ソニーが、2015年3月13日に発売予定の小型のデジタルビデオカメラです。体や自転車などに取り付けて撮影するタイプです。動画の有効画素数は880万です。
「体感したリアリティをそのままに記録できる高精細・高音質な4Kアクションカム」というフレーズがつけられています。
4K(即ち、フルハイビジョンの4倍)の画質の撮影が可能とのことです。また、手ブレ補正や風の音を抑える機能も強化されているようです。小型ヘリに搭載しても動画をきれいに撮影できるとのことです。
その他、連続撮影時間は4K 30pで約50分、本体サイズは約24.4(幅)×51.7(高さ)×88.9(奥行き)mm、本体の重量は89g(注:バッテリー装着時は約114g)、などです。
オープン価格ですが、単体が5万1000円前後(税別)、モニター付きリモコンとのセットで6万500円前後(税別)と想定されています。
プレスリリース(2015.2.24)のサイトは、http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201502/15-0224/です。
カシオ計算機が、2015年3月20日に発売予定のコンパクト型デジタルカメラです。有効画素数は1610万、光学ズームは18倍です。
「撮った画像を自動的にスマートフォンに保存できる“エクシリム”」といったフレーズがつけられています。
スマートフォン(以下、スマホ)に専用アプリをインストールすると、無線通信(Bluetooth Smart)により約3m以内の距離でスマホとカメラとの連携(データやりとり)が可能となっています。即ち、撮影した写真をスマホの方へ送ったり、逆にスマホ側からカメラのデータを操作したりすることが可能なようです。
本体サイズは108.3×61.5×33.6mm(突起部除く奥行き28.0mm)、重さは約242g(電池および16GB SDHCメモリーカードを含む場合)となっています。
オープン価格ですが、4万円前後(税込み)と想定されています。
ニュースリリース(2015.2.20)のサイトは、http://www.casio.co.jp/release/2015/0205_EX-ZR1600/です。
マイクロソフトが2015年の後半に発売を予定している、現Windows8の次期バーションのOSです。Windows9は欠番です。
現地時間の1月21日(水)(日本時間の1月22日)、マイクロソフトの本拠地のあるレドモンド(ワシントン州)にて、Windows 10に関するイベントが開催され、その中で、「Windows 10: The Next Chapter」、“Windows 10 is the first step to an era of more personal computing.”という表題で新たな機能の紹介がされたようです。
以下のサイトにイベントの動画や新たな機能の紹介が出ています。
→http://news.microsoft.com/windows10story/
youtubeにアップされている、イベントのハイライトの動画は、以下です。
→https://www.youtube.com/watch?v=hQXE4_CB3ts#t=84
以下のような新たな機能が色々と発表されたようです。
●従来のブラウザInternet Explorerに代わって、新ブラウザ「Spartan(スパルタン)」が搭載されます。パソコンやスマホなど機器を問わず、Webサイトの機能を共通に利用できるようです。
●「コルタナ」と呼ばれるデジタルアシスタント機能が搭載されます。利用者の声を認識して、簡単な作業や検索を実行してくれるようです。学習機能も備えているようです。
●このOSの利用により、会議室や教室などでの利用が想定される、ホワイトボードのような巨大端末「Surface Hub」を動かせるようです。
●ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」を装着し、現実世界とバーチャルリアリティ(VR)をクロスさせるような新しいプロジェクト「Windows Holographic」も進行しているようです。
Windows10の画面は、Windows8の画面の反省から、使い慣れている「デスクトップ」の画面で全ての作業が完結できるようにされるようです。現状からの飛躍を感じさせる新たな操作や機能の改善が紹介されていますが、予定通りリリースされるか注目されるところです。
NTTがベンチャー企業のPFI(プリファードインフラストラクチャー)と共同開発したビッグデータ解析用ソフトウェアで、2011年10月に誰もが利用できるオープンソースとして公開されています。
ツイッターの「つぶやき」すべてを監視し分類・整理する機能があります。このソフトウェアには以下のような特徴があるようです。
(1)蓄積されたビッグデータをバッチ処理でなく逐次処理しながらリアルタイムに解析する点
(2)分散処理により高価なスーパーコンピュータを利用する必要がなくしかも機械学習できるようにしている点
ビッグデータ解析ソフトとして、オープンソースの「Hadoop(※)」が知られていますが、上記の特徴はHadoopとの違いになっているようです。
※ 大規模データの分散処理(注:無共有型)を支えるソフトウェアフレームワークで、Javaで記述されています。
NTTでは、2014年1月より、グループ会社のNTTソフトウェアを通じてJubatusの商用サポート体制を提供しているようです。ビッグデータ解析の応用事例を広げて行こうとしています。
関連サイトに、例えば、http://research.preferred.jp/2011/10/jubatus/があります。
「アクティブコア」社(注:2005年2月2日設立、ウェブサイト分析サービスなどを提供)が開発した、企業がマーケティング策を効率的に立案できる統合ソフトウェアです。
このソフトは、当社がこれまでに個別に提供してきた既存ソフト群の機能を統合し、かつ顧客を分類したり行動予測したりする高度な分析機能を追加することによって実現されています。企業の業務システムやウェブサイトの情報から高度な戦略立案ができるとのことです。
即ち、以下のような課題をデータに基づいて効率よく検討できるとのことです。
・どのような軸で顧客を分類すべきか
・この顧客群には何を推奨すべきか
・この顧客はどの程度見込みがあるか
など
なお、このソフトはその名のとおりクラウド型で提供され、料金は、初期費用が50万円~、月額費用が25万円~とのことです。
プレスリリース(2015.2.20)のサイトは、http://www.activecore.jp/news/20150220/です。
排ガスを一切出さない無公害車のことです。即ち、CO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)などの有害物質を含む排ガスを一切出さない車のことです。ZEVの代表的なものとして、EV(Electric Vehicle、 電気自動車)とFCV(Fuel Cell Vehicle、燃料電池車)が知られています。
EVはバッテリーに充電した電気の力でモーターを駆動させるタイプ、FCVは燃料電池(即ち、燃料に使う水素と空気中の酸素を化学反応させて発電する電池)から取り出した電気の力でモーターを駆動させるタイプです。FCVの場合、水素を充填する時間が短く(3分程度)航続距離もガソリン車並み(650km)といった特徴があります。
EVの代表例が日産の「リーフ」(2010年12月~)、FCVの代表例がトヨタの「ミライ」(2014年12月~)です。
ガソリン車で使用する(開発ノウハウの塊である)エンジンが不要であり単純な構造となることからベンチャー企業の参入が可能であり、業界の顔ぶれが変わってくる可能性があるとのことです。ZEVが普及すると自動車産業の構造も一変され、100年に一度の大変革が起こるかも知れません。
NTTドコモが2015年3月1日に開始予定の光回線を利用した固定通信サービスです。これにより、NTTドコモは、この3月1日から従来の携帯電話サービスと今回の固定通信サービスとをセットにした販売を開始するとのことです。
NTTドコモと同様にソフトバンクモバイルも2015年3月よりセット販売を開始予定とのことです。NTTドコモとソフトバンクモバイルにおける光回線による固定通信サービスは、NTT東西より光回線を借りることにより提供されるようです。
一方、KDDIは、ケーブルテレビ会社と連携して光回線による固定通信サービスを提供しており、セット販売では先行しているようです。
なお、携帯電話と光回線とのセット販売は、上記以外にも、U-NEXT(ユーネクスト)、NTTコミュニケーションズ、IIJ(インターネットイニシアティブ)などの格安スマホ提供事業者も提供に向け準備しつつあるようです。
料金設定などにより、顧客争奪戦が今後活発化しそうです。
カシオ計算機が開発し、2015年1月30日より、米アップルのアプリストア「アップストア」から有料(500円)で配信されている、スマホ向けの自動作曲アプリです。
作曲の知識がなくても思いついたフレーズを鼻歌や口笛などで2小節分(モチーフ)を吹き込むと、あとはアプリの方で即座に自動的に作曲してくれるようです。自分のオリジナル曲を簡単に創ることができるようです。鼻歌や口笛でなく、鍵盤や譜面からの直接入力も可能なようです。
実際、曲のジャンルとして”ポップス”、”ダンス系”、”ロック”、”ジャズ”、”ラテン”のいずれかを指定でき、さらに曲調として”楽しげな”、”バラード調”、”ノリの良い”のいずれかを指定できるため、色々な曲を作り出すことができるようです。
非常に人気が高く、アップストアの音楽ジャンル(有料配信)の部門で、配信開始の1月30日から6日間連続で配信数が1位だったようです。
作曲デモの動画(2015.1.29公開)のサイトとして、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=oXWHMPoE87g&t=4sがあります。
また、YouTubeなどの動画サイトで検索すると、作曲した曲にボーカロイド(歌声合成ソフト)で歌をつけたものもアップされたりしていて利用がひろがりつつあるようです。
スマホなどを使って、メッセージ、写真、動画を送ったり、無料で通話したりできるアプリです。スマホの普及により、いつでも、どこでもやり取りができるので、コミュニケーションの主役となりつつあるようです。
よく利用されている無料対話アプリとしては、以下のようなものが開発され、そのサービスがが利用されているようです。潜在力の高さから無料対話を基盤として様々なサービスが展開されつつあるようです。
・「ワッツアップ」:2009年5月よりサービス提供。月間利用者数が世界トップで7億人以上(2015年2月)。フェイスブックが買収済。
・「ウイーチャット」:2011年1月よりサービス開始。中国ネット大手のテンセントが運営。実店舗でも簡易決済もできるようになっている。
・「バイバー」:2010年12月にサービス開始。楽天が2014年に買収済み。バイバーのIDとネット通販のIDの統合化なども進行中。
・「LINE」:2011年6月よりサービス開始。親会社は韓国のネイバー。アプリは日本で開発している。広告収入、ゲーム課金、スタンプ販売を始め、決済や配達、タクシーの配車などとの連携も行われている。
・「カカオトーク」:2010年3月よりサービス開始。韓国のダウムカカオが運営。
無料対話アプリを基盤とする様々なサービスの提供に各社が凌ぎを削っており、今後の生活サービスの中核になっていくものと思われます。
独SAP社(注:統合基幹業務システムERP(※)大手)が、2015年2月に発表した、これまでの「SAP R/3」(注:1992年7月6日発表)に代わって23年ぶりに投入するERPソフトです。”エスエイピー・エスフォーハナ”と発音します。2015年の3月までにクラウドサービスとしての提供を始めるようです。但し、企業内への導入も可能なようです。
※ Enterprise Resource Planning
会計、生産・物流、販売などの業務処理と大量データに基づく分析処理とを共通の”インメモリー型データベース”(注:半導体メモリを利用するデータベースで高速の読み書きが可能)で実行することを前提として新たに開発し直されたようです。統合することによって、販売動向などの把握が”即座に”行え、次の戦略の立案や実行が容易となるようです。
従来のR/3から新版のS/4HANAへの移行がスムーズに進むかが注目されているようです。
S/4HANAの発表に関連するサイト(2015.2.4)は、https://www.publickey1.jp/blog/15/sapr3sap_s4hanahana.htmlです。