-7200U(2.5GHz)、メモリ容量が8GB、内蔵ストレージ容量が256GBのSSD、OSがWindows 10 Pro 64bitなどです。

本体のサイズは、キーボードベース装着時で288.5×223.7×22mm(幅×奥行き×高さ)、タブレットPC部単体で286.5×206.2×9.5mm(同)です。

オープン価格ですが、27万円前後(税別)と想定されています。

 プレスリリース(2017.1.12)のサイトは、http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/01/jn170112-2/jn170112-2.htmlです。


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"インフィード広告"とは

2017-02-22 23:02:42 | マーケティング・消費者行動

「ネイティブ広告(※1)」の一種で、SNSなどの、投稿と投稿の間に挟みこまれて表示される広告のことです。

※1 関連ブログ(“ネイティブ広告”とは、2015.8.22)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/4457a97bded681b5d7300c62cb6f78c2です。

Webページの脇や上の部分に表示される「バナー広告」などに比較し、消費者の目に入りやすいといった特徴があります。即ち、画面を上からスクロールしながら投稿を見ていると、インフィード広告が目に飛び込んでくる、といった具合です。さらに、ネット広告の配信システムでは、消費者の属性(性別や年齢など)、サイト閲覧履歴などを収集し、それらに合った広告(特に動画)を配信するようにしているようです。

以上のことから、広告効果が高いと期待されています。国内のインフィード広告市場は、右肩上がりとなっていて、「サイバーエージェント」(注:1998年3月18日設立、東京都渋谷区)と「デジタルインファクト」(注:2016年4月27日設立、東京都文京区)の調査では、2016年に1401億円に達し、2018年には2000億円、2022年には3000億円を超えると予測されています(※2)。

※2 関連のプレスリリース(2017.2.9)のサイトは、https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=13301です。


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"ワトソン・カスタマー・エンゲージメント(日本IBM)"とは

2017-02-21 23:49:03 | マーケティング・消費者行動

日本IBMが最近立ち上げた組織で、この組織を通して、AIを使用する日本IBMのコンピュータ「ワトソン」を用いたシステムを、ネット通販企業や小売店向けに売り込もうとしているようです。

当面、ネット通販企業向けのクラウド型のアプリを開発しサイト構築の手間を省く支援をしたり、サイト閲覧履歴の解析やSNS上の発言から消費志向を分析するアプリと組み合わせマーケティングを支援したり、等を考えているようです。

これらを効果的に進められる様に、他のIT企業とのパートナー組織も立ち上げるようです。2月20日のスタート時点で25社(注:新日鉄住金ソリューションズ、サイバーエージェント、オプトなど)、2017年内には100社に増やす予定のようです。

IBMでは、ワトソンが、人間の言葉を認識する力に優れているため、消費者接点の多い小売業の分野でその強みを発揮できると見ているようです。


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"ナゾル(シャープ)"とは

2017-02-20 23:04:45 | 情報技術・情報処理技術・サービス

シャープが2016年12月8日に発売したペン型の電子辞書で、英語の文字をなぞるだけで素早く翻訳してしまうというものです。

2.6型のモノクロの液晶画面を備え、本体のサイズは約158mm×36mm×21mm(保護キャップ含む)、重さは約86g(電池含む)です。

オープン価格ですが、1万2000円前後(税別)と想定されています。

ニュースリリース(2016.11.9)のサイトは、http://www.sharp.co.jp/corporate/news/161109-a.htmlです。

 


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"イーメッシュ モデルノ(サンデンホールディングス、タイムマシーン)"とは

2017-02-19 23:49:27 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

自動車の部品などを手掛ける「サンデンホールディングス」が、ソフトウェア開発の「タイムマシーン」と協同で、2016年6月に提供を開始した、食品流通向けの温湿度管理サービスです。e-mesh modernoとつづります。

店舗の売り場、冷凍庫、冷蔵庫などの内部の複数個所にセンサーを取り付け、さらにセンサーが検知した付近の温湿度データを無線通信で(注:米「リニアテクノロジー」社の無線ネットワーク技術を利用)集約するベースステーションを当該施設内に取り付けて、当該ステーションが集約したデータをクラウド上で管理するシステムとなっています。

なお、クラウド型の温湿度モニターサービスは、上記タイムマシーン社が2012年から提供していたようで、それを応用したシステムになっているようです。

今後は、物流倉庫やビニールハウス内の温湿度管理の需要も取り込もうとしているようです。

ニュースリリース(2016.5.24)のサイトは、http://www.sanden.co.jp/topics/2016/0524.htmlです。


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"マイナポータル"とは

2017-02-18 23:25:52 | 国の政策・行政手続き

税と社会保障の共通番号である「マイナンバー」の個人向けサイトのことで、2017年7月に運用が開始される予定です。

マイナポータルは、マイナンバーを所有している人がインターネット上に持つことができる自分専用のWebページです。このページにアクセスするには、「マイナンバーカード」とそれに内蔵されたICチップを読み取る「カードリーダ」が必要となります。

このサイトにより、行政サービス(情報提供等記録開示、自己情報開示、お知らせサービス)を受けられる他、官民連携のサービス(電子私書箱機能、ワンストップサービス、電子決済機能)も受けられるようです。

電子私書箱機能を利用して、確定申告で必要となる保険料控除証明書といった法定書類を企業からネット経由で受け取れるようになるとのことです。

また、ワンストップサービスにより、引っ越しの際の電気・ガス・水道・金融機関において必要となる住所変更を一度で済ますこともできるようになりそうです。

電子決済機能により、税金や社会保険料の納付を民間の金融機関口座から引き落としたり、クレジットカード決済で行うこともできるようになりそうです。

マイナポータルと連携サービスに参入する民間企業は、金融業やサービス業にとどまらず、メーカがリコールの際に活用するなど他の業界でも検討が進みつつあるようです。

関連ブログは以下です。

・“マイナンバー通知カードとマイナンバーカード”とは(2015.10.17)

→http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/b7cb67572799baaa4af80ee54fccb22d

・“マイナンバー制度”とは(2015.4.14)

→http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/1b1a2245ee9cf056d1a4405283670457


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"羽田市場 超速鮮魚(CSN 創生ネットワーク)"とは

2017-02-17 23:37:45 | 物流・ロジスティクス・関連企業

ベンチャー企業のCSN地方創成ネットワーク(2014年10月28日設立、野本良平代表取締役)が行っている鮮魚流通サービスです。

羽田空港内の拠点で鮮魚を加工・仕分けする革新的な鮮魚流通サービスを展開しています。

CSN地方創成ネットワークは三菱地所と資本業務提携しました。これを受け、三菱地所は、2017年3月に販売する「ザ・パークハウス 白金二丁目タワー」の入居者を対象に鮮魚宅配サービスを始めるとのことです。

マンションに常駐するコンシェルジュが居住者からの注文を受け付け、注文された鮮魚は水揚げされた当日にクール便で宅配されるとのことです。

資本業務提携のプレスリリース(2017.1.18)のサイトは、https://chihousousei.co.jp/download/pressR20170118.pdfです。

鮮魚宅配サービスのニュースリリース(2017.1.23)のサイトは、

 http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec170123_csn.pdfです。


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