国内で、自動車(トラック)、鉄道、内航船舶、航空といった輸送手段によって運ばれる(た)貨物量のことで、国(国土交通省)は、月ごと、年度ごとの調査・集計結果を、「交通関係統計資料」として、サイト上に公開しています(※1)。当該期間に輸送された延べ貨物量を、重量のみの1次元ベース(単位:トン)で示したり、重量×距離の2次元ベース(単位:トン・キロメートル)で示したり(注:前者を「輸送トン数」、「輸送量」などと、後者を「輸送トンキロ」、「輸送活動量」など、と呼んで区別しているようです)、しています。
※1 公開サイト(国土交通省)は、https://www.mlit.go.jp/k-toukei/saishintoukeihyou.htmlです。
国内貨物輸送量については、雑誌や書籍、Web上などで、色々な形のグラフや表に整理され、紹介されています。例えば、「令和4年(2022年)版交通政策白書(※2)」の第Ⅰ部第2章第1節には、各輸送機関の輸送量(注:トンベース)を積み上げ棒グラフにより1985~2020年度の推移として示したり、同じく各輸送機関の輸送量の分担率(シェア、%)(注:トンベース、およびトン・キロメートルベース)を1985~2020年度の推移として示したりしています。
※2 公開サイト(国土交通省)は、https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transport_fr_000129.htmlです。
下の表1は、輸送手段別の輸送トンキロ、輸送トン数の実測値を、4つの年度をピックアップして示したもので、表2は、輸送手段別の分布率を、同様の項目、年度について示したものです。特に、分布率でみた時、自動車(トラック)においては、輸送トンキロが55%前後に対して、輸送トン数では90%強となっており、輸送距離を含めた統計では、低めのシェアになっていると言えるようです。