ソフトバンクが2017年9月に立ち上げたブロックチェーン(分散型台帳)に関するコンソーシアムです。その目的は、安全性の高い決済サービスの提供にあるとのことです。
発足時点では、通信事業者のソフトバンク、米スプリント社(Sprint Corporation)、台湾ファーイーストン社(Far EasTone Telecommunications Co., Ltd.)およびブロックチェーン技術開発企業である米TBCAソフト社(TBCASoft, Inc.)の4社でしたが、その後、通信事業者の韓国のKT社、スペインのテレフォニカ社など5社も連携する意向を表明しているようです。
2018年3月の新聞報道によると、ブロックチェーン技術を活用した国際送金や決済を行うシステムを作るとのことで、海外の通信事業者と連携し、購買した商品の支払いを携帯電話料金に合算して可能とするサービスなどの実用化を目指すとのことです。
サービスの一例として、小売店で店員が持つタブレットの画面に表示されたQRコードを、利用者が持つスマホの専用アプリで読み取るだけで決済が完了し、決済データがブロックチェーンで管理されて、後日、携帯料金に追加されて請求される、いったものが考えられています。2018年度中に実証実験が実施されるようです。
CBSG発足のプレスリリース(2018.9.8)のサイトは、https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20170908_01/です。
新聞報道(2018.3.5)のサイトは、https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27625350S8A300C1X30000/です。