気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“EOS M(キャノン)”とは

2012-08-30 23:02:55 | Weblog
キャノンが9月中旬に発売予定のミラーレス一眼カメラです。

ディジタル一眼レフカメラと同等の高画質を保ちながら、小型・軽量化を達成させています。当社のディジタル一眼レフの普及機(X6i)と比較したとき、高画質を保持(同等の画像処理センサーを採用)しながらも、重さが約半分の298g、価格も2万円安く6万9800円となっています。

ミラーレスカメラの特徴は、ディジタル一眼レフからファインダーや反射鏡などの部品を取り除くことにより本体の小型・軽量化を図れる点にあります。

ディジタル一眼レフ市場ではキャノンとニコンが世界市場の半数以上を占め2強ですが、国内ミラーレスへのキャノンの参入は、パナソニック(2008年10月)、オリンパス(2009年7月)、ソニー(2010年6月)、ニコン(2011年10月)、富士フィルム(2012年2月)に続く最後発となっていて、2012年1~7月の国内市場はオリンパス(31.2%)、パナソニック(29.3%)、ニコン(16.7%)、ソニー(16.4%)などとなっています。

ミラーレス型一眼カメラ関連のブログは、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/7289b1910b04f6824a77ea669fde5cc4です。

ニュースリリース(2012.7.23)のサイトは、http://cweb.canon.jp/newsrelease/2012-07/pr-eos-m.htmlです。

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“クールピクス S800c(ニコン)”とは

2012-08-29 23:51:49 | Weblog
ニコンが9月下旬に発売予定のコンパクトディジタルカメラです。この時期にクールピクスSシリーズの3製品が発売予定で、そのうちの1製品です。有効画素数は約1600万、光学10倍ズームレンズを搭載しています。

コンパクトディジタルカメラですが、米グーグルのOS「Android 2.3.3」、および無線LAN機能(Wi-Fi対応)を搭載しています。スマートフォンを操作するようにインターネットへの接続や文字入力、米フェイスブックなどの交流サイト(SNS)の閲覧や投稿ができるようになっています。ただ、スマートフォンとは異なり、3GやLTEなどの携帯電話通信機能、即ち、電話機能は備えていません。

出荷時点でGoogle+、YouTube、Gmail、Googleマップなどのアプリがインストール済みです。その他のアプリはGoogle Playから入手して利用できるようになっています。

オープン価格ですが、店頭では4万8000円前後と想定されています。

この製品以外に、クールピクスとして史上最小・最軽量の「S01」、スリムで高倍率な「S6400」の2製品も同時期に発売予定です。

プレスリリース(2012.8.22)のサイトは、http://www.nikon.co.jp/news/2012/0822_coolpix-s_01.htmです。

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“電子ポートフォリオ”とは

2012-08-23 23:34:27 | Weblog
大学などで学生の履修内容や提出レポートなどの学習成果を学内のネットワークに記録・蓄積し、振り返りが可能なようにした仕組みを指しています。

記録し蓄積した内容は教職員、学生の双方にとって利用することができます。即ち、教職員が学生の指導に利用したり、学生が就職活動に利用したり、などです。

学力低下の防止、就職支援、教員のFD対策として導入している大学や導入を検討している大学が増えつつあるようです。



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“DSSS”とは

2012-08-22 23:58:19 | Weblog
Driving Safety Support Systemsの頭文字をとったもので、「安全運転支援システム」と呼ばれています。

その狙いはゆとりある運転環境を作り出すことにより交通事故を防止することにあります。

道路に設置された通信機と車載器とが情報をやり取りすることにより、出会い頭の衝突の危険性や信号の見落としなどをドライバーに警告するようなシステムです。

2011年7月には、東京都と神奈川県の一部で「路車間通信」という技術を利用したDSSSの運用が開始され全国展開のスタートが切られました。

即ち、道路側には車両情報を検知するセンサーが取り付けられ、そこから走行中の車載器に通行情報が伝えられ、一方、車載器側はこの情報と自車の走行状態とを照らし合わせることにより衝突の危険性などを判定しカーナビ画面経由でドライバーへ知らせるようになっています。

2013年にはITS国際会議が予定されており、そこでも披露されるようになっているようです。

関連サイトとして、例えば、http://www.vics.or.jp/service/dsss.htmlがあります。


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“ポストコンシューマーリサイクル”とは

2012-08-21 23:48:47 | 資源回収・リサイクル

市場に一度出荷され使用済みとなった製品を回収し、もう一度商品として再生させることを言います。

最近の例として、富士通では、使用済みのCDやDVDを回収して企業向けのノートパソコン「LIFEBOOK P772/E」の筐体にリサイクルするネットワークを構築したようです。

リサイクルの流れは、①使用済みCD・DVDの回収、②回収品の分別・破砕、③表面印刷の除去、④破砕片から得たポリカーボネートを用いて樹脂ペレットに、⑤このペレットを用いて外装部品を成型、⑥当該部品をノートパソコンに使用、のようになっています。この流れを、グループ会社、協力会社、関連会社などとの協同で行うネットワークとなっています。

プレスリリース(2012.8.17、富士通)のサイトは、

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2012/08/17-1.htmlです。


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“LuvBook Lシリーズ(マウスコンピューター)”とは

2012-08-18 23:37:42 | Weblog
マウスコンピューターが、2012年8月3日より、当社Webサイト、電話通販窓口、当社各ダイレクトショップで受注を開始した薄型軽量のノートパソコン(ウルトラブック)です。ちなみに、LuvBookはラブブックと発音します。

この機種の特徴は価格の安さにあります。最も安いモデル「LB-L400B」(60GBのSSD(キャッシュ用) /500GBのHDD搭載)で5万9850円です。他に、2モデル(「LB-L400S」、「LB-L400X」)あり、全部で3モデルが販売されています。

3モデル共通の仕様として、CPUがCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)、メモリが8GB、通信機能としてはIEEE 802.11n/g/b準拠の無線LANやBluetooth 4.0+LE、さらに有線LANポートも搭載、OSはWindows7 Home Premium 64ビットなどとなっています。

また、画面は14型、本体サイズが344×21×240mm、重さが約1.76kgで、バッテリー駆動時間は約5時間となっています。
   
BTOにも対応し用途に応じたカスタマイズが可能とのことです。

ニュースリリース(2012.8.3)のサイトは、http://www.mouse-jp.co.jp/company/news/2012/news_20120803_01.htmlです。

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“TK-FNS040シリーズ(エレコム)”とは

2012-08-16 23:31:38 | Weblog
エレコムが8月下旬に発売予定の、スマホを載せるだけですぐに使用できる無線キーボードです。

近距離無線通信の国際規格「NFC」に対応し(*)、キーボードはやわらかいシリコン製で2つに折りたためる構造となっています。
(*)非接触ICカードの国際規格「ISO/IEC 14443 (RFID) Type A」に基づいた技術であるMIFAREに対応

無料の専用アプリをスマホにダウンロードすることで利用可能なようです。現在利用可能なスマホはNFC対応のアンドロイドOS搭載のもののようですが、今後、拡大される予定になっているようです。

バッテリーが内蔵されていて約1年6ヶ月間使用可能とのことです。重さは約144gです。

価格は1万8690円となっています。

メーカの製品紹介サイトは、http://www2.elecom.co.jp/peripheral/full-keyboard/tk-fns040/index.aspです。

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“3Dプリンター”とは

2012-08-15 23:20:29 | Weblog
精緻な数値データに基づき立体的な構造物を樹脂で作り出すプリンターのことです。

これまではフィギュアなどの模型や試作品作りに利用されてきましたが、最近では部品の生産や先端医療の現場などへも利用されるようになってきているようです。

ナックイメージテクノロジー社(注:スローモーション撮影用カメラの世界大手)は、昨年、カメラの部品の生産用として3Dプリンターを導入したとのことです。理由は、完成度が高く開発期間も短縮できるためとのことです。

価格としては100万円程度~数千万円程度と幅があるようですが、最近、100万円台の低価格で机上における程度の小型機がメーカ各社から提供されているため、3Dプリンターの利用が急速に広がっているとのことです。

主要なメーカとしては、米3Dシステムズ社(インクジェット方式)、同じくストラタシス社(積層方式)、イスラエルのオブジェット社(インクジェット方式)などが知られています。なお、()内は造形方式です。

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“NP-L51WJD(NECディスプレイソリューションズ)”とは

2012-08-10 23:34:39 | Weblog
NECディスプレイソリューションズが8月20日に発売予定の、スマートフォンなどと簡単に接続できるプロジェクタです。「NP-L50WJD」(2011年9月発売)の後継モデルです。

新たに無線LANによる接続が可能になっています。即ち、付属の無線LANユニットをUSB端子に接続することで無線でスマートフォン、タブレットPCなどからの画像伝送やコントロールが可能となっています。

光源にはLEDが採用され、輝度は500ルーメン、LEDの寿命は20000時間で1日5時間使用しても10年以上の耐久性が実現されています。ランプ交換が不要とのことです。

本体に1GBのメモリーが内蔵され、パソコンがなくても静止画、音楽、動画再生が可能とのことです。また、Microsoft OfficeのPowerPoint、Word、Excelや、Adobe PDFを直接閲覧できるオフィスリーダーも搭載されているようです。

本体サイズは226(幅)×43(高さ)×175(奥行)mm、重量は1.2kgとなっています。

オープン価格ですが、店頭では6万5000円前後と想定されています。

プレスリリース(2012.7.26)のサイトは、http://www.nec-display.com/jp/press/2012/0726.htmlです。

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“ZMOT(ジーモット)”とは

2012-08-08 23:39:39 | Weblog
Zero Moment of Truthの頭文字を取ったもので、ジーモットと呼ばれます。

米グーグルが提唱するマーケティングの考え方で、消費者の購買意思決定の瞬間(即ち、Moment of Truth)が店頭ではなく、そこへ行く前のネット上で実質的に行われていることを示したものです。

例えば、検索エンジンで情報収集したり、家族や友人と商品に関する会話をしたり、価格.comなどの商品比較サイトを利用したり、メーカサイトを利用したりなどにより、意思決定が行われるということです。

対比される概念にFMOT(First Moment of Truth、エフモット)というものがあります。米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が以前提唱したもので、消費者の日用品の購買意思決定の瞬間が店頭の棚の前にいる数秒間であることを示しています。P&Gはこのことを突き止めることで売上拡大に成功したようです。

消費者がブランドを評価して購入するステップが、インターネットの進展により、従来の「刺激」(認知、興味関心)→「購入」(FMOT)→「体験」(ExperienceあるいはSMOT:Second MOT、購入商品評価)に対して、「刺激」→『ZMOT』→「購入」→「体験」のようにZMOTのプロセスが挿入されるようになったことを示しています。





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