気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“MROC(エムロック)”とは

2011-09-22 23:02:19 | Weblog
MROCとはMarketing Research Online Communityの略で、マーケティング・リサーチを目的とするクローズドなネットコミュニティで、特定のテーマについて興味関心を持つ人に集まってもらい、一定期間、会話や議論などを行ってもらうものです。

それらの発言を深く探ることで、従来の調査手法では引き出しにくかった生活者のインサイト(心の声)などを発掘できるようです。また、コミュニティメンバーと企業とが一体となることによって新製品の開発や販売促進の方法を探ることもできるようです。

従来の対話形式では参加しにくい人もMROCでは参加して発言することができるなどのメリットもあるようです。

数人程度が参加して2週間程度実施する小規模なものから、100人が1年間かけて実施する大規模なものまであるようです。

MROCに関するサービスを手掛ける会社としては、エイべック研究所(コミュニティの運営支援)、ドゥ・ハウス(マーケティング支援)、クロス・マーケティング(ネット調査)、楽天リサーチ、セプテーニの子会社のトリガーなどが知られています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“インテキスト広告(セプテーニHD)”とは

2011-09-20 23:30:17 | Weblog
インターネット広告大手のセプテーニ・ホールディングズが開発し今年の6月に提供を開始した、サイトの本文部分に吹き出し風に表示される広告のことです。

子会社のアドスペースが開発したものです。これは、Webサイトのテキスト部分の言語を解析し、広告主が予め設定したキーワードのところに直接広告を配信し吹き出しのようにポップアップ表示する新たな手法です。特許申請中のようです。

テキスト上のキーワードにマウスが重なった時だけ広告が表示されるようになっていますので、閲覧者の利便性は損なわないとのことです。

例えば、クーポン配信サービスを提供している広告主が「ラーメン」というキーワードを設定してユーザが閲覧しているサイトのテキスト上のその言葉にマウスのカーソルが重なった時にクーポンの広告が吹き出し風に表示される、といった具合です。

テキスト広告、イメージ広告、動画広告などを扱えるようです。広告に表示されたリンクがクリックされた時のみ広告料(30円/クリック)が発生するとのことです。

6月にはパソコン向けの配信のみですが、スマートフォン向けの配信も可能となるようです。

プレスリリース(2011.6.24)のサイトは、http://www.septeni-holdings.co.jp/news/pr/2011/06006446.htmlです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“ウィンドウズ8(マイクロソフト)”とは

2011-09-18 23:16:04 | Weblog
米マイクロソフトが現在開発中、来年後半以降にリリースされる見込みの次期版OS(基本ソフト)です。これまでのOSを大幅に見直したようです。

2011年9月13日から16日(米国時間)、カリフォルニア州アナハイムで開催された、開発者向けカンファレンス「BUILD」にて、「Windows 8」の概要が発表されました。

ウイドウズ部門プレジデントのスティーブン・シノフスキー(Steven Sinofsky)氏の基調講演の動画は、http://channel9.msdn.com/events/BUILD/BUILD2011/KEY-0001 のサイトで視聴できます。

特徴としては、まず「タッチファースト」と呼ばれるものでPCでもタッチ操作が標準となるようです。また、スマートフォン上で動作するアプリケーションと従来のPC上で動作するアプリケーションとを同じOS上で自由に切り替えて動かせる(注:「メトロスタイル」と呼ばれる)ようです。

さらに、クラウドコンピューティングへの対応も考慮されているようです。

スマートフォンではアップルに、クラウド分野ではグーグルにリードを許した形になっていますが、それをウィンドウズ8で追撃しようとしているようです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“GR DIGITAL Ⅳ(リコー)”とは

2011-09-17 23:45:32 | Weblog
リコーが10月中旬に発売予定のコンパクト型ディジタルカメラです。有効画素数は約1000万です。2009年8月に発売された「GR DIGITAL Ⅲ」の後継機種です。

ピントの自動合わせのスピードアップ(ハイブリッドAFシステムにより合焦時間は約0.2秒で従来機種の1/2)、手ブレ補正機構(イメージセンサーシフト方式ブレ補正機能)の新たな搭載が特徴となっています。

また、高性能レンズ(明るさを示すF値=1.9)が搭載されているため、室内でもフラッシュなしで高品質な写真が撮影できるとのことです。

オープン価格ですが、店頭では8万円前後と想定されています。

ニュースリリース(2011.9.15)のサイトは、http://www.ricoh.co.jp/release/2011/0915_3.htmlです。

なお、同日には「GR DIGITAL IV ホワイトエディション」も発表されています。サイトは、http://www.ricoh.co.jp/release/2011/0915_2.htmlです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“ELP Lite(サッソー)”とは

2011-09-15 23:15:14 | Weblog
環境ベンチャーのサッソー(http://www.sassor.com/?lang=ja)が今年の7月1日に発売した、電力使用量の「見える化」装置です。ELPとはEnergy Literacy Platformの略です。

テレビやエアコンなどの電気機器とコンセントとの間に装着することにより、当該機器の電力使用量が本システムからインターネットの専用サイトへ送信されるため、パソコンやスマートフォンなどから当該サイトへアクセスすることにより使用電力量を容易に確認できるようです。飲食店などから本システムの引き合いがあるようです。

このシステムは、コンセントと各家電製品との間に接続する「ELPモジュール」、モジュールからの計測データを受信しインターネット上へ送信する「ELPレシーバ」、消費電力を確認するための「ELPウェブサイト」及び「ELPスマートフォンアプリケーション」から構成されています。価格は1万9500円~です。

なお、サッソーによると、今後は専用サイトを交流サイトSNS化して運用し、利用者同士が節電情報などを交換できるように拡充していきたいとのことです。

製品紹介サイトは、http://www.sassor.jp/elp_lite/product.htmlです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“ギャラクシーTab 10.1LTE(NTTドコモ)”とは

2011-09-14 23:27:20 | Weblog
NTTドコモが10月上旬に発売予定の、Xi(クロッシィ)(注:3.9世代のLTEの技術に対応した高速携帯電話サービス)に対応したタブレット型多機能端末です。韓国サムスン電子製です。

NTTドコモは、LTE技術に対応した製品として昨年暮れのPC向けデータカード端末やその後の無線ルータなどを投入していますが、携帯端末として投入するのは今回が最初です。

LTEとしての高速大容量性(最大37.5Mbpsなど)とタブレット型の組み合わせを売りにし、かつ画面が10.1型と大きな上に、厚さ8.6mm、重さ565gと、米アップルのiPad2よりも薄くて軽いのが特徴です。

OSは米グーグルのアンドロイド3.2、プロセッサは1.5GHzのデュアルコアCPUが搭載されています。

この機種の懸念材料としてサムスンとアップルとの間で特許問題が最終的には決着していない点があるようです。

なお、LTE対応の製品としては、ほぼ同時期に「ARROWS Tab LTE」(富士通製)と呼ばれる製品も発売される予定です。

報道発表資料(2011.9.8付)のサイトは、http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/09/08_00.html?ref=nr_indexです。

なお、Xiに関連するブログのサイトは、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/f2ae45b0dceec298c45b6a005dbe01dfです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“復旧エリアマップ(NTTドコモ)”とは

2011-09-11 23:18:17 | Weblog
NTTドコモが3月20日から携帯サイト及びPCサイト上に、東北地方における通信サービス中エリア、サービス中断エリアの復旧予定などを色分けして表示したものです。

現時点では震災前と同程度に復旧しており、当該サイトは閉じられているようですが、3月の復旧段階では貴重な情報として多くのアクセスがあったようです。

このマップ上では、復旧予定の他に、ドコモショップの営業情報、無料携帯電話サービスや無料衛星携帯電話サービスなどの提供場所等も確認できるようになっていたようでうす。

KDDIも同様のサービスエリアマップを公開しています。KDDIでは4月末時点には震災前とほぼ同レベルまでに回復しています。サービスエリアマップのサイトは、9月11日時点でも閲覧でき、アドレスはhttp://fukkou.info-mapping.com/aufukkyu/map/です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“移動基地局車(車載型基地局)”とは

2011-09-10 23:33:31 | Weblog
2011年3月の東日本大震災では、被災地域で多くの携帯基地局が損壊したり、それに接続された回線が断になり、携帯電話を利用できない事態となりました。

不能となった通信サービスの早期復旧に向け携帯電話事業者が採用した応急措置のひとつとして、移動基地局車(車載型基地局)が使われました(注:NTTドコモやソフトバンクでは「移動基地局車」と呼び、KDDIでは「車載型基地局」と呼んでいます)。

NTTドコモの移動基地局車の場合、基地局-制御局間の光ファイバ回線が断となっているようなところでは、携帯端末-(無線)-基地局-移動基地局車-無線(マイクロ波)-移動体網という接続で復旧させ、また基地局・光ファイバ回線ともに断の場合には、携帯端末-(無線)-移動基地局車-衛星回線-移動体網という接続で復旧させています。

KDDIでも同様で、特に後者の通信衛星対応の車載型無線基地局が復旧用に使用されたようです。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“大ゾーン化”とは

2011-09-09 23:31:30 | Weblog
今回の東日本大震災では被災地域で多くの携帯基地局が損壊などを余儀なくされ、携帯電話が使えなくなる事態となりました。

「大ゾーン化」とは不能となった通信サービスの早期復旧に向け携帯電話事業者が採用した応急措置のひとつです。

即ち、山上などの高い位置に設置されている基地局のアンテナの角度を変更し、通常運用時よりも広域をカバーするようにすることです。これにより、サービス不能基地局がカバーしていたゾーンに位置する端末のサービスを行えるようにすることです。

なお、今回、大ゾーン化の対策を講じた事業者はNTTドコモとKDDIです。ソフトバンクは特にこの対策はとっていないようです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“AQUOS PHONE THE PREMIUM 009SH(ソフトバンクモバイル)”とは

2011-09-05 23:17:02 | Weblog
ソフトバンクモバイルが、8月26日に発売開始したスマートフォンです。シャープ製です。

背面カバーには上質感のあるテクスチャー調デザイン(光の反射によって模様が変化して見えるようです)が採用されています。

3D表示に対応した約4インチの高精細液晶が搭載され、映像やゲームなど多彩な動画や画像が専用メガネなしで楽しめるとのことです。

従来型携帯電話の機能であるワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信も利用できます。

OSにはアンドロイド2.3が搭載されています。また、有効約800万画素のカメラが搭載されています。

プレスリリース(2011.8.24)のサイトは、http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2011/20110824_01/です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする