気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“チーム集配(ヤマト運輸)”とは

2016-06-29 23:28:28 | 物流・ロジスティクス・関連企業

ネット通販の進展による宅配便荷物の増加に対する配送効率化の一環として、ヤマト運輸が都市部を中心に展開しつつある配送方法です。

即ち、集配車のドライバーがひとりで一定のエリアの集配を担当する従来のやり方と異なり、ドライバーと他のパート社員などが2~4名でチームを組み手分けして集配を行う方式です。

マンションなどの集合住宅では、ひとりが在宅確認をし、他の人が在宅している届け先にまとめて配達するといった分担が行われています。また、戸建ての場合でも、複数のメンバで届け先を分担して配達するといった具合です。チームの複数のメンバーがどのように作業を分担するかはチームの裁量に任されているようです。

集配ドライバーひとりですべてをこなす配送方式に比較し効率アップにつながっているようです。また、比較的在宅率の高い午前中に集中して配達することにより不在配達の発生を抑止する効果もあるようです。

また、作業の集中する時間帯が子育て中の女性が対応しやすい時間帯と一致していることから、そのような女性がチーム集配を引っ張っているようです。


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“Bluetooth 5(Bluetooth SIG)”とは

2016-06-28 23:11:41 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

Bluetooth SIG(Bluetooth Special Interest Group、現在、3万社がメンバー企業として登録されている業界団体、本部はワシントン州)が6月16日に発表した、IoT(Internet of Things)に適した近距離無線通信規格です。

既存のBLE(Bluetooth Low Energy)と同等の消費電力でもって、通信範囲が4倍、そして通信速度が2倍にそれぞれ引き上げられているようです。IoT機器を広範囲に設置しそこからのデータを短時間に収集できるようになるようです。物流倉庫での在庫管理、大型ショッピングセンターや駅構内でのナビゲーションなどへの応用が期待されているようです。

また、データ配信の容量も8倍に拡大されているとのことです。従って、ビーコン端末に適用すると、センサーで集めた豊富な情報を収集することが容易になるようです。

この規格に準拠した製品は2016年末から17年初頭にかけて提供が始まりそうです。

プレスリリース(2016.6.16)の英語版サイトは、https://www.bluetooth.com/news/pressreleases/2016/06/16/-bluetooth5-quadruples-rangedoubles-speedincreases-data-broadcasting-capacity-by-800?sc_lang=enです。


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“プレイステーションVR(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)”とは

2016-06-25 23:34:27 | ウェアラブル・関連ソフト

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(2016.4.1設立)が、日本国内で2016年10月13日(木)に発売予定のバーチャルリアリティ(VR)システムで、このシステムにより「プレイステーション 4」(PS4)の魅力を高めゲーム体験をより豊かにできるとのことです。PSVRとも略称されます。

即ち、ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)をかぶりPS4と接続して楽しむようです。HMDにはジャイロセンサー(頭の傾きや姿勢を検出)や加速度センサー(動きの速度を検出)が装備され、さらにLEDも取り付けられていてそこからの光を前方のカメラ(セット販売あり)でとらえて前後左右に動く頭の位置を検出する(注:この技術を「ポジショントラッキング」と呼ぶようです)ようになっているようです。こうして検出された情報に基づいて映像を動かすことにより、あたかも現実に自分がその場所にいるような感覚を作り出せるようです。

2016年6月18日(土)よりソニーストアや一部の販売店、ECサイトなどで予約受付を開始したようです。希望小売価格が4万4980円(税別)となっています。

まったく新しい感覚を体験できる場として、2016年6月16日(木)より、東京・名古屋・大阪・福岡のソニーストアにPSVRの体験コーナーを利用できるようになっているようです。また、一部販売店でも順次、体験会を実施していくようです。詳細は、

ニュースリリース(2016.6.14)のサイトは、http://www.jp.playstation.com/info/release/nr-20160614-psvr.htmlです。

PS VRの公式サイトは、http://www.jp.playstation.com/psvr/です。


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“アンリミテッドハンド(H2L)”とは

2016-06-24 23:25:32 | IT環境・利用スタイル

東大発のベンチャーであるH2L(本社: 東京都千代田区、代表取締役: 岩崎健一郎、http://h2l.jp/)が開発した、触覚型のVR(仮想現実)ゲームコントローラーです。

開発にあたっては、米クラウドファンディングサイトKickstarter(http://kickstarter.com)を利用したようです。下記サイトです。

https://www.kickstarter.com/projects/1551369150/unlimitedhand-touch-and-feel-the-game-world

このコントローラーは、腕に巻いたパッドから電流を流して筋肉に刺激を与えることにより触覚を作り出すようです。指先に何かが触れたような刺激を作り出せるようです。銃を撃った時の反動なども体験できるようです。

今年の5月からVR開発者向けに販売を開始しているようです。3万5000円(税込)です。

http://unlimitedhand.com/ja/pre/


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“カードボード(グーグル)”とは

2016-06-23 23:56:42 | ウェアラブル・関連ソフト

グーグルが、2014年6月25日に無償公開した、カードボード(厚紙)を使って自作することが可能なOculus Riftに似たVR(仮想現実)ゴーグルです。

厚紙を用意し、それを専用サイトからダウンロードした図面に合わせて切り取り、指示通りに折り曲げれば完成とのことです。なお、楽しむためには接眼レンズが必要で、それはAmazonの販売サイトで購入するようです(28ドル)。

組み立てが終わったカードボードに、Androidのスマートフォンをディスプレイ代わりに挿し込めば、VRゴーグルの出来上がりとのことです。

Googleが用意しているアプリをスマホにインストールすることにより、手軽にOculus Riftと同じような体験をすることができるようです。

カードボードの関連サイトは、https://developers.google.com/vr/です。


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“デモグラフィックデータ”とは

2016-06-17 23:48:09 | マーケティング・消費者行動

デモグラフィック(demographic)とは「人口統計学の」という意味です。即ち、デモグラフィックデータは、性別、年齢、住んでいる地域、所得、職業、学歴、家族構成などその人が持つ社会経済的なデータを指しています。

インターネット広告を出す場合、単にネットユーザ全員を対象とするのでなく、広告商品との関連性で絞り込んで(ターゲティングして)出す場合が増えつつあります。

考えられる種類としては、①時間帯を絞って出す、②エリアを絞って出す、③興味・関心を持っていそうなユーザに絞って出す、などが知られていますが、この他に④デモグラフィックデータに基づいて絞って出す手法が採用されつつあります。

デモグラフィックデータはダイレクトメール型広告のターゲティングなどに利用されています。


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“エクスパンド広告”とは

2016-06-16 23:32:36 | マーケティング・消費者行動

ネット広告のうち、Webサイトの掲載枠に表示されるディスプレイ広告の一種です。

ディスプレイ広告には、①ネット広告の元祖であるバナー広告、②動きのあるリッチメディア広告、③文字形式のテキスト広告、が含まれますが、エクスパンド広告は②リッチメディア広告に位置付けられます。

具体的には、閲覧者がマウスのカーソルをバナー広告のところに持っていったりそれをクリックした時に、飛び出して画面に広がって表示されるタイプの広告です。画像やアニメ、コマーシャルの動画などが大きく表示されます。動画をそのまま全画面表示させるといった仕掛けも可能です。このため、広告を目にしたユーザーに与える効果は大きくなります。

 このような広告の配信は、Webサーバーから分離して運用されている、広告専用の「アドサーバー」によって行われています。

 


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“運用型広告”とは

2016-06-07 23:24:26 | マーケティング・消費者行動

広告掲載枠を、掲載先の媒体、単価、数量(期間やクリック数)などを決めて固定的に買い取り、そこへ固定的に配信する静的タイプの広告配信ではなく、掲載先のサイトや入札単価などを調整しながら出稿の仕方を最適化していくような動的タイプの広告配信の仕方です。

リアルタイム入札型の広告配信サービス(RTB)などを利用し、短期間に様々な掲載先や単価などを試し、効果や反応を見ながら最適化させていきます。

掲載枠を事前に買い付けて固定的に配信する方式よりも費用対効果を高められる可能性がありますが、逆に、掲載期間中は効果の測定や見直しを常に行う必要が生じ、そのための人員や予算の確保が必要になり得ます。


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“グーグルアドセンス(Google AdSense)”とは

2016-06-03 23:37:36 | マーケティング・消費者行動

米グーグルがWebサイト運営者(媒体社)に提供しているサービスで、Webサイトのコンテンツに最も関係の深いネット広告(コンテンツ連動型広告)を自動的に配信し、サイト運営者に広告収入を支払うサービスです。

このサービスを利用したいサイト運営者は、グーグルから提供されるJavaScriptをWebページに埋め込むことにより、当該ページにGoogleから配信されるサイト内容に最も関連の深い広告を掲載することができます。

サイト閲覧者の興味と広告内容とが関連しているため、クリックされる確率が高くなります。広告のクリック回数に応じてグーグルからサイト運営者に広告料が支払われるようです。

グーグル側では、当社の検索エンジンに使われている技術を応用してWebサイトを解析し、その結果をもとに登録されている広告から適切なものを選び出すようになっているようです。

 


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