“ARROWS ES IS12F（KDDI）”とは

KDDIが2012年１月上旬に発売予定のスマートフォンです。富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製です。

機能が充実していて、かつ薄型（厚さ6.7mm）、軽量（約105g）になっている点が特徴です。

4型の有機EL（エレクトロ・ルミネッセンス）の画面、1.4GHzの高性能CPU、米グーグルのOS「アンドロイド2.3」が搭載されています。カメラの有効画素数は約511万です。

WIN HIGH SPEEDに対応しています（下り最大9.2Mbps／上り最大5.5Mbps）が、WiMAXは搭載していないようです。

従来型携帯電話についている「ワンセグ」（携帯電話向け地上デジタル放送）、「おサイフケータイ」、赤外線通信なども利用可能です。防水機能もついています。

店頭では3万円台の見込みです。

ニュースリリース（2011.12.5）のサイトは、http://www.kddi.com/corporate/news_release/2011/1205/です。

“ソーシャルビジネス”とは

利益指向の企業とミッション指向のNPO（非営利組織）の特性をあわせ持ち事業（ビジネス）性を追求する新たな形態、即ちビジネスとしての社会事業のことです。最近、徐々に注目を集めつつあるようです。

首都圏で病児保育というサービスを展開しているNPO「フローレンス」、独自の浄水技術を生かしバングラデッシュで飲料水の浄化ビジネスに取り組んでいる「日本ポリグル」などが知られています。

経済産業省のソーシャルビジネス推進研究会によると、ソーシャルビジネスは、「社会的課題（高齢化問題、環境問題、次世代育成など）を市場としてとらえ、その解決を目的とする事業。“社会性”“事業性”“革新性”の３つを要件とする。」と定義されています。

英国では、企業とNPOの中間的な法人格として「CIC」（Community Interest Company、コミュニティ利益会社）なるものを2004年に定めているようです。

ソーシャルビジネスは、ビジネスの手法を用いて社会的課題を解決するという、（行政やボランティアとは異なる）革新性から「ソーシャル・イノベーション」として注目されているようです。

まだ、芽生えた段階であり、今後さらに発展させていくためには、制度の整備、人材の育成、企業の支援など課題も多そうです。

“WX03A＜ストラップフォン＞（ウィルコム）”とは

ソフトバンクグループのウィルコムが2012年1月25日に発売予定のPHS方式電話機です。エイビット（八王子市）製です。携帯電話などと異なり音声通話に特化した仕様となっています。

清涼菓子（フリスク）のパッケージと同程度の世界最小、最軽量の電話機だそうです。即ち、サイズは約W32×H70×D10.5mmで、重さは 約33g（バッテリー装着時）となっています。

赤外線通信機能を備えており、電話帳のコピーも楽です。

プレスリリース（2011.12.26）のサイトは、http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2011/12/26/index.htmlです。

“PRADA phone by LG L-02D（NTTドコモ）”とは

NTTドコモが2012年1月に発売予定の「プラダ」（注：イタリアのファッションブランド）デザインのスマートフォンです。韓国LG電子製です。

世界的なブランド「PRADA」とのコラボレーションで、高級感のあるデザインと機能性を兼ね備えたスマートフォンとなっていて女性などの需要も見込んでいるようです。

PRADAデザインの面では、「EMBLEM&LOGO」、「サフィアーノ」カーフレザー調の贅沢な質感、スリムなボディ、メタル製キーボタンなどです。

また、機能性の面では、デュアルコアCPU（OMAP4430 1GHz）、アンドロイド2.3（OS）、4.3型の高精細液晶画面の搭載、おサイフケータイ」「ワンセグ」などの日本独自の機能への対応などです。

実質の負担額は、3万円台後半のようです。

報道発表資料（2011.12.20）のサイトは、http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/12/20_00.htmlです。

“クラウドゲーム”とは

クラウドコンピューティング方式で楽しむゲームのことです。

クラウドコンピューティングはインターネットの普及（ほとんどのコンピュータがインターネットに接続する機能を持っている）やブロードバンド化の進展などを背景に登場してきた、ソフトウェアやデータの利用形態であり、インターネット接続機能を有する端末から場所を問わずネットワークの先のソフトウェアやデータなどを利用できる点に特徴があります。

クラウドゲームではゲーム用ソフトはネットワークの先のシステム上で実行されますので、端末にあたるゲーム機器の性能には左右されずにゲームを楽しめる点が特徴です。

オンラインゲーム大手のNHNジャパンは今年の10月にNTTドコモのXi（クロッシー）対応のタブレット端末向けにゲーム「ジークラウド」の配信を始めています。プレスリリースのサイトは、http://www.nhncorp.jp/press/files/PRESS_20111017154609.pdfです。

また、SCE（ソニー・コンピュータエンタテインメント）はクラウド対応のRPG（ロールプレイングゲーム）を開発中とのことです。

クラウド型のゲームの登場により、その楽しみ方も拡大していきそうです。

“HTML5”とは

次世代のWeb記述言語です。

Web技術の標準化を推進するW3C（WWW Consortium）が策定作業を進めています。2011年5月に仕様の最終草案がまとめられ、2014年に最終勧告がリリースされる見通しのようです。

インターネット上で動画や音楽などのコンテンツも簡単に提供できるようになります。現時点で最新のHTML4（1999年に策定）まではテキスト（文字）が中心の記述言語であり、動画や音楽の再生には再生用のソフト（例えば、米アドビのフラッシュ、米マイクロソフトのシルバーライトを利用するためのプラグインなど）が必要となっていました。

が、HTML5になると、動画や音声などの含まれたコンテンツをブラウザ（閲覧ソフト）上で動かすプログラムをWebページ上に記述することが可能となります。

従って、利用者はホームページを開きながら、その上で、動画や音声を再生したり、マウスで描画したり、GPSから取得した位置情報を地図と連携させたり、と、色々なことがスムーズにできるようになります。

HTML5を大きな商機ととらえている企業も多く、ゲームメーカ、ネット広告企業、その他ネット関連企業大手（グーグル、ヤフー、ニフティ）などで採用がはじまりつつあります。

“WX02A＜イエデンワ＞（ウィルコム）”とは

ソフトバンクグループのウィルコムが11月25日に発売したPHS端末です。エイビット（八王子市）製です。

PHS端末でありながら本体のサイズやデザインは固定電話並み（即ち、約W200 × H195× D76mmで重さ約600g）です。受話器も大きく携帯端末とは異なるイメージです。イエデンワという名称がついているのもそれを物語っていると思われます。

基地局との無線でのやり取りが基本のPHS端末のため、設置の手間がなく電源をコンセントに差し込むだけで済みます。企業などでレイアウト変更や移動が頻繁な時には有効と考えられます。

また、短縮ダイヤル機能、携帯電話のような赤外線通信機能などもついています。

AC電源以外に乾電池（単3アルカリ×4本）でも可能なので災害時などには外へ持ち出して使うこともできます。約800時間の連続待ち受けが可能とのことです。

2年契約にすると電話機本体の実質負担額はゼロで料金も利用しやすい設定になっているようで、2台目需要を狙っているとのことです。

ユニークな発想で話題を集め、徐々に人気も出てきているようです。

プレスリリース（2011.11.24）のサイトは、http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2011/11/24/index_01.htmlです。

“PowerShot S100（キャノン）”とは

キャノンが12月8日に発売したコンパクトディジタルカメラです。新設計の光学5倍ズームレンズが搭載され、有効画素数は約1210万です。12月下旬時点のユーザの満足度評価で高いスコアをマークしているようです。

「PowerShot S95」（2010年8月発売）の後継モデルです。S95に対しセンサや画像処理エンジンが改良され画質や感度が高められています。処理速度も6倍、扱える情報量も4倍に拡大しているとのことです。

手ぶれ補正機能も強化されているようです。6種類のIS（Image Stabilizer、光学式手ブレ補正）を撮影状況に応じて自動で切り替え、ブレの少ないくっきりとした写真と動画に仕上げられるとのことです。

また、GPS機能がPowerShotシリーズで初めて採用され、撮影地点の位置情報が自動的に記録されます。

外観はシンプルなデザインに仕上げられ、前面のコントロールリングはマニュアル感覚で設定の調整ができるようになっています。愛好家を意識した操作性のデザインが随所に施されています。本体のカラーは黒とシルバーの2色が用意されています。

オープン価格ですが、5万4000円前後と想定されています。

ニュースリリース（2011.11.10）のサイトは、http://cweb.canon.jp/newsrelease/2011-11/pr-pss100.htmlです。

“アクオスフォンIS14SH（KDDI）”とは

KDDIが、12月23日に発売予定のスマートフォン（高機能携帯電話）です。シャープ製です。OSは米グーグルのAndroid 2.3が搭載されています。

テンキーを備えており引き出して使用できるようになっている点が特徴です。電話の発信キーや終話キーも搭載されており電話の使いやすさが考慮されています。また、テンキーは指にフィットするように緩やかな傾斜が施されています。

また、のぞき見防止機能（カラーベールビュー）、ウイルス対策などの安心セキュリティパックに対応するとともに、大規模災害が発生した時に安否確認などに利用できるアプリの「au災害対策」が標準搭載されています。

国内定番機能であるワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信にも対応しています。

本体のサイズは約56×117×14.7mmで重さは約136gです。省電力化が図られ、連続通話時間が約400分、待受時間が約310時間となっています。

オープン価格ですが、店頭では2万円台前半と想定されています。

プレスリリース（2011.12.19）のサイトは、http://www.kddi.com/corporate/news_release/2011/1219b/です。

“ARROWS Z ISW11F（KDDI）”とは

KDDIが、12月17日から販売開始しているスマートフォン（高機能携帯電話）です。富士通製です。

NTTドコモが本日発売予定の「ARROWS X LTE F50D」（富士通製）と同様、「高速通信＋全部入り」といった特徴があるスマートフォンです。

即ち、これまでの携帯電話に搭載されていた機能はほとんど盛り込まれており、かつ高速通信に対応しています。ただ、NTTドコモの製品と異なり、高速通信の部分は、KDDIグループが推奨するWiMAXとなっています。

OSはAndroid 2.3.5、デュアルコアCPU、4.3型の高精細画面、有効画素数約1310万のカメラなどを搭載、防水防塵対応、サイズが約64 (W) ×128 (H) ×10.1 (D) mm、重さ約131gなどとなっています。→http://www.kddi.com/corporate/news_release/2011/1214a/besshi.htmlを参照。

日本メーカ製のスマートフォンが少し巻き返しつつあるようです。

ニュースリリース（2011.12.14）のサイトは、

http://www.kddi.com/corporate/news_release/2011/1214a/です。