気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“ウォルト(Wolt)”とは

2020-10-24 23:01:16 | 宅配便・輸配送(管理)サービス

フィンランド発の、飲食店の宅配代行サービスです。ウーバー・テクノロジーズの「ウーバーイーツ」にも似たサービスです。

このサービスを提供している企業(ウォルトエンタープライズ)は2014年にフィンランド・ヘルシンキで創業し、現在、欧州を中心に20カ国以上で事業を展開しているようです。この企業は、ユーザーがアプリを通して飲食店の食事を注文できるプラットフォームを提供しているようです。

2019年10月に日本法人(ウォルトジャパン)を立ち上げ、2020年3月に広島市(の一部)において東アジアで初のサービスを提供開始し、6月には札幌市(の一部)において、また7月には仙台市(の一部)において、さらに10月22日には、東京(の一部:渋谷区、港区、新宿区、目黒区、世田谷区、品川区)において提供開始しています。今後も提供地域を広げていくことを考えているようです。

利用者はスマホのアプリで登録済み飲食店の料理を選んで注文します。配達員は店から料理を受け取り、自転車などで指定の場所に届けます。注文から配達までの所要時間は平均30分とのことです。

メニューとして、お好み焼き、スープカレー、牛タンなど地元で愛される名店が多くなっている点が特徴となっているようです。

東京での提供開始のプレスリリース(2020.10.16)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000051508.htmlです。 


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“無人宅配ロボの公道実験(日本郵便)”とは

2020-10-23 23:21:20 | ロボット

日本郵便が、10月7日に公開した無人宅配ロボットの公道実験です。2017年度より配送ロボットの実証実験を行っていたようですが、今回、初めて公道での実験を行ったようです。これは国内初とのことです。

公道として靖国神社付近の約700mの歩道が利用されたようです。宅配ロボは、ここを徒歩と同じ程度のスピードで約20分間走行したようです。赤信号も自動で認識でき停止したようです。

このロボットは、高さが約1メートル、中に最大30kgの荷物を載せられ、最高速度が6km/h。事前に登録された目的地に向かって地図データをもとに自律走行するとのことです。ZMP社の無人宅配ロボ「デリロ」を利用したようです。

日本郵便は3年以内の実用化を目指す予定とのことです。現状、法律面でこのようなロボットの公道走行は認められていませんが、政府はこのようなロボットの活用に向けた制度設計を加速させる方針を示しています。

実証実験模様の動画のサイトは、例えば、以下などです。

https://www.youtube.com/watch?v=_-KZra7A4KU(Kyodonews)

https://www.youtube.com/watch?v=foEeZN0vUSA(LOGIBIZ-online)

https://www.youtube.com/watch?v=5DBOvwWyTng(FNNプライムオンライン)

https://www.youtube.com/watch?v=1OV634VDmc4(テレ東NEWS)

ZMP社のプレスリリース(2020.9.17)記事の内容は、https://fo-pro.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/files/5f62cd9beba17d0042f333ba/Pressrelease-20200917-vIy0choye4.pdfです。

ZMP社の宅配ロボット・デリバリーロボット”DeliRo(デリロ)”のサイトは、https://www.zmp.co.jp/products/lrb/deliroです。


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“楽天の5Gサービス”とは

2020-10-16 23:32:35 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

楽天が(新型コロナの影響で当初予定の6月から3ヶ月延期し)9月30日(水)に首都圏などの一部で開始した、次世代無線通信規格5Gの通信サービスです。

特徴は、データ利用量上限なしで月額で2980円(税抜)という、大手3社の半額以下となる料金プランです。この月額は、現行の4Gと同一のようで基地局建設費用を削減するなどによりそれを可能にしているようです。

ちなみに、大手3社の5Gの概略料金プラン、即ち、1)税抜月額、2)データ利用量上限、3)4Gの月額との差分は以下のようです。

NTTドコモ:1)7650円、2)原則100GB、3)500円増

KDDI(au):1)8650円、2)なし、3)1000円増

ソフトバンク:1)8480円、2)50GB(注:一部動画など上限なし)、3)1000円増

大手と比較しての課題として、5Gが利用できるエリアが首都圏などの一部と限定的な点、通信品質の安定性において懸念される点があるようです。

いずれにしても、楽天の5Gサービスの料金プランは、携帯電話料金の値下げに意欲を見せている政府の動きへも一石を投じた形になっており、大手3社へのその圧力が今後増しそうです。 

5Gの料金プラン発表の動画(YouTube、2020.9.29配信)は、https://www.youtube.com/watch?v=PlLUK102ps8&feature=emb_logoです。


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