気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“観光支援型客貨混載(ヤマト運輸)”とは

2018-05-28 23:48:45 | 宅配便・輸配送(管理)サービス

ヤマト運輸が4月に開始したサービスで、観光客の手荷物を協業先の路線バスがヤマトの配送拠点まで運ぶサービスです。

ヤマト運輸は、大分空港で路線バスを運行する大分交通と協業し、この種のサービスを開始したようです。大分空港に到着した観光客の荷物を、大分交通の運行する空港リムジンバスが大分市や別府市にあるヤマトの配送拠点まで運び、配送拠点では顧客の宿泊先毎に仕分けを行い、配送するようです。

朝10時までに、手荷物を預けると、当日中に宿泊施設まで届けてもらえるとのことです。そのため、観光客は、朝から夕方の宿泊施設チェックインまで、手ぶらで観光を楽しめるとのことです。2019年に大分市で予定されているラグビーワールドカップの開催の際の訪日外国人への対応も睨んでいるようです。

なお、佐川急便も、2017年に類似のサービスの実証実験を、長野県松本市と岐阜県高山市との間で行っているようです。

ニュースリリース(2018.4.17)のサイトは、http://www.yamato-hd.co.jp/news/h30/h30_07_01news.htmlです。

 

 


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“マイデイズ(NTTドコモ)”とは

2018-05-18 23:32:31 | AI(人工知能)・生成AI・その対策

NTTドコモが、2018年5月30日より本格提供予定の、スマートフォン(スマホ)などで利用できる会話型AIサービス(エージェントAIサービス)です。アルファベットでは、「my daiz」と綴ります。

具体的には、スマホやタブレットなどに「マイデイズ」のアプリをインストールして利用するようです。スマホに対し、例えば「マイディズ、ポイント残高教えて」と呼びかけると、音声や画面表示により回答してくれるようです。

また、スマホ経由で収集したデータに基づいて利用者の好みや行動を学習し、利用者の行動を予測し、その情報を利用者の行動に先がけて(先読みして)提供してくれるようです。例えば、通勤や通学に利用している電車が遅れた時などに、それを利用者が知る前に通知してくれたりできるようです。

アプリの使用料は、天気や交通情報などの基本的なものについては「無料」で、利用者の行動を先読みする機能については「100円/月」とのことです。

サービスの紹介動画のサイト(youtube)は、https://www.youtube.com/watch?time_continue=75&v=kghg2crUnGAです。

また、報道発表資料(2018.5.16)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/05/16_00.html です。


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“無人店舗システム(テクムズ)”とは

2018-05-05 23:28:13 | キャッシュレス決済・省力/省人化

画像システムを手掛ける新興企業の「テクムズ」(名古屋市)が2018年内にも製品化予定の、コンビニ等の店舗の無人決済システムです。

2018年春の「リテールテックJAPAN2018」では、体験ブースが設置され、来場者の高い関心を集めたようです。利用の仕組みとしては、入場ゲート前で顔写真の撮影と氏名を登録。ゲートに設置されたカメラで顔認証を行い、店内へ入ります。好きな商品を選んだら、出口前のタブレットに自分の顔と商品を見せるだけで会計が完了する、とのことです。

具体的には、店舗内の複数個所にカメラを設置し、それにより人の手の動きを検知します。人が商品を棚から取ると、カメラの映像からAIが「購入」と判断し、システム内のショッピングカートに商品を追加します。取った商品を棚に戻すと「購入取り止め」と判断し、ショッピングカートから商品を削除します。

無人店舗システムなど省人化に対応した取り組みとして、Amazon Goの他、「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」(経産省)などRFIDを利用するシステムの検討も進められていますが、テクムズのシステムは、商品へのICタグ貼付が不要で顔認証による決済を採用しているため「カメラのみ」で決済まで行える点が特徴のようです。なお、RFIDを利用するシステムは、店舗内だけでなく、サプライチェーン全体を管理・効率化する狙いもあるようです。

関連サイトは、http://epayments.jp/archives/7412です。


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