気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"サイバーカスケード(Cyber cascade)"とは

2024-10-22 23:56:47 | 学術・サイエンス・概念など

例えば、以下の関連ブログを参照願います:

“エコーチェンバー”とは、2024.10.8、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/919981b6f91a1289ec061307909e23ce

 


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"フィルターバブル(Filter bubble)"とは

2024-10-22 23:05:08 | 学術・サイエンス・概念など

例えば、以下の関連ブログを参照願います:

“エコーチェンバー”とは、2024.10.8、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/919981b6f91a1289ec061307909e23ce

“フィルターバブル”とは、2017.8.24、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/0e6637dd0e320f27e16caf4bf6f9a9d8


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"リンクバッズ オープン(ソニー)"とは

2024-10-12 23:42:53 | スマホ・モバイルワイヤレス機器

ソニーが2024年10月11日に発売した、耳をふさがずに周囲の音や自分の声を自然に聞きながら会話や音楽などのコンテンツを楽しめるイヤホン(ワイヤレスステレオヘッドセット)です。”LinkBuds Open”と綴ります。

本体に穴が開いていて、それを装着した状態でも周囲の音などを自然に聞くことができるようです。また、耳の形に応じて変形するサポーターを導入することにより、耳の圧迫感を軽減するとともに装着時の安定感も高めたとのことです。

耳を塞がないイヤホンを開発する背景として、装着時間の長時間化があったようです。オンラインの会議や授業にイヤホン経由で参加したり、家事や歩行中にイヤホンで音楽を聴くなどの機会が増えてきており、イヤホン装着中でも周囲の音を聞こえるようにしたいという声が高まりつつあるようです。

本製品以外にも、類似の製品として、例えば、NTTソノリティ製の「nwm ONE(ヌーム ワン)」(注:2024.7.18発売、税込3万9600円)やアンカー・ジャパン製の「Soundcore AeroFit 2(サウンドコア エアロフィット2)」(注:2024.11.7発売予定、税込1万6990円)などが知られています。

「リンクバッズ オープン」は、オープン価格ですが、市場では税込3万円前後と想定されています。

ニュースリリース(2024.10.2)のサイトは、https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/202410/24-1002/?srsltid=AfmBOoorDoG6ay5-4NqN9f34StDoomGyRADiFN7tPw1DF6yYKtpXcezMです。

製品紹介の動画(ソニーの公式チャネル)のサイトは、https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=aTwCYqBVGwsです。


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“エコーチェンバー”とは

2024-10-08 23:44:07 | 学術・サイエンス・概念など

ネット上(デジタ空間)上のSNS利用により引き起こされる現象とされています。X(旧ツイッター)などのSNS上で自分と同じような意見を見聞きし続けることによって自分の意見が増幅・強化され、あたかも自分に対する異論が存在しないかのようになっている状況を指しているようです。自分と同じような意見があらゆる方向から返ってくることを「人工的に反響(エコー)を作り出す残響室(チェンバー)」に例えて、このように呼んでいます※1。

SNSの利用形態は、自分と同じような意見を持つ人をフォローしたり、その人の意見に共感(”いいね”)したりしながら、情報発信や検索・閲覧を繰り返していくといった形が基本です。さらに、SNSのサービス提供側は、収集した情報の分析結果に基づき利用者自身の興味・関心に沿った情報を届けるような戦略を取るのが普通です。SNS利用に関するこうした特徴から起こりやすい現象と考えられています。

類似の用語として、"サイバーカスケード(Cyber cascade)※2"や”フィルターバブル(Filter bubble)※3”と呼ばれるものが知られています。前者は、ネット上で特定の意見を持つ人たちが強力に結びついて先鋭化し他を排除していく様子を階段状に連続している滝に例えたもので、一方後者は、自分の見たい情報(自分と似た意見の情報)ばかりが集まり見たくない情報から隔離されて目に入らなくなる状況を孤立した泡に例えたものです。

これらの用語が意味する状況に陥ると、誤情報でも正しいと信じてしまったり、異なる考え方や価値観に触れにくくなって視野が狭まったり考えが偏ったりといった問題が生じ得ます。SNSの進展にAIの登場も相まって、これらが社会問題化する傾向にあります。情報化社会の健全化に向け、こうした問題の軽減・回避が望まれます。

※1 米国の法学者でハーバード大学教授の”キャス・サンスティーン(Cass R. Sunstein)"の2001年の著書『インターネットは民主主義の敵か』(石川幸憲訳、毎日新聞社、2003年)の中で、インターネット時代におけるエコーチェンバー現象に関して言及しているとのことです。

※2 米国の法学者でハーバード大学教授の”キャス・サンスティーン(Cass R. Sunstein)"の2001年の著書『インターネットは民主主義の敵か』(石川幸憲訳、毎日新聞社、2003年)の中で提唱されたとのことです。

※3 米国のインターネット活動家"イーライ・パリサー(Eli Pariser)"の2011年の著書『The Filter Bubble(邦題:閉じこもるインターネット、井口耕二訳、早川書房、2012年 )』で提唱されています。


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"東京科学大学"とは

2024-10-02 23:58:07 | 教育一般・教育変革

国立大学法人「東京医科歯科大学」と同法人「東京工業大学」とが統合することにより2024年10月1日に誕生した国立大学法人です。英文名は、”Institute of Science Tokyo”です。初代理事長が大竹尚登氏、同じく学長が田中雄二郎氏です。公式サイトは、https://www.isct.ac.jp/jaです。

誕生した東京科学大学は、「医歯学」と「理工学」との「医工連携」を図ることにより世界レベルの研究大学になることを目指しているようです。10月1日の統合に先立ち、両大学は、相乗効果が見込める37の共同研究に着手済みとのことです。例えば、患者のリハビリを支援する「アシストロボット」の開発に関する共同研究などです。

なお、国立大学同士の統合は2002年以降では15組目で、2007年の大阪大と大阪外国語大の統合以来とのこと(文部科学省)です。研究力や国際性などが国内最高水準である「指定国立大学法人」同士の統合は初めてだそうです。

新法人誕生のニュースリリース(2024.10.1)のサイトは、https://www.isct.ac.jp/ja/news/aoldn2aafk3rです。


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“アップル・インテリジェンス(アップル)”とは

2024-10-01 23:17:30 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

2024年9月20日(金)に発売された「iPhone16」シリーズ(注:4機種、2024.9.9カリフォルニア州スティーブ・ジョブズ・シアターにて発表された※1)に導入されたアップル独自の”生成AI(※2)”です。現在は英語のみで利用可能(※3)で、日本語への対応は来年以降になるようです。

報道によると、この機能を利用することにより、以下のようなことができるようです。

・気になるレストランやイベントのポスターなどにカメラを向けると、検索結果としてそれらに関連する情報が瞬時に得られたり、

・受信した長文の電子メールの本文を要約したり、返信内容を作成したり、

・オリジナルな絵文字を作成したり、などなど

です。

生成AIについてはメリットだけでなく偽情報や著作権に関する問題も想定されており、課題への対応も含め世界的に注目された技術・サービスとなっています。MM総研の調査によると、認知度は高い(75.4%)ものの、実際に利用したことのある人はまだ少ない(12.5%)ようです(※4)。

今回のアップル・インテリジェンスの導入は、このような背景もひとつにはあるかと思いますが、スマートフォン等への導入については、「アップル」が最初ではなく「サムスン電子」や「グーグル」において既に対応済みのようです。即ち、前者は2023年4月より”Galaxy S23”シリーズに導入、また後者は2023年12月より生成AIの”Gemini”が利用可能となっているようです。AIの導入で遅れを取っているアップルですが、独自のAIやその他の機能等で巻き返しが図れるか、今後の利用動向が注目されます。

※1 報道の動画は、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=ZfRdibksoaU&t=8s(テレ東BIZ、2024,9,10公開)です。

※2 生成AIについては、例えば、関連ブログ("生成AI"とは、2024.2.4)の以下のページを参照願います。https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/9e2c00c1de0aefa38294f3486089d103

※3 iPhone16の全4機種およびiPhone15の上位2機種(Pro、ProMax)において最新OSの搭載を条件に利用できるようです。

※4 MM総研のプレスリリース(2024.8.21)のサイトは、https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=639です。


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