気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“ラストワンマイル協同組合”とは

2018-04-30 23:40:42 | 宅配便・輸配送(管理)サービス

2018年4月10日に設立された協同組合で、大手宅配会社の代わりに(バイパスルートの位置づけで)、インターネット通販の荷物を宅配するサービスを提供します。首都圏1都3県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)の中小規模の23運送業者からなります。サービスの正式開始は、2018年の6月1日となっています。

ネーミングにもあるようにサプライチェーンの末端に絞った配送サービスを対象とし、それを安価な料金で提供することを売りにするようです。配送料は、縦、横、高さの合計が60cm以内の場合で345~603円(税抜き)で、宅配大手の4割程度だそうです。

ただ、大手宅配業者と比較し、冷蔵・冷凍品は対象外、電話による集荷依頼には対応しない(即ち、各運送業者の営業所まで荷主に持ち込んでもらう)等、サービス面での制約もあるようです。「荷主が作業をするだけどんどん安くなる仕組み」を基本としているようです。

参加している配送業者の多くは、これまで大手業者から受託して配送業務を行ってきているようですが、今後もそれは継続するようです。ただ、協同組合の設立により、これまでの過度の受託競争は緩和されると期待しているようです。

プレスリリース(2018.4.18)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000033508.htmlです。


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“カロリズムスリム AM-122(タニタ)”とは

2018-04-28 23:27:14 | ウェアラブル・関連ソフト

健康総合企業のタニタが、5月1日に発売予定の活動量計です。1日の総消費エネルギー量を計測してくれるとのことです。40-50代のビジネスパーソンをメインのターゲットに据えているようです。

タニタは、2009年4月に「カロリズム(*)」を発売して以来、用途に合わせたさまざまな商品をラインアップしてきたようですが、今回の機器は、それらの中で厚さが最も薄い(9.4mm)とのことです。このため、スーツやジャケットの胸ポケットにスッキリ収めることができるようです。

「ダイエットサポート機能」と呼ばれる、無理のない減量をサポートする機能が搭載され、いつまでに何kg減量したいかを登録すると摂取エネルギーと消費エネルギーの目標値が表示されます。1週間が経過するごとに実測データより活動レベルに合わせた目標値に自動修正され、目標消費カロリーに対する達成度も表示できるようになっているとのことです。

ホワイト、ブラック、ブルーの3色をラインナップし、本体サイズは幅83mm、高さ28.5mm、奥行9.4mm で、重さは約22g(電池含む)とのことです。

オープン価格ですが、税抜き5000円前後と想定されています。

プレスリリース(2018.4.24)のサイトは、http://www.tanita.co.jp/press/detail/2018/0424/です。

(*)3D(3軸加速度)センサー歩数計のパイオニアとして培ってきたタニタのノウハウと独自の解析アルゴリズムの開発で、家事やデスクワークなどわずかな身体活動も消費エネルギーとして計測できるようにした活動量計(注:上記サイトより)。


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“ポンテ インフルエンサー ビデオPR(クロスフィニティ)”とは

2018-04-27 23:07:11 | マーケティング・消費者行動

オプトグループの「クロスフィニティ」(本社は東京都千代田区、2006年6月設立)が、2018年3月15日に提供開始した、Instagramの「インフルエンサー(※)」に自身のアカウントで動画を用いて「ユーザー企業の商品」の宣伝をしてもらうサービスです。PONTE Influencer VideoPRと綴ります。

※ SNSで影響力のある投稿者のこと

クロスフィニティは、1万人以上のフォロワーを持つインフルエンサー800人を集めた組織を運営していることから、このサービスのユーザーである企業が宣伝したい商品やサービスに合わせて動画に出演するインフルエンサーを選択し、そのインフルエンサーに宣伝をしてもらうというものです。

選択されたインフルエンサーは、商品やサービスを利用した感想、インフルエンサー同士の対談などを1分前後の動画に撮影し、自分のアカウントに投稿します。その際、宣伝であることを明示し、"ステルスマーケティング"ではないことが分かるようにするようです。

クロスフィニティは、ユーザー企業より宣伝料を受け取り、インフルエンサーに支払います。なお、静止画を使用したサービスは2017年より提供済みとのことです。

プレスリリース(2018.3.15)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000449.000014848.htmlです。


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“スポットライト型照明機能付きプロジェクター”とは

2018-04-20 23:04:58 | 小型家電・スマート家電

天井に吊り下げるなどしてスポットライトとして対象物を照らし、その周辺に映像を投写するタイプのプロジェクターです。

アパレルショップやレストラン・カフェなどの小売店で商品などをアピールしたり、結婚式場など色々なイベントの演出に使用するなどの用途が想定されています。

セイコーエプソンは、5月上旬に、この種のプロジェクターを発売予定とのことです。「EV-100」(白の概観)と「EV-105」(黒の概観)の2機種です。プロジェクターの形は、円柱形をしています。想定価格が19万円台とのことです。プレスリリース(2018.2.27)のサイトは、https://www.epson.jp/osirase/2018/180227.htmです。

セイコーエプソンの製品以外にも、パナソニックの「スペースプレーヤー」(注:品番はNTN91000B /NTN91000Wの2つ、2014年7月1日発売)と呼ばれる製品も知られています。プレスリリース(2014.2.27)のサイトは、https://news.panasonic.com/jp/press/data/2014/02/jn140227-1/jn140227-1.htmlです。


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“エアロカ(プロドローン)”とは

2018-04-11 23:48:00 | ドローン

産業用ドローンの開発を手がけてきたプロドローンが、2018年内に開発に着手予定の、「空飛ぶ無人タクシー」(即ち、人を乗せて移動できる次世代近距離無人交通システム。”パッセンジャードローン”とも呼ばれる。)のサービス名です。”AEROCA”と綴ります。

ロードマップとしては、2018年内に開発に着手し小型試験機による実験をスタートさせ、2019年に実寸大の試験機による実験を目指し、さらに法規制などの問題がクリアできた場合に2020年にも有人による実証実験を目指す、とのことです。

想定される飛行時間は30分(電動モーターのみの場合)~60分(発電機+電動モーターの場合)で、スピードは120km/h程度が見込まれているようです。非常用に射出型パラシュートなども設置されるようです。

なお、開発に当たっては業務提携先のカナダ企業の技術を組み合わせる予定のようです。

関連記事(2018.4.6)のサイトは、https://www.drone.jp/news/2018040617165719622.htmlです。


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“ヌードー(エスキュービズム)”とは

2018-04-06 23:11:27 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

EC支援・家電販売を手がけるエスキュービズム(s-cubism)が提供している「IoTワイヤレスコール」のサービス名称です。”noodoe”と綴ります。

IoTワイヤレスコールとは飲食店などで店員を呼ぶ際に利用される「呼び出しボタン」の次世代バージョンです。従来の呼び出しボタンとタブレット端末の中間的な位置づけの製品で、タブレットよりもシンプルな操作、呼び出しボタンよりも人手不足対策につながる製品として、注目されています。

ブロック形の端末がテーブルに置かれ、ブロックの各面に表示された「お水」「注文」「次の料理」「会計」などのうちの要件に対応する面を上に向けると、店員のリストバンド型のウエアラブル機器にワイヤレス(無線)で伝わり、店員は要件に対応した準備をしてテーブルにやってくることが可能となります。

従来の呼び出しボタンの時のように表示されたテーブル番号を見て、そのテーブルへ要件を聞くために一旦やってきて、要件確認後、改めて出直すというような非効率性が緩和されるとのことです。

動画による製品紹介サイトは、https://www.youtube.com/watch?time_continue=90&v=nqx-lQGLatoです。


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“プリント・オン・デマンド(KADOKAWA)”とは

2018-04-01 23:43:29 | 企業戦略・企業ブランド・ビジネスモデル

KADOKAWA(https://group.kadokawa.co.jp/)が、2020年以降に開始予定のサービスで、注文を受けるたびに1冊単位で印刷・製本し自宅や書店に書籍を配送するサービスです。POD(Print On Demand)と呼ばれます。当社によると、注文から48時間以内に書籍を届けるとのことです。

書籍のPOD方式で、初版、改定第1版などとして一定部数を見切りで印刷して提供する従来の方式と比較し、品切れになりにくい、売れ残りも起こりにくいといったメリットがある反面、1冊あたりの印刷費用は多めとなります。印刷工場から注文者宅へ直接届ける形態の場合は、途中の流通業者を経る必要もなくなります。

埼玉県所沢市に複合拠点「ところざわサクラタウン」を建設し、ここへ本社を移しPODのサービスを行う計画のようです。2018年2月に既に着工したようです。

この拠点の床面積は延べ約8万4000平方mで、印刷工場、オフィスの他、ロックミュージアム、美術館、図書館、カフェなども設備されるようです。

関連記事報道のサイトは、https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26357790R30C18A1X35000/です。


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