気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"エクスペリア ハロー(ソニーモバイルコミュニケーションズ)"とは

2017-10-25 23:34:57 | ロボット

ソニーモバイルコミュニケーションズが、2017年11月18日に発売予定の筒形コミュニケーションロボットです。

「‟家族の一員”として日々の暮らしをアシストするコミュニケーションロボット」や「家庭に会話のきっかけを生みだし、安心の見守り機能や生活情報の発話も充実」といったフレーズがつけられています。

顔認証機能を備え、家族一人ひとりの顔を認識し、自ら話しかけてくるのが特徴とのことです。上部のカメラで顔を登録するようになっていて、他に人の動きや声などを検知する4つの人感センサーが内蔵されているようです。半径3m以内に近づくと検知できるようです。

予め特定人向けにメッセージを登録しておくと当該の人を認識した時にそれを伝えたり、ニュースや天気予報を教えたり、外出先からスマホを経由して室内の様子を確認したりできるようです。

当社は、2016年からスマートプロダクトを展開しており、今回のエクスペリアハローは、「エクスペリア イヤー」(2016.11~、音声や首の動きでスマホに指示するイヤホン型機器)、「エクスペリア タッチ」(2017.6~、壁やテーブルに投映したスクリーンにタッチして操作できる小型プロジェクター)に次ぐ第3弾の製品だそうです。

オープン価格ですが、税抜きで15万円前後と想定されています。

ニュースリリース(2017.10.17)のサイトは、http://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2017/1017_1_smartproducts.htmlです。


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"M Z-01K(NTTドコモ)"とは

2017-10-24 23:15:54 | スマホ・モバイル機器

NTTドコモが2018年1月以降に発売予定のスマートフォンです。中興通訊(ZTE:Zhong Xing Telecommunication Equipment Company Limited)製です。冬春向け新商品(スマホ11機種、タブレット2機種)のうちのひとつです。

特徴は、5.2型画面を2つ備えている点で、画面が折りたためるようになっています。一方で動画を見ながら、他方でメールやSNS操作をしたりなどできます。ネーミングの「M」はマルチを意味しているようです。また、2画面を合わせて大きな1画面として映像を見たり、2画面を折りたたんで机上に立てかけることもできるようになっているとのことです。

なお、2画面スマホは、2013年に販売した経緯があるようですが、その時はほとんど売れなかったようです。

報道発表資料(2017.10.18)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/10/18_00.htmlです。


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"G's EYE GZE-1(カシオ計算機)"とは

2017-10-23 23:08:09 | PC・カメラ・他デジタル機器

カシオ計算機が2017年10月27日に発売予定のスポーツ用デジタルカメラです。有効画素数は690万です。

「耐衝撃・防水・防塵・耐低温のタフカメラ」や「簡単操作で決定的瞬間をスーパースローに切り替える動画撮影機能を搭載」といったフレーズがつけられています。

耐衝撃性に富む腕時計「G-SHOCK」の構造を生かして実現されているようです。ダンスやスノーボードなどの激しいスポーツの撮影に適しているとのことです。

さらに、「ドラマチックスロー機能」と呼ばれる、スポーツの決定的な瞬間など動画の一部だけをスローモーションで撮影する機能も備えているとのことです。

通信機能としてBluetooth、無線LANを備えています。

本体サイズは(幅)74.1mm × (高)75.0mm × (奥行)46.4mm、重さは約172g ( 電池及びメモリーカード含む)とのことです。

オープン価格ですが、5万円前後(税込み)と想定されています。

ニュースリリース(2017.10.11)のサイトは、https://www.casio.co.jp/release/2017/1011_gze-1/です。


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"シンクロイド(ソフトバンク)"とは

2017-10-22 23:50:22 | ロボット

ソフトバンクが、2017年11月より提供予定のRPA(※)サービスです。SynchRoidと綴ります。「RPAテクノロジーズ」(注:2013年7月設立、ソフトバンクと業務提携しているRPAホールディングスの子会社)と共同開発したとのことです。

※ Robotics Process Automationの略。企業などの総務や人事、経理、営業などで必要なパソコンによる定型作業を人間に代わって行うソフトウェア。働き方改革にも寄与できるものとして期待されている。

ソフトバンクでは3年前からRPAを導入し、非常に高い効果が得られたことから、この事業への参入を決めたようです。

「ベーシックパック」(10ライセンスで60万円/月)と「ライトパック」(1ライセンスで90万円/年、導入効果を検証したいユーザ向け)の2つのメニューが用意されているようです。

プレスリリース(2017.10.19)のサイトは、https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20171019_01/です。

関連ブログサイト(2017.6.28)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/40927e729e0c056420ddd7174ce6d3cbです。


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"大人のAIと子供のAI"とは

2017-10-21 23:11:38 | AI(人工知能)

AI研究の第一人者である松尾豊氏(東京大学准教授)により指摘されている、AIの2つの分け方です。

「大人のAI」は、すでに存在しているビッグデータから一定のパターンを発見するもので、発見にあたっての判断基準を人間が予め設定するタイプのようです。大人(即ち、専門家)ができることをできるようですが、実は人間が裏で作り込みをしているようです。即ち、特徴量の設計が必要です。ビッグデータやIoTに基づく判断、IBMのワトソン、Siri、Pepperなどは、「大人のAI」に対応しています。現状、販売やマーケティングなどに応用されており、今後は医療、金融、教育などへの応用が考えられています。

一方、「子供のAI」は、背景知識のほとんどない状態から、AI自身が試行錯誤を繰り返して性能を向上させるタイプとのことです。AIの研究の歴史において50年もの間、実現が難しいとされてきましたが、ディープラーニング(深層学習)という、特徴量を自動で抽出できる技術の開発がブレークスルーとなって、今後への期待が高まってきています。2015年には画像の認識において人間の精度を超えるプログラムが米マイクロソフトや米グーグルで開発され、現実味を帯びてきたようです。「子供のAI」は、認識技術の向上、運動能力の向上、言語の意味理解というように、人間と同じように技術進化していくようです。認識機能を持った「子供のAI」とロボットを組み合わせることにより、これまでにない新しいビジネスの創出ができると期待されているようです。

松尾氏によると、「大人のAI」は外国に遅れをとっていて挽回も難しいようですが、「子供のAI」はこれからでありモノづくりが中心となることから、日本にもチャンスがあるとのことです。


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"ハイプ・サイクル(ガートナー)"とは

2017-10-18 23:17:46 | 学術・サイエンス・概念など

ガートナーによって提唱されたもので、以下のような説明がされています。

「ハイプ・サイクルは、市場に新しく登場したテクノロジーがまず過熱気味にもてはやされ、熱狂が冷める時期を経てから、市場が確立し、市場分野における意義や役割が理解されるようになるまでの典型的な経過を、横軸に「時間の経過」、縦軸に「市場からの期待度」を表す波形曲線で示したものです。」

新規テクノロジーが市場に受け入れられるまでにほぼ同じような経過をたどる、との考えの下に、市場の成熟の過程が、「黎明期」、「『過度な期待』のピーク期」、「幻滅期」、「啓蒙活動期」、「生産性の安定期」の5つの段階で示され、各キーワードがどのような段階のどの辺に位置するかが毎年ハイプ曲線※上に示されます。

※)関連ブログ(”ハイプ曲線”とは、2007.2.21)のサイト:https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/e55dccda2473d490386d8141c960dcd4

2017年版のガートナージャパンのサイトは、https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20171003-01.htmlです。

ハイプ・サイクルについての説明サイトは、http://www.gartner.co.jp/research/methodologies/hype_cycle.phpです。


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"ストローリー(ストローリー社)"とは

2017-10-14 23:46:37 | 情報技術・情報処理技術・サービス

システム開発の「ストローリー」(注:stroly、2005年1月設立、京都府京都市)が、2018年春に本格開始予定のWebサービスです。

投稿者から手書きのイラスト地図の投稿と目印となる複数個所のスポットの位置情報(緯度・経度)を受け付け、そのイラスト地図をデジタル化し、利用者のスマホへ配信するとともに利用者の位置情報をイラスト地図上に表示するようなサービスです。

投稿は無料で誰でも自由にできるようです。地域限定の観光マップ、お店やイベント会場などの特定な場所までの案内図など、投稿者独自のイラスト地図で大丈夫なようです。投稿の際、その地図上で目印となるようなスポット(店、駅、交差点、など)の位置情報(緯度、経度など)を複数設定する必要があるようです。

このようにして投稿されたイラスト地図は、デジタル化されて利用者のスマホ上に表示でき、その地図上に利用者の位置が表示されるようになっているようです。スマホのGPS機能により得られた利用者の位置情報をイラスト地図上に表示する仕組みにストローリーのノウハウがあるようです。

観光イベントと連携したり、オリジナル地図を投稿して楽しんだり、マーケティングへ活用したりと色々な用途が考えられるようです。

提供元企業のサイトは、https://weare.stroly.com/jp/#です。


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"AIスピーカー"とは

2017-10-08 23:48:26 | AI(人工知能)

話しかけられると、AI(人工知能)が音声の内容を分析し人間のように回答を返してくれる機器です。一種のIoT機器とも言えます。

マイクを内蔵しており、音声をキャッチしそれをインターネット経由でAIシステムへ送るようにようになっています。話しかけるだけで、様々なことができるようになっています。天気予報やニュースといった情報を得たり、ネット通販に注文をしてもらったり、タクシー配車を依頼したり、家電のスイッチ操作をしてもらったり、等々です。

米国では進んでいるようですが、日本でも、今後、音声を用いたこのような機器が普及しそです。年内には日米IT企業が相次いでこの市場へ参入するようです。

2017年8月にはLINEの「クローバウェーブ(Clova WAVE)」が、10月にはGoogleの「グーグルホーム(Google Home)」が、それぞれ販売され、また年内にはamazonの「エコー(Echo)」、SONYの「LF-S50G」が販売されるようです。

スピーカーとユーザとのやり取りの内容は、AIシステムにビッグデータとして蓄積され、機械学習により自然な会話に近づけるようになるとのことです。

 


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"ARC(Amazon Robotics Challenge)"とは

2017-10-04 23:46:28 | イベント・展示会・ショー

米アマゾンが主催する物流倉庫向けロボットの世界大会です。

2017年7月27日~30日、第3回目のARCが名古屋市において開催されました。10か国・地域から16チームが参加したとのことです。

ロボットに課された課題は、(1)棚入れ競技(即ち、32個の商品から16種をピッキングして棚へ収納、なお、32個のうち半分の商品は直前までは知らさせていない)、(2)棚出し競技(即ち、棚に入れた16種の商品から、指定された10種を取り出し、3つの段ボール箱へ移す)、の2つでした。

AIや画像認識技術を組み合わせた性能が競い合われ、結局、以下のような結果となったようです。日本は6位の奈良先端科技大学院大・パナソニック以外は予選落ちだったようです。

1:豪クイーンズランド工科大など(272点)

2:独ボン大(235点)

3:シンガポール・ナンヤン工科大(225点)

4:インド工科大カーンブル校、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(170点)

5:米マサチューセッツ工科大、プリンストン大(115点)

6:奈良先端科学技術大学院大、パナソニック(90点)


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"科学技術基本計画(政府)"とは

2017-10-01 23:12:50 | 国の政策・行政手続き

政府によって示される、日本の科学技術政策の中長期的な方針のことで、5年に一度策定されます。

2016年1月22日に第5期(2016~2020年度)の科学技術基本計画が閣議決定されています。そこでは、IoT、ビッグデータ、AI、ロボット等の第4次産業革命(※)の基盤技術の強化を行い、それらをあらゆる産業や生活に取り入れ、新たな価値やサービスを次々と創出し、人々が豊かさを享受できるような「超スマート社会(society5.0)」の実現を狙いとしています。

※ 蒸気機関の発明(第1次)、電気による大量生産(第2次)、コンピューターによる生産自動化(第3次)、に続く4番目の、産業を大きく変える技術革新を意味しています。ビッグデータやAIなどの最新技術の活用が核となっています。ドイツの「インダストリー4.0」として始まり、米国を含め世界的な潮流となっています。


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