気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"iPhoneX(アップル)"とは

2017-11-11 23:29:18 | スマホ・モバイル機器

アップルが開発し、11月3日、NTTドコモの3キャリアなどで発売された、アップルで最上位製品のスマートフォンです。言わずもがなですが、Xは「エックス」ではなく「テン」です。

9月に発売されたiPhone8プラスと比較し、画面サイズは拡大し(5.5型から5.8型へ)、反面、本体サイズは少しコンパクト化された(158.4 ×78.1×7.5 mmから143.6×70.9×7.7 mmへ)ようです。画面はほぼ全面が有機ELディスプレイになっているとのことです。

また、ホームボタンがなくなり、それを使って行っていた指紋認証機能に代わり、カメラやセンサーを使って行う「顔認証」機能が導入されたとのことです。ユーザの顔に赤外線をあて立体的に把握して登録するようになっており、外見の変化にも対応できるよう、使用されるたびに機械学習するとのことです。

ストレージ容量は64GBと256GBの2種、カメラの画素数は背面が1200万×2、前面が700万です。

価格は、税抜き11万2800円~とのことです。

NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIのプレスリリース(2017.10.25)のサイトは、

https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/10/25_00.html

https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20171025_02/

http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/10/25/2759.html

です。


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"アームキーパッド ライト(NEC)"とは

2017-11-10 23:31:11 | 倉庫・保管業務・サービス

NECが開発した、AR(拡張現実)を活用したピッキング支援システムです。倉庫や薬局向けの用途が想定されています。

スマートグラス(眼鏡型端末)とスマートウォッチ(腕時計型端末)とを身につけてピッキングを行います。スマートウォッチで腕を振ることにより、スマートグラスの画面を操作するようになっているようです。両者の通信には近距離無線通信規格のBluetoothが利用されています。視線を動かす必要がないので作業に集中でき、ミスの減少、効率向上につながるとのことです。

例えば、薬局で薬剤師が処方箋により薬品をピッキングする場合、まず、処方箋に印刷されたバーコードをスマートグラスで読み取ります。当該薬品の保管された棚の前に立つと、その薬品の入ったシール(注:薬品の種類や位置を記録している)を自動で検知し、ARが矢印でそれを指し示すようです。スマートウォッチには加速度センサーが内蔵されていて腕の動きを検出できるので、正しい薬品を取るとスマートウォッチの画面上で取得品を確認し、タッチセンサーに触れて取り出したことを登録できる、といった具合です。

スマホ・タブレットとスマートグラスの連携によるAR活用は多く見られるようですが、スマートウォッチとスマートグラスとを連携させる事例は珍しいようです。

なお、「アームキーパッド(ARmKeypad)」とは、NECが開発済みの、腕の上にARによる仮想キーボードを表示する技術です。下記サイトです。

http://jpn.nec.com/armkeypad/pdf/ARmKeypad_leaflet-V1.4.6.pdf


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"CarriRo Delivery(ZMP)"とは

2017-11-03 23:27:55 | 自動化・自動運転・自動走行など
ロボット開発ベンチャーであるZMPが、2017年5月に発表した、消費者の元へ自ら走行する宅配ロボットです。

「日本初、歩道を自動走行する宅配ロボット」「歩道の自動走行を目指す宅配ロボット」といったフレーズがつけられています。

ZMPは、物流現場の人手不足問題解消に貢献することを狙いに、2014年に物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の開発に着手し、2016年より出荷を開始していますが、今回のCarriRo Deliveryは、宅配や食品配送業界の配達員不足という課題解消および買い物弱者と呼ばれる人々の買い物支援を狙っているとのことです。

CarriRo Deliveryは、宅配ボックスを搭載し、レーザセンサとカメラで周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自動走行するようです。また、遠隔監視を行うとともに必要に応じて遠隔操作も可能にするとのことです。

サイズは1330(全長)x750(幅)x1090mm(高さ)、重さは90kg、積載重量は100kgなどとなっています。

2017年8月~、実証実験の第1弾として「銀のさら」を展開するライドオン・エクスプレスと寿司のデリバリーサービスを行っているようです。また、10月~、森ビルと共同で実証実験をしているようです。

プレスリリース(2107.5.18、同7.13、同10.6)のサイトは、http://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20170518-1?lang=jp、http://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20170713、およびhttp://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20171006?lang=jpです。


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"BoID(スマートキャンプ)"とは

2017-11-01 23:36:38 | セキュリティ技術・サービス・脅威

新興企業の「スマートキャンプ」(注:2014年6月4日設立)が2017年11月下旬に提供開始予定のクラウドサービス向けのシングルサインオンのサービスで、それを活用すると企業の従業員は種々のクラウドサービスをひとつのID・パスワードで利用することできます。「ボイド」と読みます。

企業の従業員が社内で利用している種々のソフトウェアのID・パスワードを取りまとめて一つにするようなサービスはこれまでに存在していたようですが、クラウドサービスのID・パスワードに限ったサービスはBoIDが最初のようです。

このサービスの実現において必要となるデータの記録部分には、仮想通貨で採用されている「ブロックチェーン」が使用されています。データは複数のコンピュータに分散して記録されるため、その改ざんが難しい上、たとえ改ざんがあっても履歴をたどることで原因を突き止めやすいとのことです。

また、このサービスには、各クラウドサービスの利用状況を「アクティブ率」として提供する機能も付けれれており、この数値に基づきクラウドサービスの入れ替えを検討したりできるようです。

スマートキャンプでは、1年間は(試行期間ということで)無料で提供し、その後、利用が定着したところで有料機能を追加する方向で考えているようです。

プレスリリース(2017.10.13)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000012765.htmlです。


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