“ブレーンPW-A7300（シャープ）”とは

シャープが11月22日に発売開始したの電子辞書です。「健康維持をサポートするコンテンツが充実」とのフレーズが付けられており、40代以上の人を中心に売り込む戦略のようです。

以下の2点が特徴となっています。
（1）電子辞書としては初めて病気や傷の症状など2,600項目以上を収録した「六訂版 家庭医学大全科」を搭載したこと
（2）知りたい情報が直感的な操作で検索できるホーム画面が採用されたこと

病気や薬からリラクゼーションまで、日々の健康維持がこれによって幅広くサポートされるようです。また、ホーム画面には大きなイラストで見やすいアイコンが配置され付属のタッチペンでアイコンを選ぶような操作となっているとのことです。

オープン価格ですが、店頭では3万5000円前後と想定されています。

ニュースリリース（2012.11.8）のサイトは、http://www.sharp.co.jp/corporate/news/121108-a.htmlです。

“ジオフェンシング（GeoFencing）”とは

ジオフェンシングは、地図上に柵（フェンス）を築く、という意味ですが、地図上にバーチャルなフェンスを設置し、そこに友達や自分が入ったりあるいはそこから出たりした時に、予め決められた処理が自動的に行われる技術を指しています。

スマートフォンなどのモバイル端末が持つ位置情報と連携させてマーケティングなどへ活用するなど注目を集めつつあります。

例えば、店舗を中心として半径1kmのところにフェンスを築いておいて、その円の中に特定のアプリを実行させている人が入った時クーポンを配信するように設定しておくと、自分の店に近付いた人にクーポンを自動的に配信できます。無作為にクーポンを配信するよりも効率よく集客できるということです。O2O（オンラインtoオフライン）のひとつとも考えられます。

アパレル製造販売のジーユーでは、2012年10月より、当該社が提供しているアプリ「ジーユー」に、この技術を取り入れ、店舗の半径1km以内に存在するアプリ利用者にお買い得商品を案内しているようです。

また、行動範囲として定めたフェンスから外に子供が出た時、自動的に親にメールが届くといった活用も考えられます。

なお、常に位置情報をonにしておかなくてはならないため、端末の電池が消耗しやすいという課題もあるようです。

“アマゾン・クラウド・プレーヤー（米アマゾン・ドット・コム）”とは

米アマゾン・ドット・コムが、日本で11月15日に開始した音楽保管サービス（アプリケーションソフト）です。

「アマゾンMP3ストア」と呼ばれる楽曲販売サービスにより購入しクラウド（アマゾン・クラウド・ドライブ）上へ保管しておいたものを、専用のアプリを利用することにより、パソコンやスマホで（ストリーミング）再生できるようにしたものです。端末に直接保存した音楽も再生可能とのことです。

パソコン向けアプリケーションは「Amazon Cloud Player for Web」、Andoroid搭載スマートフォン向けアプリは「Amazon Cloud Player for Amdroid」と呼ばれ、それぞれ、無料で利用できます。

“アマゾン・ウェブ・サービシズ（AWS）”とは

アマゾンが、2006年に企業を対象に開始したウェブサービス（現在では、一般的にクラウドコンピューティングサービスと呼ばれる）です。

低コストを実現する拡張性をもったクラウドインフラプラットフォームで、世界190ヵ国の数十万に及ぶビジネスを支援しているとのことです。

米国、欧州、ブラジル、シンガポール、日本におけるデータセンターで合計40万台以上のサーバーが統合管理され顧客へサービスが提供されているようです。

主要なクラウドサービスとして、EC2（サーバーの時間貸し）、S3（ダータ保管）、RDS（リレーショナルデータベース）、VPC（仮想私設網）、ダイレクトコネクト（専用線接続）などが知られています。

“GALAXY Note Ⅱ SC-02E（NTTドコモ）”とは

NTTドコモが11月16日に発売予定のスマートフォンです。韓国サムスン電子製です。

専用のスライラスペン「Sペン」により操作性の向上が図られています。パッテリの持ち時間も向上しているようです。

「Air View」と呼ばれる機能では、Sペンの先を画面に近づけるだけでフォルダの中身やメールの本文を見たりできるとのことです。「クイックコマンド」機能では、例えば画面にSペンで「？」を手書きすると検索エンジンが起動されるようです。

また、マルチタスクが可能となっており、ブラウザを開いた状態のままメールの作成を行ったりできるようです。

LTEと呼ばれる次世代高速通信「Xi（クロッシィ）」に対応し、その他テザリング、ワンセグ視聴、おサイフケータイなども可能とのことです。

5.5型の有機ELディスプレイ、1.6GHzクアッドコアCPU、アンドロイド4.1OSなどが搭載されています。

報道発表資料（2012.11.12）のサイトは、http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2012/11/12_00.htmlです。

また、GALAXY Note Ⅱの関連ブログは、http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=cfdb0247d899095326479e4cac199cd8です。

“comm（コム）（DeNA）”

ディー・エヌ・エー（DeNA）が10月23日より開始した無料通話サービスです。日米など世界204カ国・地域で利用可能とのことです。

携帯電話回線は使わずに、インターネットと同様のパケットデータとして音声をやりとりします。サービスに対応したアプリは、iOS搭載スマホ、アンドロイド搭載スマホ、それぞれについて用意されています。

実名登録制となっていて、通話以外に、個人やグループでショートメッセージのやり取りや友人の近況などを知ることもできるようです。また、既存サービスである「モバゲー」や「ビッダーズ」との連携も導入に向けた検討が行われているようです。

無料通話サービスでは、「スカイプ」（米マイクロソフト）や「LINE」（NHNジャパン）が先行していますが、それらを追撃する構えのようです。

プレスリリースのサイトは、http://dena.jp/press/2012/10/denacomm204.phpです。

“エクシリム EX-ZR1000（カシオ計算機）”とは

カシオ計算機が11月9日に発売予定のコンパクト型ディジタルカメラです。有効画素数は1610万で、光学式12.5倍ズームレンズが採用されています。エクシリムシリーズの最上位機種に位置づけられています。

特徴は、高速連写ができる点で、最大30枚/秒となっています。

また、「自分撮り」や「セルフタイマー撮影」、即ち、自分をカメラから離れたところで撮影できるような工夫（液晶のモニタ画面を180°前方上方へ回転させることができる、被写体の動きに反応してシャッターが切れる機能がある）もあるようです。

オープン価格ですが、店頭では5万円前後と想定されています。

ニュースリリースのサイトは、http://www.casio.co.jp/release/2012/1023_EX-ZR1000/です。

操作などの動画は、例えば、http://www.youtube.com/watch?v=tOlyKXt82Rs（英語で解説）などに投稿されています。

“XF1（富士フィルム）”

富士フィルムが11月3日に発売予定のコンパクト型ディジタルカメラです。当社の高級機「Xシリーズ」のひとつです。有効画素数は1200万、35mm判換算で25～100mmの光学4倍（マニュアル式）ズームレンズが搭載されています。

レンズ周辺のズームリングを回すと電源が入るなどユニークな操作方法が特徴です。さらに背面の右上および十字キーの周囲に操作ダイヤルがあり絞り値やシャッター速度などがスムーズに変更できるとのことです。

背面の液晶モニタ画面は3型です。外観はシンプルなデザインになっており、ブラック／レッド／ブラウンのレザー3色のカラーバリエーションとなっています。

本体のサイズは107.9×61.5×33.0mmで、重さは225g（バッテリー、メモリーカード込）となっています。

オープン価格ですが、店頭では5万5000円前後と想定されています。

ニュースリリース（2012.10.9）のサイトは、http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0699.htmlです。

“ソーシャルリクルーティング”とは

SNSなどのソーシャルメディアを活用した、企業の人材採用活動や学生の就職活動を指しています。「ソー活」（ソーシャルメディア＋就職活動）などと呼ばれることもあるようです。

SNSのfacebook上に企業が採用活動の専用ページを開設し学生と交流を図るものが普及していて、この10月現在で1400社以上がこの種のページを開設しているようです。企業は専用サイト上で、自社の紹介、採用情報の掲載、エントリーシートの受付け、学生からの質問受け付けなどを行っています。

交流サイトのSNS上での情報やり取りのため、企業では公式サイトを利用するよりも学生との交流が図りやすく学生のプロフィルや投稿など関連する情報も得やすいというメリットがあるようです。